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【Soundcore Space A40レビュー】業界最長のバッテリー持ちイヤホン

2022年9月27日

レビュー評価:(4)

充電がほぼいらないイヤホン、気になりませんか?

この記事のまとめ

本記事では、「Soundcore Space A40」を徹底レビューします。

ANC、外音取り込み、ワイヤレス充電、長時間バッテリー、ハイレゾ対応で約1万円のお手頃価格。Ankerイヤホンでコスパ重視ならコレ。

もはや、出掛けるときの必須アイテムになってしまった完全ワイヤレスイヤホン。

鞄のなかでグチャグチャにならないし、ケーブルいらずで音楽が聴けるからすごく便利。ただ、どうしても気になってしまうのがバッテリー

いつ電池が切れるか分からない、そんな不安を解決してくれるのが「Soundcore Space A40」です。

Soundcore Space A40 箱

ANCなどの付加価値モリモリで、なおかつ50時間の超バッテリー持ちを実現したイヤホンについて今回は紹介します。

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メリットデメリット
  • ケース込みで50時間バッテリー
  • LDAC対応
  • ANC搭載
  • ワイヤレス充電対応
  • マルチポイント対応
  • 小型軽量
  • タッチ操作レスポンスがやや遅い
  • スライドタッチ操作に非対応
  • 着脱検知に非対応

Soundcore Space A40の特徴

Soundcore Space A40 ケース全体

まず、Soundcore Space A40の特徴をまとめると下記。

  • 50時間再生バッテリー
  • ワイヤレス充電対応
  • ANC(アクティブノイズキャンセリング)対応
  • 外音取り込み機能
  • マルチポイント機能
  • LDAC対応
  • IPX4防水
  • 税込み12,990円

Soundcore Space A40は約1万円でほぼすべての付加価値が搭載されているのが強みです。

また、SBCやAACよりも原音に近い状態を再現できるLDACにも対応。音質に拘りがあり、その違いを聴きとれる人には必須の機能を備えています。

Soundcore Space A40の外観

Soundcore Space A40 箱とケース

続いて、Soundcore Space A40の外観。カラバリはブラック、ホワイト、ネイビーの全3色。今回は大人の色気を感じさせるネイビーを紹介します。

イヤホン本体は可愛らしいビーンズタイプで、表面のマットな輝きが落ち着いた雰囲気を演出。

Soundcore Space A40 イヤホンロゴ

ブランドロゴも主張が控えめで好印象。

ロゴ部分にはタッチセンサーが内蔵されていて、イヤホンに触れるだけで音量調節などが可能。

Soundcore Space A40 イヤホンのみ

ただし、着脱検知センサーは搭載していません。イヤホンを耳から外してもメディアが自動で停止しないことに注意しましょう。

Soundcore Space A40 イヤーチップ

イヤホンにはANCや通話用のマイクを左右合計8基搭載。

Soundcore Space A40 マイク3

Anker独自のウルトラノイズキャンセリング機能で最適な没入感を体験することができます。

充電ケースの外装はプラスチック感を感じさせないマット仕上げで、フタ中央にブランドロゴのみというSoundcoreらしいシンプルなデザイン。

Soundcore Space A40 ケース正面

正面にはバッテリー残量や充電状況を教えてくれるインジケーター。合計3目盛りなので、1目盛り約30%ぐらいの目安。

Soundcore Space A40 インジケーター

反対側には充電用のType-Cポート、ペアリングボタンを配置。

Soundcore Space A40 充電端子

イヤホンの重量は左右合わせて10グラム、片耳5グラムと標準的。

Soundcore Space A40 イヤホン重量

充電ケースを含めると約58グラム。

Soundcore Space A40 ケース重量

ケースサイズは約43×67×22ミリと横幅が広いタイプ。AirPods Proと比較することこんな感じ。

Soundcore Space A40 ケース比較

厚みはAirPods Proのほうがやや薄めでコンパクト。

Soundcore Space A40 ケース比較2

付属品は充電ケーブル、交換用イヤーピース、説明書。

Soundcore Space A40 付属品

充電ケーブルの形状はUSB Type A to C。長さは約60センチ。

Soundcore Space A40 付属ケーブル

交換用イヤーピースのサイズは5種類も用意してくれているので、自分の形状に合わせて柔軟に選ぶことができます。

Soundcore Space A40 付属イヤーチップ

Soundcore Space A40のスペック

Soundcore Space A40の本体スペックをまとめると下記。

 Soundcore Space A40
バッテリー(通常)イヤホン本体:10時間(ANCで8時間)
ケース込み:50時間(ANCで40時間)
バッテリー(LDAC)イヤホン本体:6時間(ANCで5時間)
ケース込み:30時間(ANCで25時間)
対応コーデックSBC / AAC / LDAC
通信方式Bluetooth5.2
防水防塵IPX4
ドライバー10mmダイナミックドライバー
ANC機能
着脱検知機能
ワイヤレス充電
外音取り込み
マルチポイント
専用アプリ
重量イヤホン本体:約10g
ケース込み:約58g
価格12,990円

特筆するべきなのはやっぱりバッテリー持ち。

業界広しといえども、Soundcore Space A40のサイズ感で50時間も使えるイヤホンは超珍しいレベル。

付加価値も充実していてカタログスペック上の弱みはほぼありません。

Soundcore Liberty 3 Pro・Liberty Air 2 Proとの比較

同じSoundcoreシリーズでLDACにも対応している「Liberty 3 Pro」、「Liberty Air 2 Pro」とスペックを比較すると下記のとおりです。

 Soundcore Space A40Soundcore Liberty 3 ProSoundcore Liberty Air 2 Pro
バッテリー(通常)イヤホン本体:10時間(ANCで8時間)
ケース込み:50時間(ANCで40時間)
イヤホン本体:8時間(ANCで6時間)
ケース込み:32時間(ANCで24時間)
イヤホン本体:7時間(ANCで6時間)
ケース込み:26時間(ANCで21時間)
バッテリー(LDAC)イヤホン本体:6時間(ANCで5時間)
ケース込み:30時間(ANCで25時間)
イヤホン本体:4時間(ANCで3時間)
ケース込み:16時間(ANCで12時間)
-(メーカー記載なし)
対応コーデックSBC / AAC / LDACSBC / AAC / LDACSBC / AAC / LDAC
通信方式Bluetooth5.2Bluetooth5.2Bluetooth5
防水防塵IPX4IPX4IPX4
ドライバー10mmダイナミックドライバー10.6mmハイブリッドドライバー11mmPureNoteドライバー
ANC機能
着脱検知機能
ワイヤレス充電
外音取り込み
マルチポイント
重量イヤホン本体:約10g
ケース込み:約58g
イヤホン本体:約14g
ケース込み:約59g
イヤホン本体:約10g
ケース込み:約61g
価格12,990円13,800円(セール時)9,980円(セール時)

いざ比較してみると、Space A40は名機Liberty Air2 Proから着実な進化を遂げていることが分かります。

その最大の要因はBluetooth 5.2へのアップグレード。このおかげで、省電力化の向上マルチポイント機能が実装されるようになりました。

差別化できているところは着脱検知機能、イヤホン形状、スライド式充電ケースぐらい。

着脱検知はたしかにあると便利なので非搭載というのは残念ですが、それでもLiberty 3 ProとLiberty Air2 Proという牙城を崩すだけの性能は秘めています。

Liberty 3 Proについてはレビュー記事を書いていますので気になる方はチェックしてみてください。

【Anker Soundcore liberty3Pro レビュー】宝石みたいなワイヤレスイヤホン

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Soundcore Space A40の使用感

ここからはSoundcore Space A40を実際に使ってみた感想を解説します。

低音が心地よく響く音質

Soundcore Space A40はデフォルトの状態だと、低音を響かせるような音質に仕上がっています。

Ankerらしいドンシャリ感強めの音かと思いましたが、意外と中高音域は抑えている傾向。むしろちょっと物足りないかなと感じるぐらいでした。

Soundcore Space A40 全体

しかし、本機の強みはイコライザーに対応しているところ。専用アプリから自分好みの音質に変更できるので、デフォルトのサウンドに満足できない人も安心です。

イコライザーの設定は豊富なプリセットから選ぶこともできるし、自分で細かく調整することも可能。

なかでもオススメなのがHearID機能。聴覚測定の結果を分析して、ユーザーに最適なサウンドプロファイルを作成してくれます。

デフォルトだと高音域のボーカル音にこもった印象がありましたが、パーソナライズ後は聴きやすいクリアな音に変わりました。

イコライザーとかよくわかんないっていう人はとりあえずHearIDを設定しておけばOK。

また、Soundcore Space A40は装着したときにほどよい密着感があり、どれだけ激しく頭を動かしても抜け落ちないので安定性も結構高めです。

イヤホンは5グラムなのでとても軽量。長時間装着していても疲れにくい気がします。

業界最長レベルのバッテリーと急速充電

繰り返しになりますが、Soundcore Space A40のバッテリー持ちの良さは業界最高レベル。イヤホン単体では最大10時間、ケース込みなら最大50時間の連続再生が可能です。

Soundcore Space A40 ケース口

バッテリー消費の上がるLDACを常時有効にしていても最大30時間(ANCモードで25時間)使えてしまう。

充電はType-Cだけでなく、ワイヤレス充電にも対応。イヤホンを出勤や通学時に使うなら、おのずと充電回数も増えるので嬉しいポイント。

Soundcore Space A40 ワイヤレス充電

充電速度も優秀で、10分充電するだけで4時間の音楽再生に耐えられます。突然バッテリーが切れても、ちょっとの時間でまた使えるようになるから安心。

ちなみに約3時間でフル充電が可能です。

音量調整もできるタッチ操作

上でも書きましたが、Soundcore Space A40はタッチセンサー搭載。

イヤホン表面に触れるだけで音量調整などの様々なメディア操作が実行できてとても便利。

タッチ操作の内容は専用アプリでカスタマイズ可能。ちなみにデフォルトの設定は下記のとおり。

操作LR
再生/停止シングルタップ-
次の曲へ-シングルタップ
前の曲へ--
音量を上げるダブルタップ-
音量を下げる-ダブルタップ
通話開始ダブルタップダブルタップ
通話拒否2秒長押し2秒長押し
アシスタント機能--
ANC/外音取り込みモード切替2秒長押し-
ゲームモードオン/オフ-2秒長押し

あえて不満点をあげるとすれば、スライドタッチ操作に非対応という点。スライド操作とタップ操作では音量調整のスムーズさが段違いなので、個人的には搭載しているとすごく嬉しかった。

マルチポイント対応でシームレスな切替

Soundcore Space A40に備わっている便利な機能のひとつがマルチポイント。

Bluetoothの接続先を手動で変更することなく、ペアリングしておいた別のデバイスへ切り替えられます。複数のデバイスで同じイヤホンを使いたい人にはめちゃめちゃ刺さる機能。

Soundcore Space A40 マルチポイント

パソコンと接続して音楽を流していても、スマホの着信にすぐ応答できるので僕は重宝しています。

そこそこのANC性能と外音取り込みモード

Soundcore Space A40のANCはそこそこの性能で、室内で使ってみるとエアコンの音が遠くのほうでちょっと聴こえるかなという感じ。

強度については自動モードと手動モードの選択式。ただ、違いはほとんどないので基本的には自動で問題ありません。音楽に没頭したいなら必須機能。

外音取り込みについては、イヤホンを装着したままでも全然会話ができちゃうレベル。

ただ、取り込んだ音をイヤホンで増幅する傾向があって、サーッというホワイトノイズが常に聞こえるのが気になりました。

なのでANCや外音取り込みについては及第点、価格なりの性能におさまったという印象です。

Soundcore Space A40レビューまとめ

Soundcore Space A40 イヤホン

ということで、今回は「Soundcore Space A40」の実際の使用感などを解説しました。

ANC機能やマルチポイントなど付加価値すべてを含めて考えると、長時間使えるワイヤレスイヤホンではほぼ独壇場です。細かい部分は超高級イヤホンに負けますが、1万円台ならオススメ筆頭

同社でコスパ王者のLife P3が発売されていますが、僕だったら4千円追加してでもBluetooth 5.2に対応したこっちを選びます。いよいよ玉座を明け渡す日がきた、そんな感じ。

おそらく、ほとんどの人は同時期に発売されたAirPod Pro(第2世代)に注目していると思います。ただ、いくらなんでも4万円はちょっと高すぎ。

購入を迷っている人は冷静になって考えてみてほしい。本当に自分が必要としているのかを。

そして、もしANCの没入感を体験したいならSoundcore Space A40という名前だけでも覚えていただけたらと思います。

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