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【Apple AirPods Pro 2レビュー】性能が大幅強化、iPhoneユーザーは必須

2022年10月15日

レビュー評価:(4)

3年越しに登場したAirPods Proの後継機。みなさん、気になって仕方ないでしょう?

この記事のまとめ

本記事では、「AirPods Pro 2」について徹底レビューします。

ANC、アンビエント機能、MagSafe充電、マルチポイント、どれも高性能。勇気が試される価格ですが、納得できれば買いのイヤホンです。

ワイヤレスイヤホンの代名詞、AirPods Pro。その第2世代がついに世界へ名乗りを上げました。

バッテリー持ちやノイズキャンセリングなど色々な機能が改善。なかでも大幅にアップデートされたのは外音取り込みモード。

イヤホンを装着していないときとほぼ遜色ない音質に進化していて、むしろイヤホンを付けているほうが聴こえやすいんじゃないかなってレベル。

圧倒的な使い勝手を手にした「AirPods Pro 2」について、今回は解説していきます。

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メリットデメリット
  • 最高のANC搭載
  • 違和感皆無の外音取り込み
  • MagSafe対応
  • バッテリー性能強化
  • 限定的なマルチポイント
  • 約4万円という殿様商売
  • 価格に対して音質は並み

AirPods Pro2の特徴

AirPods Pro 2の特徴は下記のとおり。

  • 業界最高水準のANC(アクティブノイズキャンセリング)
  • 外音取り込み機能
  • 適応型環境音除去
  • 最大30時間のバッテリー持ち
  • MagSafe充電対応
  • IPX4防水
  • 税込39,800円

AirPods Pro2の是非を決めるポイントは、4万円というボッタクリ価格に見合う性能かどうか。

最近は、ANC搭載のワイヤレスイヤホンが1万円以下で買えてしまう時代。つまり、備わっている機能の質が勝負になってきます。

とはいえ、イヤホンの位置情報などオンリーワンの付加価値もあって一応の差別化はできている模様。うん、でも4万円はさすがに勇気が必要かな。

AirPods Pro 2の外観

それでは、AirPods Pro2の外観を確認していきましょう。と言いたいところですが、イヤホンやケースのデザインはまったく同じで変わり映えはしません。

パッケージも間違い探しの微妙な違い。

イヤホン本体も見慣れすぎてしまった形状。とはいえ、個人的には着脱しやすいスティックタイプが好きだからこの姿を保ち続けてほしいところ。

ステム下部の銀色パーツが絶妙な存在感。

イヤホン裏には着脱検知センサーを内蔵。装着した瞬間に自動で音楽を再生・停止してくれます。

イヤホン表にはANCや外音取り込み用のデュアルビームフォーミングマイク、内向きマイクを搭載。

イヤーピース内側には小さめのスリット。たぶん、圧迫感をやわらげる通気システム用。

ステムには感圧センサーが内蔵されていて、凹んでいる部分を押し込むことで音楽の再生・停止、スキップを実行可能。

また、AirPods Pro 2では上下のスワイプ操作で音量調整ができるようになりました。これは嬉しい。

充電ケースも見た目、質感はAirPods Proのまま。ケースサイズは同じなので、AirPods Proの保護ケースを流用することができます。

背面にはペアリング用のファンクションボタン。

AirPods Pro2のケースは造りがよく、開閉したときに上蓋がまったくグラつきません。

じつは充電ケースには2つの変更点があって、1つは側面にストラップを取り付けるための穴が追加。

アクセサリーを直接付けたい人には嬉しい仕様。

もう1つが充電ケースの底面にスピーカーが搭載されました。機能については後述します。

あと充電ポートは頑なにLightning端子。その横にはリセットボタン。

Google Pixel Buds Proと並べるとこんな感じ。

縦横サイズに違いはあまりありませんが、厚みはちょっとだけAirPods Pro2のほうが薄い。

重量はイヤホンが約11グラム、ケース込みで61グラムと標準的。

付属品は交換用のイヤーピース、充電用USBケーブル、説明書。

イヤーピースは初期装着のモノも含めて全4種類から選ぶことができます。

ケーブル先端は十八番のLightning to Type-C。

AirPods Pro 2のスペック

AirPods Pro 2のスペックは下記のとおり。進化点が分かりやすいように旧モデルの「AirPods Pro」と比較していきます。

 AirPods Pro2AirPods Pro
イヤホンCPUH2チップH1チップ
バッテリーイヤホン本体:6時間
ケース込み:30時間
イヤホン本体:5時間
ケース込み:24時間
対応コーデックSBC/AACSBC/AAC
通信方式Bluetooth5.3Bluetooth5.0
防水防塵IPX4IPX4
ANC機能
装着検出機能
ワイヤレス充電
MagSafe△(2021年以降対応)
外音取り込み
マルチポイント△(Apple製品限定)△(Apple製品限定)
重量イヤホン本体:11g
ケース込み:61g
イヤホン本体:11g
ケース込み:58g
価格39,800円38,800円

本体のカタログスペックは劇的ではないにしろ順当な成長を遂げている感じ。

チップセット変更やBluetooth5.3に対応し、バッテリー持ちも6時間延長。より使いやすいイヤホンに改善されています。

マルチポイントにも対応していますが、にシームレスに切替できるのはApple製品だけ。僕のようにスマホはAndroid、パソコンはWindowsみたいな人はあまり恩恵を受けられないのが残念。

AirPods Pro 2の使用感

ここからはAirPods Pro 2を実際に使ってみた感想を解説します。

クセのないスッキリとした音質

AirPods Pro2の音質は、低音を忠実に再現するような音質に仕上がっています。

厚みのある低音が耳元で直接響き、ドラムを叩いたときの振動までもが伝わってくるようでした。

そのかわりに中高音域の持ち上げはちょっと弱い印象。

ボーカルが演奏音に溺れてしまいがちで、歌手の声が好きという人には不向きかもしれません。

ただ、Apple Musicならアプリ側がイコライザー機能に対応しているので、「Vocal Booster」などで高音域にフォーカスを移せば解消できます。

音質こそSONYやBoseのイヤホンに及ばないものの、どんな人も納得できる聴きやすいスッキリとした音が特徴的です。

また、AirPods Pro2は空間オーディオにも対応。

標準でもそこそこ音の広がりを感じられますが、空間オーディオをオンにするとより立体的な音の響きを楽しむことができます。

空間オーディオとは、360°あらゆる方向から音が流れ、まるでスタジオや映画館にいるような臨場感を味わえる技術。

わかりやすく言えば、左を向いたときは左耳が、右を向いたときは右耳の音量が強くなる感じ。

見失っても安心、探す機能が超便利

外観の項目で確認しましたが、AirPods Pro2は充電ケースにもスピーカーを内蔵。

iPhoneを使ってスピーカーからビープ音を鳴らせるようになり、たとえケースそのものが行方不明になったとしても見つけることができるようになりました。

ちなみに流れる探索音はこんな感じ。

僕は旅行先でよく小物を無くしてしまいがちなので、この機能はあるとすごく便利。モノが散らかっている部屋に住んでいる人もAirPods Pro2なら安心です。

また、GPS機能を使ってだいたいの場所を把握することも可能。

手元から離れた最後の場所が記録されるので、帰宅後に気付いたとしてもどこで見失った場所かをざっくりと特定できます。

この機能はどの高級イヤホンも搭載してほしいぐらい。なくしたときの喪失感はエグいから。

タッチ操作はちょっと使いづらい

AirPods Pro2はステム部分に感圧センサーが付いていて、イヤホンから音楽の再生・停止などの操作が可能。

具体的な操作は下記のとおり。

操作L/R
再生/停止シングルクリック
次の曲へダブルクリック
前の曲へトリプルクリック
音量を上げる上へスワイプ
音量を下げる下へスワイプ
通話開始シングルクリック
通話拒否ダブルクリック
アシスタント機能長押し
ANC/外音取り込みモード切替長押し

嬉しいのは音量調整に対応したところ。しかも簡単なスワイプ操作。Appleさん、これはナイス。

ただし、操作項目についてはほとんどカスタマイズすることができず、ANCモードの切替やアシスタント起動を入れ替えれるぐらい。よく使う機能はなるべく負担がない操作に割り当てたかったから残念。

実際の操作感なんですが、これは正直なところ微妙。

というのも、タッチセンサーなら指一本触れるだけでよかったんですが、AirPods Pro2は感圧センサーのためピンチ操作が必須。

2本の指先でステム部分を正確につまむエイミングが求められます。

側面タッチセンサーのイヤホンばかり使っていたので、この操作感に慣れるまでは時間がかかりそう。

業界最高レベルのANC、アンビエント機能

ANC(アクティブノイズキャンセリング)とアンビエント機能(外音取り込みモード)は、ひかえめに表現しても業界トップレベルの性能。

電車の走行音がほぼ無音になったり、隣人の生活音も気にならないレベルに抑えてくれます。

人の話し声みたいな大きめの高音域にはちょっと効きにくいですが、音楽を流してしまえば充分な没入感を体験することができました。

アンビエント機能は、イヤホンをしていないときとほぼ遜色ない音質で他社製品を圧倒。

むしろ、高音をわずかに盛る傾向があって、普段聴きとりにくい音まで把握できます。まるで補聴器。

状況に応じてノイズコントロールを切り替えればいいから、イヤホンを取り外す手間がなくなります。

MagSafe対応でお手軽充電

AirPods Pro2は旧モデルと同じく充電ポートがLightning端子。

でも安心してください。ちゃんとワイヤレス充電には対応しています。

なので、ワイヤレス充電器を持っている人からすればそこまで大きな問題でもないでしょう。僕も有線ケーブルを使った記憶はほとんどありません。

しかも、Apple大好きのMagSafe機能にも対応。

iPhoneを充電していた縦型スタンドにも取り付けができて、平型充電器がもう必要なくなります。

スマホは充電速度やデータ移行速度の関係もあってLightning端子の存在がネックでしたが、イヤホンは無線充電が使えればそれでよし。

AirPods Pro 2のレビューまとめ

というわけで、今回は「AirPods Pro 2」を実際に使ってみた感想を解説しました。

おいそれと購入できる価格ではありませんが、Apple製品との親和性は抜群。バッテリー持ち、ANC、操作項目どれもまんべんなく強化されています。

特にアンビエントモードの仕上がりが秀逸で、イヤホンを装着しているか疑問になるレベル。

音質重視の人はSONY WF-1000XM4、コスパ重視ならSoundcore Space A40、完成度の高さならAirPods Pro 2という選び方になると思います。

4万円は高すぎる気もしますがメルカリで値崩れも起こしにくいし、試しに買ってみてもいいんじゃないかなという結論でどうぞ。

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