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【解説】楽天UN-LIMITのプラン料金やメリット・デメリットをレビュー

2022年4月20日

3大キャリアの価格競争に拍車をかけるキッカケにもになった楽天UN-LIMIT。

1GBまで0円プランやキャッシュバックキャンペーンの力業で顧客を今も増やし続けている。

ということでahamoなどキャリア純正の格安プランが登場して1年が経った今、楽天UN-LIMITの現状やメリット・デメリットをレビュー解説をしていく。

本記事の目次(タップでジャンプ)

結論

まず、楽天UN-LIMITはメイン回線として使うにはまだまだ弱い。だけど、サブ回線としてなら不満なく使えるし、むしろ契約するメリットしかない。

契約するだけで5,000円以上のポイント還元も受けれるし、維持費もほぼ0円、楽天市場での買い物ポイント倍率も増える。こんな大盤振る舞いしているのは楽天だけ。

つまり、悩んでいるなら即契約してOK。それが楽天UN-LIMIT。

楽天UN-LIMITのプラン内容

楽天UN-LIMITは、利用したデータ通信量によって金額が段階的に変わる従量課金制のプラン1つだけで、その具体的なプラン内容が下記。

月額料金~1GB:0円
1~3GB:980円
3~20GB:1,980円
20GB~:2980円
データ容量無制限
制限速度楽天エリア内:3Mbps
楽天エリア外:1Mbps
通話オプション10分無料:1,100円
かけ放題:指定アプリで0円
対応回線3G:✕
4G:〇
5G:〇
国際ローミング対応(2GBまで無料)
通話サービス留守番電話:〇
着信転送:〇割込通話:〇
メッセージサービスキャリアメール:✕
+メッセージ:✕

ギガ毎に細かく料金設定されているわけではなくて、利用データの一定範囲で分けられているからドコモのギガライトやauのピタットプランのようなかんじだ。

ただ、他キャリアよりも使えるデータ容量が多いし、専用アプリで通話し放題、割引なしでもこの安さ。

楽天は圧倒的な価格差で3大キャリアと勝負する姿勢だ。

楽天UN-LIMITのメリット

楽天UN-LIMITを契約する具体的なメリットが下記。

  • 1ギガ以下なら0円という破格
  • 専用アプリで通話とSMSが無料
  • 利用料金は自動で変更
  • 維持費と手数料がほぼゼロ
  • 契約特典が多すぎ

1ギガ以下で0円という破格

楽天UN-LIMIT最大のメリットは利用データ量が1GB以下なら0円で使えてしまうところ。

同じように基本料金0円で有名なpovoがあるけど、あれは制限速度で使えばお金がかからないのに対して、楽天は高速通信ができて0円だからまったくの別物。

それに楽天UN-LIMITなら専用アプリで無料通話が付いてくる。これは頭がおかしい。

専用アプリで通話とSMSが無料

楽天UN-LIMITにはLINEみたいな専用アプリが用意されていて、それを使って電話をすれば国内の通話代がタダ。しかも、3大キャリアの5分無料オプションと違って時間制限もなし。

仕事で長電話をしたいけどLINE通話は使えないって人は、電話目的で楽天UN-LIMITを契約するのもアリ。

SMSの送信や留守番電話の再生もできるし、通話オプション契約っていう無駄な出費も減らせてお得。

利用料金は自動で変更

楽天UN-LIMITの月額料金は自動で変更されるから、自分でわざわざ申請や設定する必要がない。

楽天UN-LIMITと同じく非定額料金プランのpovoはトッピングするのが面倒という意見もあるけど、楽天ならそんな手間とはサヨナラ。

ユーザーに最適な価格と手軽さを両立しているのは本当に嬉しい。

維持費と手数料がほぼゼロ

楽天UN-LIMITの通信費は安いうえに、維持費や解約にかかる負担がほぼゼロだから持っているデメリットが存在しない。

  • 月額0円(データ通信1GB未d)
  • 契約事務手数料0円
  • MNP転出手数料0円
  • 解約手数料0円
  • SIM再発行手数料0円

一応、ユニバーサル料金・リレーサービス料で年間6円の請求があるんだけど6円なんてほぼ誤差。むしろ、6円でスマホ運用できることに感謝するべきかもしれない。

契約特典が多すぎ

楽天UN-LIMITは契約すると楽天ポイントが貰えることで有名だけど、それ以外にも特典が存在する。もはや契約しない理由が見つからないし、契約していないほうがデメリットになるまでのレベルだ。

具体的には下記。

  • だれでも5,000ポイントプレゼント(新規契約限定)
  • 楽天UN-LIMIT プラン料金3ヶ月無料キャンペーン(新規契約限定)
  • Android製品値引きキャンペーン(対象Android購入者限定)
  • iPhoneポイント還元キャンペーン(対象iPhone購入者限定)
  • 楽天市場の買い物がポイント+1倍

キャンペーンが山盛りすぎ。これ以外にも楽天Payの支払いが期間限定で20%還元されたり、楽天ひかりの月額料金が1年間無料になったりとキリがない。

当たり前だけど、楽天経済圏とは1番相性がいいモバイル回線なのも強味。

楽天UN-LIMITのデメリット

楽天UN-LIMITを契約するメリットは多いんだけど、いざ契約してメイン回線にするには厳しいのも事実。

その理由が下記。

  • 楽天回線エリアが狭すぎ問題
  • 楽天UN-LIMITは屋内で繋がりにくい
  • 0円運用だと1ギガ以上使えない
  • 1日10ギガ以上で速度制限の可能性
  • メールアドレスが付与されない

サービス開始から1年が経過して、少しずつ環境は改善されているんだけど不満なく利用できるためにはまだ時間が必要。

楽天回線エリアが狭すぎ問題

楽天は通信業界に参入してまだ日が浅いから、3大キャリアに比べて回線エリアがめちゃめちゃ狭い。

それをカバーするためにauから回線を借りてなんとかサービスを維持している状態だ。ちなみに2022年4月現在の状況がこれ。

東京・大阪・愛知のような大都市や各県庁所在地はある程度届いているんだけど、山間部はスッカスカ。auのパートナー回線ですら繋がるか怪しい。

これが楽天をメインにできない最大の壁だ。緊急時に電話が繋がらないとか不安要素としてデカすぎる。

楽天UN-LIMITの回線品質はまだ悪い

まったく使えないわけじゃないんだけど、楽天の通信速度は3大キャリアと比べて遅い傾向。

俺がメインで使っているahamoと楽天UN-LIMITの通信速度を測定した結果がこれ。

もはや見るに堪えないレベル。たぶん、俺の住んでいる場所が楽天エリア外ってのも悪いんだけど、制限速度になっていないのに下り速度1Mbps以下は流石に引いた。

ちなみに楽天の周波数帯は2つだけで、各キャリアの対応周波数帯が下記。(赤丸がメインの周波数帯)

圧倒的な少なさ。楽天UN-LIMITが繋がりにくいのはこれが理由。auからプラチナバンドのBand18を借りていても、コンクリートの建物の中では電波が届きにくい印象。Band3はそもそもエリアが狭くて繋がらないから論外。

周波数帯について詳しく知りたい人は過去記事をチェックして欲しい。

【機種変・乗換に気をつけること】スマホやキャリアの周波数帯をチェック

続きを見る

0円運用だと1ギガ以上使えない

楽天UN-LIMITのメリットで毎月1ギガ未満なら利用料金が0円になるんだけど、逆にいえば1ギガ以上使った瞬間に料金が発生する。

これが結構シビアで今どれくらいデータ通信をしているか確認しながら利用しないといけない。俺はスマホ本体の設定で通信量が1ギガに近づいたら、楽天回線が自動で使えなくなるようにしている。

まあ、毎月のデータ通信を1ギガ未満にして0円で運用しようって発想がそもそも異端だと思うから、デメリットとして捉えるかは違う気もするけど。

1日10ギガ以上やエリア外で速度制限の可能性

楽天回線エリア内でのデータ利用は無制限でも、速度制限がないわけじゃなくて1日10ギガ以上を使うと最大3Mbpsに制限らしい。

一応これは日付が変わると同時に高速通信に戻ってくれるんだけど、無制限とはってかんじ。

あと、パートナー回線の利用量が合計5ギガ以上になるとエリア外の通信は最大1Mbpsに制限されてしまう。

制限速度になってもYouTubeで動画を見るぐらいは特に問題はないけど、荒野行動みたいな通信速度が命のゲームをプレイ人はちょっと困ると。

メールアドレスが付与されない

楽天UN-LIMITは現在キャリアメールが付いてこないからフリーアドレスが必須。

一応、キャリアメールを使っていた人は、各キャリアのメール持ち運びサービスに登録すればそのまま継続して利用し続けることもできるけど月額約300円。

余程の理由がないならGmailやYahooメールに切り替えるのがおすすめ。

また、現在は受付が終了しているけど過去に楽天メールを登録している人は移行手続きで利用できるから、詳しくは下記の公式リンクから確認してほしい。

楽天UN-LIMITを契約する前に確認すべきこと

楽天UN-LIMITは上限の決まった自動変動型の料金プランだから、利用しているときは特に注意することはあんまりない。

ただ、各種キャンペーンのチェックなど契約前に確認するべきことがいくつかあってそれが下記。

  • 実施しているキャンペーンの現状
  • SIMロックの状態
  • 利用周波数帯の確認(Androidユーザー限定)

時期によって新規契約で還元されるポイント額が増えていたり、同時申し込みじゃないと受けられないサービスもある。

楽天経済圏で損をしたくない人は、楽天UN-LIMIT契約前のキャンペーンチェックが必須。

あと、楽天のプラチナバンドはauから借りているパートナー回線だから、使うスマホもBand18の対応が必須。

SIMフリースマホなら特に問題ないけど、ドコモやソフトバンクで購入したキャリア版のAndroid端末は、SIMロック以外に利用周波数帯を制限されている可能性があるから各キャリアの公式ホームパージで確認してほしい。

もし、持っているスマホがBand3・18に対応していないときはiPhoneに機種変更するか、楽天モバイルで回線契約と同時に端末購入するのがおすすめ。大量ポイント還元があるからお得にスマホが手に入る。

楽天UN-LIMITにするべき人

楽天UN-LIMITにするべき人は下記の人達。

スマホの通信量を格安にしたい人
楽天回線エリアに住んでいる人
楽天経済圏を普段から利用する人
部屋に固定回線がない人
SIMフリースマホやiPhoneを使っている人

楽天UN-LIMITは3大キャリアの格安プランより安く利用できるし、使ったデータ分だけのプラン料金に自動で切り替わるから楽。

契約しているだけで楽天経済圏の恩恵を色々と受けられるのも強い。

テザリング機能も無料で使えるから、楽天回線エリア内で1日10ギガまでだけど、パソコンと接続して固定回線の代替手段として使うことも可能。

Rakuten UN-LIMIT Ⅵにするべきじゃない人

一方で、楽天UN-LIMITにするべきじゃない人達はこんなかんじ。

山間部によく行く人
QR決済やポイントアプリを利用する人
無料でキャリアメールを使いたい人
スマホ標準の電話アプリを使いたい人
ドコモやソフトバンクのAndroid端末を使っている人

山間部に行く人や住んでいる人には正直おすすめできない。理由は楽天回線が狭すぎ。

運が良ければパートナー回線を掴めるけど、緊急事態で電話つながりませんとか笑えないからやっぱり困る。屋内も繋がりにくいから電波必須のQRコード決済も使いづらい。

また、ドコモやソフトバンクで購入したAndroid端末を使っている人は楽天UN-LIMITをそもそも利用できない可能性があるから注意。

まだまだ成長期の楽天UN-LIMIT

楽天UN-LIMITを契約するメリットはめちゃめちゃ多いんだけど、メイン回線として利用するにはエリアが狭くて心許ないというのが正直な感想。

利用するにしても、デュアルSIM対応スマホでサブ回線運用するのが1番失敗しないと思う。

あとはポイント還元や楽天経済圏の恩恵目当てで契約して、エリアが充実したら本格的に利用するのもいい。だって維持費はほぼゼロだから。

1番嬉しいのは低容量プランを使っている人

楽天UN-LIMITはデータ容量1GBのタダ券を毎月貰っているのと同じだから、格安SIMの低容量プランを節約して使っている人はぜひ契約してほしい。

速度回復という無駄な課金を、楽天があるだけでしなくて済むようになるから。

どちらにしても、楽天UN-LIMITが最高のサブ回線であることに間違いないはず。

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