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【Redmi Note 11レビュー】ライトユーザーが選ぶべき筆頭スマホ【価格・メリット・デメリットを解説】

2022年3月16日

Xiaomiの激安スマホRedmi Noteシリーズの最新作が今年も発売された。

日本国内でリリースされるのは無印モデルだけなんだけど、2021年のスマホ界隈を震えさせたRedmi Note 10からどう変化したのかを実機で確かめたいと思う。

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本格的にゲームしない人の最適解

残念ながら上でも書いたとおり、日本で正式に流通するRedmi Note 11は無印モデルのみ。

ただ、Proモデルとの違いはカメラ構成とリフレッシュレートぐらいだから、ライトユーザーにとってはそこまで大きな差じゃない。

無印モデルでもライトユーザーを満足させるRedmi Note 11の特徴が下記。

  • 価格24,800円
  • 90Hz有機ELディスプレイ(FHD+)
  • Snapdragon680
  • クアッドカメラ(標準、超広角、マクロ、深度)
  • 物理指紋センサー
  • デュアルSIM+MicroSD
  • MIUI13ベース

なんと言っても値段。新品で3万円以下なのに、3Dゲームをやらないなら十分満足できるだけのスペックがある。Xiaomiはまたもやってくれた。

この絶妙な価格バランスを崩せるのはiPhone12の投げ売りか、セールのMi 11 Lite 5Gぐらい。

Redmi Note 11のスペック

Redmi Note 11の詳細なスペックを一世代前のRedmi Note 10 JE(au版)と比較していく。

Redmi Note 11Redmi Note 10 JE
CPUSnapdragon680Snapdragon480 5G
メモリ4GB4GB
ストレージ64GB64GB
ディスプレイ6.43インチ有機EL約6.5インチ液晶
解像度FHD+(2400×1080)FHD+(2400×1080)
カメラ広角(5000万画素)
超広角(800万画素)
マクロ(200万画素)
深度(200万画素)
広角(4800万画素)
マクロ(200万画素)
深度(200万画素)
バッテリー・充電5000mAh(急速33W)4800mAh(急速18W)
認証指紋/顔指紋/顔
SIMスロットデュアルSIM
microSDカード
シングルSIM
microSDカード
お財布
防水IP53IPX8
重量179g200g
価格24,800円28,800円

Redmi Note11のほうが5,000円ぐらい安く買えるんだけど、これはRedmi Note 10 JEがauのキャリア版だから。グローバル版ならたぶん同じぐらいだった思う。

お財布機能がないこと以外は全体的にパワーアップ。でも、世界と日本でスマホ機能のニーズに違いがあることは明白。俺はお財布が欲しかった。

Snapdragon680 4G

Redmi Note 11のSoCは去年10月に発表されたばかりのSnapdragon680。

使用感はそのまま、消費電力の改善が期待できそう。

ただ注意しないといけないのは5Gに非対応なところ。必須な機能じゃないから問題はないけど、一応Redmi Note 10 JEからの数少ない劣化ポイント。

AnTuTu Benchmark / Geekbench

処理能力なんだけどAnTuTu Benchmarkスコアは約24万点。


Geekbenchはシングル約360点、マルチ約1,600点という結果だった。エントリースマホとしてはごく普通。ただ思ったよりはベンチマークスコアが低い印象。

年数が経つとスマホの動きはだんだん重たくなってくるけど、これなら2年ぐらい不満なく使うことができそう。

5000mAh / 18時間のバッテリー持ち

Redmi Note 11のバッテリー容量はハイエンドスマホと同等の5000mAhを搭載。

バッテリー計測アプリの結果は100%から20%になるまで約18時間(測定条件:明るさ50%、音量50%、90Hz駆動)。

調べてみるとRedmi Note 10 JEは20時間の電池持ちみたいで、SoCを変更してバッテリー性能が飛躍的に伸びたかと思ったらそうでもなかった。

まあ20時間以上使えるスマホなんてほぼ存在しないし、使い方次第で2日間充電しなくても大丈夫なのはまさに怪物。

Redmi Note 11の高品質な外観

Redmi Note 11は過去のXiaomiスマホに負けず劣らず質感が高いのが特徴。

背面はサラサラの摺りガラスで肌触りが最高。光沢感も控え目で指紋が目立ちにくい。

カメラは4眼構成で右下部分はライト。デザインはThe・Xiaomiってかんじだ。

側面も背面と同じ素材。あと分かりにくいけどディスプレイには保護フィルムが既に貼り付けられている。サービスの良さは相変わらず。

上面には左からイヤホンジャック、スピーカー、家電用赤外線センサー、マイク。Redmi Note シリーズの鉄板構成。

下面は左からスピーカー、USB Type-C端子、マイク。Redmi Note 11はデュアルスピーカーだから音は広がりがあって派手。イヤホンなしでも十分楽しい。

左側面は音量ボタンと電源ボタン。片側にボタンがまとまっていて操作しやすくて好き。

電源ボタンは指紋センサー付きだから起動とロック解除が爆速で快適。

右側面はSIMスロットのみ。

SIMスロットはデュアルSIMとmicroSDに対応。Redmi Note 11はストレージが64GBしかないからSDカードで拡張できるのはマスト。

正面ディスプレイは6.4インチ有機ELだから画面がとても綺麗で見やすい。

ディスプレイ上部の中央にはパンチホール型のフロントカメラを搭載。画質は良くない。

6.7インチのRedmi Note 10 Proと横並びにするとこんな感じ。縦幅はベゼル1個分ぐらい違う。

横幅の違いはこんなかんじ。上でがRedmi Note 10 Pro。差は本当にわずかなんだけど持ちやすさの体感は結構違う。スマホの大きさは6.4インチが最適解な気がする。

左がRedmi Note 11、右がRedmi Note 10 Pro。ディスプレイの視野角はどちらも広く、スマホを斜めから眺めても変色は起きない。

Redmi Note 11の重量は181g。バッテリー5000mAhを積んでこれは軽いほう。

付属ケースを付けると20g太るけど許容できる範囲。

Redmi Note 11の付属品には充電器があって、これを使えば最大33Wの急速充電が可能。

33Wは日本国内で手に入るスマホの中で屈指の充電速度。iPhoneユーザーはこの速度を知るとたぶんビビる。なお、無線充電には対応していない模様。

Redmi Note 11のゲーム性能

Redmi Note 11の処理能力はAnTuTu Benchmarkスコアで約30万点。

ブラウジングはサクサク動作してくれるけど、負荷のかかるものといえばやっぱりゲーム。

どんなゲームなら快適にプレイできるか検証するため、下記のゲームをプレイした。

  • モンスターストライク
  • Fate/Grand Order
  • ウマ娘
  • 荒野行動
  • 原神

ベンチマークの点数から3Dゲームは期待していなかったんだけど、実際に触ってみると意外と戦えたことに驚いた。

モンスターストライク

9年が経ったにもかかわらず、まだセルラン上位に食い込むモンストをプレイしてみた。

2Dゲームで重たいシーンもないから普通にプレイできる。

駒の操作やスキルの演出もスムーズで問題なし。まあ、このゲームをプレイできないスマホが現代にあるとは思えないけど。

Fate/Grand Order

続いては平成の大ヒット作Fate/grand order。

俺が結構前に所持していたXperia X Compactだと要所でカクつきがあった。最新スマホRedmi Note 11はそんな挙動もなく、攻撃選択もサクサク。

このゲームで重たいのは宝具の発動シーンぐらいだけど、ラグも一切でなくて演出を快適に楽しめた。2DゲームはAnTuTu Benchmarkで20万点以上あれば余裕。

ウマ娘

今現在、最も熱いスマホゲーのウマ娘。

低スぺスマホにも優しい3Dゲーム。練習メニューや選択肢を選んだときにわずかな遅延を感じたけど、リアルタイムで勝負するわけでもないしプレイにそこまで影響はない。

レースシーンは問題なく流れるし、スキル発動もちゃんと確認できる。

ライブシーンも同様。あと、サトちゃんのアレがデカすぎる。

荒野行動

PUBG新作も出たから下火気味だけど、たまにセルランに上がってくる荒野行動。

キャラの移動や撃ち合いはスムーズだけど、10試合中に初回の1回だけアプリが落ちるという現象が起きた。戦闘中みたいな重たくなる場面でもなかったから原因は不明。

画質レベルを最高にしても一応プレイはできる。ただしステージ移動でたまにカクつくから設定は最低を推奨。

原神

美しくて広大な世界観が特徴の原神。

俺のなかで高負荷ゲームのイメージだったんだけど、低画質ならこれが普通にプレイできて正直意外だった。

魔法や攻撃モーションの反応もヌルヌルではないが普通。心配なのはスマホが高温になったときに処理が遅くなりそうなことぐらい。

快適さはないけどプレイはできる

Redmi Note 11のゲーム性能はそこまで悪くないかんじだった。

3Dゲームでもアプリは起動するし、画質設定を調整すれば特に不満なくプレイできそうだった。
ただし、荒野行動でアプリが突然落ちてしまったことも事実。リアルタイムの対人ゲームをするにはちょっと不安だから、ゲームをするなら育成やパズル系が無難。

Redmi Note 11のカメラは妥当

Redmi Noteシリーズはカメラの質がいいことでも評判がある。Redmi Note 11のカメラ構成は下記。

  • 5000万画素 メインカメラ
  • 800万画素 超広角カメラ
  • 200万画素 マクロカメラ
  • 200万画素 深度カメラ

今回は前作のRedmi Note 10 Proと比較していく。カメラアプリはプリインストールしているもので、撮影設定はAI補正オンのオート撮影。

メインカメラ

まずは標準カメラでの写真比較。

Redmi Note 11はAI補正で寒色寄りになる傾向。天気は薄曇りだったんだけど、撮影した写真だと空の暗さで雨が降りそうな印象に。あと画角がRedmi Note 10 Proに比べて狭くなる。

逆光条件はどちらも結構きれいだけど、Redmi Note 11は葉の緑色が実際の見た目と近い。自然な写真が好きな人はRedmi Note 11のほうがいいかもしれない。

比較するとRedmi Note 11はやっぱり少しだけ青くなる。フェンスが分かりやすいけど、白色や灰色には不自然な補正が入っているのかもしれない。ただ、そのおかげでスタジアム天井の汚れが誤魔化されてる。

背景ボケを意識した花の写真。Redmi Note 11は想像以上にボケなかった。ちょっと暗めだけど接写するとハッキリとした写真になる。

次は夜景。Redmi Note 11はやや暗いんだけどライトの色がより持ち上げられている。光が主体の写真なら綺麗に見えるかもれしない。Redmi Note 10 Proは細部の輪郭までハッキリ。

Redmi Note 11の夜空はより黒くノイズが目立ちづらい。ただ、センサーがギリギリ捉えられる建物の壁にはザラつきや光の滲みが見られる。これがProモデルとの差だ。

この写真も傾向は同じ。被写体はそれなりの綺麗さがあるんだけど、すこし焦点から外れるとボケてるのかってぐらい滲んだ。光源のゴーストが少ないところだけは褒めれる。

2倍ズーム

標準カメラの2倍ズームで撮影した写真の比較。10倍まで対応しているがデジタルの最大ズームは見れたもんじゃないから最低倍率で。

Redmi Note 11はすこし暗くてのっぺりした写真だけどノイズが少ない。一方でRedmi Note 10 Proは暗所を持ち上げる補正が強くかかっていて、影の部分にノイズがでてくる。

Redmi Note 11は綺麗な絵ってかんじの写真でズーム使用時の補正が自然。Redmi Note 10 Proはちょっとシャープがキツすぎる。これは意外。

超広角カメラ

ここからは超広角カメラの比較だ。

標準カメラと色味は変わらないんだけどRedmi Note 11はノイズが目立つ。あと超広角カメラでも画角はRedmi Note 11の方がすこし狭い。

これは補正が失敗してるんじゃないかってぐらい差がある。Redmi Note 11は全体的に黄色い写真になって空の青さが消えたし、木の葉も滲んで繊細さがない。

夜景の映りはあんまり違いがない。低照度でのノイズ具合はほぼ同じ。Redmi Note 10 Proのほうがちょっとだけ明るくてシャープの強い写真が撮影できるぐらい。

露出のバランスはどちらも良くて、夜景で使う超広角カメラは意外と優秀な気がする。

夜の超広角カメラで最も綺麗な写真がこれ。昼間に暴走しかけていた補正安定しているから、Redmi Note 11は自然光よりも人工光のほうが得意なのかも。

Redmi Note 11のカメラは並み

Redmi Note 10 Proのカメラ性能がよかったから期待しすぎていたというのもあるんだけど、Redmi Note 11のカメラは普通。価格相応ってかんじだった。

ぱっと見は綺麗なんだけどProモデルと比較するとやっぱり粗が目立つ。

ソフトウェアの問題なのか不自然な補正が多いから、今後のアップデートで改善されることに期待。

Redmi Note 11は機能削減

Xiaomiといえば独自ソフトウェアMIUIの高い完成度。

同メーカーのMi 11Tに初実装された最新のMIUI13がRedmi Note 11にもインストールされている。

具体的に使える機能が下記.

  • 読書モード(ブルーライトカットモード)
  • 電源ボタン割当ショートカット

他のXiaomiスマホにあったセカンドスペースやツインアプリ機能がなくなっている。設定項目をめちゃめちゃ探したんだけど見つからなかった。

読書モード

Redmi Note 11にもブルーライトカット機能はちゃんと付いている。時間設定もできるから睡眠への悪影響を自動的に軽減することができる。

電源ボタン割当ショートカット

電源ボタンを長押ししたりダブルタップすると、Googleアシスタントを呼び出したりライトを点灯させられる。ホーム画面に戻らなくてもカメラを起動できるのはやっぱり楽。

サイドバーは未完成

新機能サイドバーが便利そうで楽しみだったんだけど、Redmi Note 11にインストールされているMIUI13にはまだ未実装みたいだ。

サイドバーは絶対使い勝手がいいから、今後のアップデートで使えるようになることを期待する。

Redmi Note 11の不満点

デュアルアプリに非対応

デュアルアプリに対応していないからSIMを2枚使える価値が半減。SIM契約を通話とデータ通信用に分けて固定費をちょっと削るか、仕事用の電話番号を入れられるぐらい。

クローンアプリを使ってアカウントを複数管理できないのはちょっと勿体ない。

セカンドスペースに非対応

デュアルアプリ同様でRedmi Note 11にはセカンドスペースが未搭載。もしかしたら容量が64GBしかないから、ストレージをさらに圧迫する機能は削ったのかもしれない。

プライベートと仕事でスマホの中身を変更できるのは意外と便利だったからこれも惜しいポイント。

無線充電orお財布に非対応

安くて使いやすいRedmi Note 11だけど、本音はお財布か無線充電のどちらかに対応して欲しかった。Redmi Note 10 JEみたいな特別仕様があれば間違いなくそっちを買っていたはず。

無線充電はProモデルにもないから価格的に厳しいのかもしれない。でも欲しかったの俺は。

Redmi Note 11はミドルレンジの登竜門

スマホの価格高騰が続く2022年でXiaomiは相変わらずの安さを見せつけてきた。

無線充電やお財布機能でコストカットの影響はちゃんと出てるんだけど、それなりにゲームができる18時間のバッテリー持ちスマホが3万円以下は安い。

Redmi Note 11は今後登場するミドルレンジスマホの登竜門的存在になる。価格と性能のバランスがこのスマホを超えてないと存在価値が怪しくなる。

IIJmioで発売日からセール

Redmi Note 11は発売日当日からIIJmioで4,980円で販売されていて正直引いた。

3月31日までの期間限定でMNPが条件だけど、それにしても割引しすぎている。これじゃあ楽天市場の定価で購入した俺が馬鹿みたいだ。

OCNモバイルでも割引されていて12,800円。こっちは端末価格がそもそも安い。プラン料金は月額500円から使えて、半年契約しても元が取れる仕組み。頭イカれてちゃったのかな。

買うならXIaomi楽天市場じゃなくてIIJmioかOCNモバイルが絶対お得。

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