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【SONY α7Ⅳ】マイクロフォーサーズからフルサイズの買い替えで感じること

ブログを本格的に始めることはや1年半。ありがたいことにブログ開始当初にくらべてたくさんの人に見てもらえるようになった。

そんなブログ運営で欠かせない道具のひとつがカメラだ。僕はOLYMPUS(現在OM SYSTEM)のE-M10 MarkⅢっていうカメラを使ってきたんだけど、いよいよカメラを新調することにした。

今回はその経緯と新しいカメラα7 Ⅳについて軽く紹介していこうと思う。

ブログ写真をスマホで撮影しない理由

今やスマホカメラも超高性能になってるし、ブログ写真なんてスマホで充分という意見も見かける。

僕もあらゆるハイエンド機種に触れてきたからそれはよく分かるし、あの手軽さであの美しさを実現してるのはたしかにすごい。

ただ、こと物撮りにおいてはスマホ弱いなって感じることも少なくないんだ。

スマホは物撮りに向いてない

というのも、スマホで綺麗な写真が撮れるのはだいたいメインカメラになるんだけど、メインカメラには画角のちょっと広いレンズが付いていて、像が歪みやすいという欠点があるんだ。

iPhone14Pro カメラユニット

GoProの映像とかがわかりやすくて、画面端にいくほど被写体が湾曲する。

それに室内みたいな暗所寄りのところで画質を維持するにはかなりの光量が必要だし、ディティールの再現も難しい。

ガジェット等々のありのままを伝えるには意外と不便というわけだ。

一眼カメラなら撮影と編集がちょっと楽

スマホだと理想の物撮りがなかなか難しくて、結局は一眼カメラを使うしかないって感じ。

それに一眼カメラは編集でどうとでもなるっていう安心感があるから、撮影作業の進みがめちゃくちゃいいんだ。構図と露出がそれなりに整ってればあとは適当に撮ってもOK。

とりあえず写真を撮ってから記事を書いてる僕にとって一眼カメラの作業効率はもう欠かせない。

写真はブログの大黒柱

あと、最近は活字の読めない人が急増してるみたいで、その傾向の象徴といえばYoutube。

内容をイメージしやすい動画っていうコンテンツが好まれるようになってきて、文字主体の媒体は敬遠されつつある。特に文字しかないブログなんかは最悪で即ブラウザバック。

つまり、立ち寄ってくれる人を増やすためにもブログ写真は大事だし、なるべくクオリティも高いほうがいい。と僕は思っている。

OLYMPUS E-M10 MarkⅢは暗所加工がキツイ

そんな理由でE-M10 MarkⅢを5年間使い続けてきた。

ただ、このカメラはフォーサーズっていう一眼カメラのなかでも一番小さいセンサーを搭載してるのがネック。取り込める情報量が少ないから、撮影後に加工するのがちょっと難しかったんだ。

特にシャドウノイズが目立ちやすく、暗所性能はフルサイズ機と比べてかなり弱い。

これがフルサイズ機だったらなあと軽いコンプレックスを抱えていて、もう新調するときはケチケチせずにフルサイズにしようと思い切ったというわけだ。

新しいカメラはSONY α7Ⅳ

ということで冒頭でも名前は出したけど、購入したのはSONYのα7 Ⅳっていうフルサイズカメラ。

本体価格は30万円、レンズ込みだと40万円もして今更ながら金額にちょっと引いてる。

そのかわり性能は言わずもがな超一流。ブログ写真を撮るだけならちょっと持て余してる気もするし、少なくとも一般人には無用の長物といってもいいぐらいハイスペックなカメラなんだ。

α7Ⅳのメリット

α7 Ⅳは2年前に発売されたカメラだし、色んなところでレビューされるから詳細には紹介しない。

本記事では、E-M10 MarkⅢからα7Ⅳに乗り換えたことで感じたメリット・デメリットを語っていく。まずメリットが下記の4つ。

  • 高解像度でクロップに強い
  • 多機能なインターフェース
  • レンズの選択肢が豊富

高解像度でクロップに強い

α7 Ⅳの有効画素数はE-M10 MarkⅢの約2倍。フルサイズ機らしくまずはスペックで圧倒する。

高画素になることで写りはもちろん繊細になるし、画質の劣化を感じさせることなくAPS-Cクロップやトリミングを使うことができるんだ。

APS-Cクロップとは、焦点距離をさらに1.5倍する機能。

しかも一般的には高画素になるほどノイズの影響を受けやすくなるんだけど、新開発センサーと最新画像処理エンジンのおかげで、ノイズ耐性はそのまま高画素化することに成功した。

豊富なボタンや充実したインターフェース

次に、利便性を左右するボタン周りやインターフェースについて。

α7 Ⅳは大型ボディをこれでもかってぐらい活かしていて、ボタンとかダイヤルが超豊富。

機能を割り当てられるカスタムボタンがあちこちに配置されてたり、

グリップ部分にもダイヤルがあって、上部と背面を合わせて4つのダイヤルが備わっている。

おかげでISO感度、絞り、シャッタースピードすべての調整がこれだけで完結してしまう。E-M10 MarkⅢはセレクトメニューでどれかを弄らないといけなかったからすごく助かる。

それだけじゃない。α7 Ⅳは撮影モードだけじゃなく、静止画・動画・S&Qごとに露出設定を保持できちゃうんだ。

ちなみにモニターはバリアングル仕様で自撮りも簡単。

インターフェースも充実していて、HDMI、マイク、イヤホン、Type-C、microUSB端子が勢ぞろい。

SDカードはデュアル仕様で、いつか起こるかもしれない記録漏れもカバーしてくれる。

至れり尽くせりの仕様とはまさにこのこと。

レンズの選択肢が豊富

これはα7 ⅣというかSONYのカメラを選んだ理由でもあるんだけど、SONYのEマウント対応レンズはサードパーティ製のラインナップがかなり豊富になってきてるんだ。

かくいく僕もTAMRON 28-75mmっていうド定番ズームレンズを装着中。

万能すぎてこれ一本でいいかと思ってるけど、撮影環境とかが変わったときのためにレンズの選択肢はなるべく多いほうがいい。

α7Ⅳのデメリット

ただし、フルサイズしか勝たんっていうわけもなくて、乗り換えて感じたデメリットもちゃんとある。具体的には下記の3つ。

フルサイズはデカいし重い

そんなの当たり前だろって話ではあるんだけど、フルサイズになるとセンサーが大型化するのと一緒にボディもめちゃくちゃデカくなる。

α7 ⅣとE-M10 MarkⅢのサイズ感を比較するとこんな感じ。

重量もE-M10 MarkⅢが約840グラムで、α7 Ⅳが約1,200グラムだから激増した。

今までは片手でもなんとか扱えていたけど、α7 Ⅳは絶対無理。すぐ手首とお別れすることができる。明確に撮りたいものがないとフルサイズ機は持ち歩かないし、あっとしても結構しんどい。

接写がちょっと苦手

撮影面でちょっと不便に感じたのは、想像以上に接写ができないってところ。

TAMRON 28-75mmはそこそこ寄れるレンズって評価を聞いていて、調べてみてもズームレンズのなかではたしかに接写できるほうだった。でも、結局それはフルサイズ機の話。

フォーサーズ機なら同じぐらいの画角でもさらに接写できてたはず。今はAPS-Cクロップの拡大撮影でなんとかしてるけど、マクロレンズか望遠レンズの購入も視野に入れないといけない。

何でもかんでも金がかかる

とはいえ、追加レンズなんてそうホイホイ買っていい価格じゃなくて、少なくとも10万円後は予算確保しておかないといけない。

それだけ払っても買えるのはエントリークラス。フォーサーズ機ならPRO仕様のレンズが買えるのに。

しかもレンズだけじゃなくて、バッテリーとか諸々の周辺機器すべてが高い。圧倒的な性能を持ってるけど、お財布にも圧倒的に厳しいのがフルサイズ機だった。

カメラを趣味にするのは意外と負担がない

カメラに40万とかヤバ過ぎ。っていうのはたぶん常識的な反応で、僕もちょっと前まではそうだった。

ただ最近は考えを改めていて、イニシャルコストはたしかに引くほど高いんだけど、売却まで考えるとじつはそんなに負担がなかったりするん。

というのも、僕が使ってきたE-M10 MarkⅢ一式のメルカリ相場は合計14万円ぐらいで、新品で買ってからあんまり価値が下がってないんだ。5年も使い続けてきたのに。

もちろんボディやレンズは綺麗な状態を維持しないといけないんだけど、たった数万円で一眼カメラが5年間使えたって考えれば意外とカメラはいい趣味なのかもしれない。

α7Ⅳは間違えようのないカメラ

という感じで、圧倒的な画質と使いやすさがデメリットをはるかに凌駕してくれたから、なんの憂いもなくα7 Ⅳに乗り換えることができた。

今までフォーサーズ機を使ってきたからこそフルサイズ一眼ならではの解像感とかノイズ耐性、ダイナミックレンジの広さにちょっと感動するレベル。

ただ、いきなりフルサイズっていうのは価格的にも敷居が高いし初心者にはおすすめしづらいところ。まずはフォーサーズ機かAPS-Cに触れてみてからのほうがいいと思う。

もしそれでもフルサイズ機が欲しいっていうなら、α7 Ⅳが数あるミラーレス一眼のなかでも一番バランスの取れたボディだから選んでもまず後輩しないはず。安心して選んでくれればOK。

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