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【Soundcore Liberty 4レビュー】機能全盛り。あえて選ぶ必要はなし

レビュー評価:(3.5)

これが完全独立型イヤホンのひとつの新たな挑戦。

この記事のまとめ

本記事では、「Soundcore Liberty 4」について徹底レビューします。

ANC、アンビエント機能、マルチポイント、それに加えてヘルスモニタリングという新機能も搭載してきたLibertyシリーズの新作が登場。

ただ、2022年は競合相手が強くて、このイヤホンを今から選ぶ必要があまりない。そんな印象。

今年に入ってからもAnkerの完全独立型イヤホンを色々と購入してきたんだけど、Soundcore Libertyシリーズが久しぶりに更新ということでレビューします。

今回もあらゆる付加価値すべてを盛り込み、それに加え新機能ヘルスモニタリングを追加。

新たな武器を携えたSoundcore Liberty 4に買い換える価値があるのか、どんな人が買うべきイヤホンなのかを解説していきます。

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メリットデメリット
  • ピンチ操作に変更
  • 3Dオーディオ対応
  • マルチポイント対応
  • ヘルスモニタリング機能追加
  • LDAC対応
  • バッテリー持ちは普通
  • スライド操作に非対応
  • ANC/外音取り込みは普通

Soundcore Liberty 4の特徴

今回紹介するSoundcore Liberty 4の特徴は下記。

  • ANC(アクティブノイズキャンセリング)対応
  • アンビエント(外音取り込み)機能対応
  • 空間オーディオ機能対応
  • マルチポイント対応
  • ヘルスモニタリング機能搭載
  • 税込14,990円

冒頭でも説明しましたが、すべての付加価値を搭載した機能モリモリのワイヤレスイヤホンが本機。

持てる技術の粋を集めていてデザインから機能性までの完成度が超高い。

価格もさすがのAnker設定で、あくまでもターゲット層はコスパ重視の人という印象。もちろん18ヶ月間の製品保証も付いてきます。

Soundcore Liberty 4の外観

Soundcore Liberty 4の外観はこちら。

カラーバリエーションは黒と白の2色展開で、クラウドホワイトを今回は購入。

フラグシップ機らしくパッケージも拘りにも感じます。

イヤホン本体はAirPods Pro2と同じスティック型。装着すると耳から飛び出るデザインですが、ステム部分が持ち手になって着脱しやすいメリットもあります。

ステム縁は銀色のアクセントで高級感を演出。ただし、パーツ素材はプラスチックだと思います。

イヤホン裏に着脱検知センサーを搭載。イヤホンを外すと音楽が自動停止、再度装着すると自動再生されます。

ステム上部にはANCや外音取り込み用のマイクを内蔵。

ステム側面には感圧センサーが仕込まれていて、溝部分を摘まむとオーディオ操作が実行されます。

充電ケースはLibertyシリーズらしい丸みのある正方形デザイン。

Life P3と比較するとこんな感じ。横幅はほぼ同じだけど、縦幅がちょっと伸びています。

厚みはLiberty 4のほうがちょっとだけ薄い。気がするぐらいの誤差。

蓋はスライド式になっているから片手でも開けやすくて便利。他社はもっとこの方式を採用するべきだと思う。

開口部分にはペアリングボタンと充電状況を教えてくれるインジケーターを配置。浮かび上がるようなライティングがちょっとお洒落。

イヤホン収納部分もLEDライトが光る仕様。

ケースの充電端子はType-C。2年後には消える運命のLightningさんではありません。

もちろんワイヤレス充電にも対応。

重量はイヤホンが約11グラム、ケース込みで55グラム。他製品と比べるとケースがちょっと軽い印象。

付属品は交換用のイヤーピースが3種類。

外箱の左側を引き出すと、説明書と充電ケーブルが隠されています。

Soundcore Liberty 4のスペック

Soundcore Liberty 4のスペックは下記のとおり。参考に以前購入したSpace A40と比較します。

 Soundcore Liberty 4Soundcore Space A40
バッテリー(通常)イヤホン本体:9時間(ANCで7時間)
ケース込み:28時間(ANCで24時間)
イヤホン本体:10時間(ANCで8時間)
ケース込み:50時間(ANCで40時間)
バッテリー(LDAC)イヤホン本体:5.5時間
ケース込み:16.5時間
イヤホン本体:6時間
ケース込み:30時間
対応コーデックSBC / AAC / LDACSBC / AAC / LDAC
通信方式Bluetooth5.3Bluetooth5.2
防水防塵IPX4IPX4
ドライバーACAA 3.0ドライバー10mmドライバー
ANC機能
着脱検知機能
ワイヤレス充電
外音取り込み
マルチポイント
空間オーディオ
ヘルスモニタリング
専用アプリ
重量イヤホン本体:約11g
ケース込み:約55g
イヤホン本体:約11g
ケース込み:約58g
価格14,990円12,990円

Liberty 4はバッテリー持ちを引き換えにして着脱検知、空間オーディオ、ヘルスモニタリングに対応。

とはいえ、Space A40もまったく引けを取らない驚異のカタログスペック。

機能性に富んだLiberty 4か、50時間バッテリーを掲げるSpace A40か。どちらも魅力的ですが決め手になるのは音質や使用感。

Soundcore Liberty 4の使用感

ということで、ここからはSoundcore Liberty 4を実際に使ってみた感想を解説します。

控えめなドンシャリサウンド

まず肝心の音質ですが、Soundcoreらしい高音と低音にスポットを当てた楽しい音質という印象。

ただ、主張が強すぎるという感じでもなく、ボーカルの声だけだと寂しい部分を補ってくれるような仕上がりです。

デフォルトの音質に不満があるなら、豊富なプリセットやイコライザーで細かい調整もできるし問題なし。

もし、難しい設定はしたくないけど自分に最適な音に調整したいという人はHearID機能にも対応してるから試してみることをオススメします。

HearIDとは、イヤホンを使った聴覚テストの結果を分析して、自分専用にイコライザーを調整してくれます。

また高音質コーデックのLDACにも対応。

つまりハイレゾ対応機にはなるんだけど、その違いを感じられるかはちょっと微妙。解像度の高い音が扱えるんだなぐらいの認識でOK。

そして、Soundcore Liberty 4の目玉といえば3Dオーディオ。

AirPodsに搭載されている空間オーディオと同じ機能で、実際に目の前で演奏を聴いているような音楽体験が可能になります。これはちょっと面白い。

ANC/アンビエントモードは普通

音質の話でいえば、Soundcore Liberty 4にはウルトラノイズキャンセリング2.0とアンビエントモードが備わっているんだけど、品質は至って優秀。

ANCは車や電車のロードノイズをほぼ気にならないぐらいに抑えてくれるし、アンビエントモードは普段使いでも全然通用するレベル。

ただ、従来機から劇的に進化しているわけではないので、既にANC付きイヤホンを持っている人には感動が薄いかもしれません。

これまで以上の性能を求めるなら敵が悪いけどAirPods Pro2一強。

より効果のあるANC、違和感のないアンビエントモードを備えたAirPods Pro2については過去記事へ。

【Apple AirPods Pro 2レビュー】性能が大幅強化、iPhoneユーザーは必須

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とはいえ、同価格帯だけで考えればトップクラスの性能であることは間違いありません。

しっかりとした装着感とピンチ操作

実際に使ってみて改善されたなと感じたのが、イヤホンの装着感と操作性。

Soundcore Liberty 4にはAnker独自開発の「CloudComfortイヤーチップ」が採用されていて、これの安定感が抜群。

チップ先端が2重構造になってるので弾力性が増し、耳によりフィットするという仕組み。

また、操作方法も背面タップからピンチ式に変更。

ステムの感圧センサー部を指先で摘まむことで割り当てたオーディオ操作が実行されます。摘まむたびにクリック音が鳴るので押し間違えもしっかり予防。

具体的な操作は下記のとおり。

操作LR
再生/停止シングルクリックシングルクリック
次の曲へ-ダブルクリック
前の曲へダブルクリック-
音量を上げる-トリプルクリック
音量を下げるトリプルクリック-
通話開始/終了ダブルクリックダブルクリック
通話拒否トリプルクリックトリプルクリック
アシスタント機能-(割り当て可能)-(割り当て可能)
ANC/外音取り込みモード切替-(割り当て可能)-(割り当て可能)

操作感はほぼAirPods Pro2と同じですが、Soundcoreなら操作項目をユーザーの任意で変更できるのが強み。

ただ弱点をあげるならスワイプ操作に非対応なところ。

これだと音量調整したいときにはステムを何度もクリックしないといけないし、仮にシングルクリックに設定してもダブルクリックとして誤認される可能性もあるから面倒。

Pixel Buds ProやAirPods Pro2のスワイプ操作を知っている僕みたいな人にはオススメできません。

ヘルスモニタリングが可能

そんな弱点を付加価値で補うのがSoundcoreシリーズなんだけど、今回初実装になるヘルスモニタリング機能。

この機能が実用的かどうかが差別化のポイント。と思っていたけど、一日数時間しか装着しないイヤホンで取れるデータに意味はないからたぶん不要。

測定項目も心拍数、ストレスレベル、消費カロリー、姿勢維持とちょっと物足りない印象です。

新たな付加価値としては面白いし応援したい。でも、健康状態を把握するならほとんどの人はスマートウォッチを選ぶし、僕もそうする。

あって困るものではないけど別に必要でもない。現状はそんな感じのレベルです。

Soundcore Liberty 4は全盛り。ただしライバルが強い

というわけで、今回は「Soundcore Liberty 4」を実際に使ってみた感想を解説しました。

結論としては機能全盛りでコスパ最高なイヤホン。

という感じでオススメしたいところなんですが、2022年後半に発売するイヤホンとしてはちょっと弱いというのが僕の感想。

Soundcore Liberty 4は完成度も高いし全然悪いイヤホンじゃないけど、ライバルが強い。というだけの話なんです。

価格はSpace A40、性能はAirPods Pro2

Soundcore Space A40 ケース比較

そのライバルの代表格が同社が発売しているSoundcore Space A40、Appleの新作AirPods Pro2。

Space A40は同価格帯ながら最大50時間も使える驚愕のバッテリー持ち。イヤホンは電池が切れたらただの耳栓でしかないから、長く使えるならそれに越したことはない。備わっている付加価値の品質もほぼ同等。

【Soundcore Space A40レビュー】業界最長のバッテリー持ちイヤホン

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AirPods Pro2はANCや外音取り込みのレベルが桁違いで、操作性もいいのが魅力的。iPhoneユーザーなら最有力候補のワイヤレスイヤホン。

というわけで、Soundcore Liberty 4を購入する理由も特になければ、買い替える必要もなしというのが現状。

それでもあえて魅力をあげるなら、3Dオーディオとマルチポイント機能、洗練されたデザインのイヤホンが低予算で手に入るところ。

そこに惹かれるなら検討する価値ありという感じです。

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