広告 スマートフォン

【iPhone 13シリーズ比較】iPhone14発表前に買うべきか確認

2022年8月12日

今夏もそろそろ折り返し、毎年恒例の新型iPhone発表という一大イベントが近づいてきました。

7月にiPhoneの一斉値上げが発表され、新型の価格も以前より高くなる可能性はありますが、僕は今年iPhone童貞を卒業する予定。

今回はiPhon14シリーズがはたして価格に見合ったスマホなのかを冷静に判断するために、iPhone13シリーズのスペックを改めて確認したいと思います。

本記事の目次(タップでジャンプ)

iPhone 12シリーズからの違い

iPhone 13のことを知るためにはその前のiPhone 12からの変更点を知っておく必要があります。

ということでiPhone 12との違いを簡単にまとめたのが下記。

チップセット変更

iPhoneは独自CPUのAシリーズを搭載していて、iPhone12で「A14 Bionic」だったのがiPhone 13では「A15 Bionic」に変更されています。

CPU性能を計測するの使われるAntutuベンチマークスコアはiPhone12が約70万点、iPhone13は約83万点。ちなみに、ガジェらいふで過去に計測した結果と比較したのが下記。

  • POCO F4 GT(Snapdragon 8Gen1):988,836
  • iPhone 13(A15):832,512
  • Google Pixel 6a(Google Tensor):746,562
  • iPhone 12(A14):701,526
  • Xperia 10Ⅳ(Snapdragon 695 5G):392,567
  • OPPO Reno7 A(Snapdragon 695 5G):380,669
  • Redmi Note 11 Pro 5G(Snapdragon 695 5G):364,419
  • Redmi Note 10 Pro(Snapdragon732G):339,728
  • Redmi Note 11(Snapdragon680):235,149

iPhone12シリーズでもPixel6と肩を並べる性能をしているので、iPhone13を使っていて動作に不満を感じることはないでしょう。

バッテリー持ち10%アップ

iPhone 13になってビデオ再生だと約2時間、オーディオ再生だと約12時間バッテリー持ちが向上したと公式に記載されています。

Web上で実際に調査していると実駆動時間はiPhone12が約9時間、iPhone13が約12時間ぐらいが多い印象。

ガジェらいふで過去に計測した結果と比較すると下記。

  • Xperia 10Ⅳ(60Hz):20時間52分
  • Redmi Note 11(90Hz):18時間7分
  • OPPO Reno7 A(90Hz):15時間41分
  • Pixel 6a(60Hz):13時間31分
  • iPhone 13(60Hz):12時間13分
  • Redmi Note 11 Pro 5G(120Hz):12時間30分
  • Redmi Note 10 Pro(120Hz):12時間5分
  • POCO F4 GT(120Hz):10時間18分
  • iPhone 12(60Hz):9時間48分

どれくらいバッテリー容量が増えているかは分かりませんが、CPUの省エネ化とかで大幅改善されたんじゃないかと思います。

iPhoneはバッテリー持ちがネックになっていたので、長時間利用するならiPhone 13の方が安心です。

より明るくて滑らかなディスプレイ

iPhoneはフロントカメラ部分のノッチ領域が約20%縮小。通知バーとしての役割は変わりませんが、画面領域が大きくなるので表示できるアイコンの数が増えます。

また、iPhone 13のmini/無印モデルは標準時の最大輝度が約200ニトほど強化。眩しい太陽の下でも見やすい画面になりました。

Pro/ProMaxではついに最大リフレッシュレート120Hzに対応。あの滑らかな操作感をiPhoneでも体験できます。

センサーサイズアップ

1/2.55インチだった広角カメラのセンサーサイズがiPhone13では1/1.65インチに変更。

センサーが大きいと一度に取り込める光量が多くなるので暗所により強くなります。このイメージセンサーはiPhone 12 ProMaxにしか搭載されていなかったのでiPhone13は全モデルがそれと同等スペックになるのが魅力。

カメラ手振れ補正強化

iPhone12では無印モデルだけに搭載されていた「センサーシフト光学式手振れ補正」が、iPhone 13では全モデルの広角カメラに搭載。

検知したボディの揺れを打ち消すようにセンサーそのものが物理的に動いて、ブレのない綺麗な写真や映像を撮影することができます。

iPhone13なら撮影の失敗確率が少なくなるのでカメラを多用する人にはおすすめ。

動画性能向上

通常の動画撮影は最大4K/60fpsに当然対応していますが、ドルビービジョンHDR動画撮影でも最大4K/60fpsに対応しました。

iPhone 13では鮮明な映像をより高解像度で映し出せます。

また、被写界深度を調整できるシネマティック撮影が動画でも使えるようになったのも魅力。iPhoneで動画撮影をしている人は作品を映画のように仕上げられます。

デュアルeSIM対応

iPhone 13は全モデルでデュアルeSIMに対応しました。

デュアルSIM対応スマホのほとんどが物理SIMとeSIMの併用前提ですが、iPhoneは物理SIMを使わなくてもそれが可能。eSIMは回線契約をしてから即日使用できるのも魅力ですね。

ただ、eSIM自体があまり普及していないということもあって個人的にはこの機能にそこまでメリットは感じません。

iPhone 13シリーズの詳細なスペック

みなさんはもうご存知だと思いますが、iPhone 13シリーズのスペックをまとめたのが下記。

ついでに同じA15 Bionicを搭載したiPhone SE(第3世代)も載せておきます。

 iPhone 13 miniiPhone 13iPhone 13 ProiPhone 13 ProMaxiPhone SE(第3世代)
CPUA15 BionicA15 BionicA15 BionicA15 BionicA15 Bionic
メモリ-----
ストレージ128/256/512 GB128/256/512 GB128/256/512 GB
1 TB
128/256/512 GB
1 TB
128/256/512 GB
ディスプレイ5.4インチ(60Hz有機EL)6.1インチ(60Hz有機EL)6.1インチ(120Hz有機EL)6.7インチ(120Hz有機EL)4.7インチ(60Hz液晶)
解像度2,340×1,0802,532×1,1702,532×1,1702,778×1,2841,334×750
カメラ広角(12MP)
超広角(12MP)
広角(12MP)
超広角(12MP)
広角(12MP)
超広角(12MP)
望遠(12MP)
広角(12MP)
超広角(12MP)
望遠(12MP)
広角(12MP)
バッテリー・充電-----
認証顔認証顔認証顔認証顔認証指紋認証
SIMスロットnanoSIMnanoSIMnanoSIMnanoSIMnanoSIM
eSIM
おサイフ
ワイヤレス充電
防水・防塵IP68 IP68 IP68 IP68 IP67
サイズ132×64×7.7 mm147×72×7.7 mm147×72×7.7 mm161×78×7.7 mm138×67×7.3 mm
重量140g173g203g238g144g
価格99,800円~117,800円~144,800円~159,800円~62,800円~

キャリアの叩き売りのおかげでiPhoneの定価をしっかり把握していませんでしたが、改めて比較してみると価格はしっかりハイエンド級。

iPhoneはどのモデルでも基本的な頭脳が同じなので処理能力に違いはほとんど違いはありません。

決定的な差はディスプレイとカメラ性能ぐらいです。

iPhone 13の各モデルの違い

Appleの製品ラインナップは相変わらず秀逸です。

CPUや付加価値という分かりやすい部分は全モデル統一、120Hz駆動や望遠カメラなどの痒いところは上位モデルだけにしてユーザーを上手に悩ませる戦術。天才です。

ということで、ここからはiPhone 13各モデルの違いを確認していきましょう。

miniモデルと無印

miniモデル最大の特徴は文字通りのコンパクトさです。

無印も6.1インチディスプレイなので大画面というわけではありませんが、そこそこ手の大きい僕でも片手操作はギリギリな印象。手が小さめの人や片手操作がマストという人はminiモデルが最適。

あとminiモデルは重量も魅力。150グラム以下なので実際に持ってみるとめちゃくちゃ軽く感じます。

逆に、無印を選ぶメリットはバッテリー持ちぐらい。

本体サイズを活かしてminiモデルよりも大きなバッテリーを搭載しています。駆動時間にすると約1時間程度ですが、そこに魅力を感じるなら無印もアリ。

miniと無印で悩んでいる人は価格差だけだと思うから、個人的には安いけど性能差がないminiでいい思います。

無印とProモデル

無印とProモデル、ここがiPhone 13を選ぶ最大の分水嶺になることでしょう。

Proモデルを選べば120Hzの滑らかディスプレイ、3倍望遠カメラ、より長時間使えるバッテリー、それに暗所でも被写体に高速でフォーカスできるLiDARスキャナが手に入ります。

価格差は2.7万円。決して見過ごせる金額ではありませんがそれだけの価値は間違いなくあります。

色んな写真や動画を撮影したい人はProモデル一択。

ProモデルでProMaxモデル

使っている人を目撃したことがないレベルのProMax。

ここまでくると1.5万円払うだけでiPhoneが大画面、大容量バッテリーになるなら悪くないんじゃないかと錯覚します。

個人的には情報量が増える大画面スマホが好みですが、ちょっと高すぎるし重い。ケースを装着したら250グラム超えるってそれはもはや文鎮じゃないですか。

ということでProとProMaxで迷うならProモデルでOK。周りと違うオンリーワンな存在はProMaxモデル。

iPhone 13の価格相場

Appleストアや各キャリアで販売しているiPhone 13シリーズの価格は現在下記の通り。

 iPhone 13 miniiPhone 13iPhone 13 ProiPhone 13 ProMax
Apple公式128GB:99,800円
256GB:114,800円
512GB:144,800円
128GB:117,800円
256GB:132,800円
512GB:162,800円
128GB:144,800円
256GB:159,800円
512GB:189,800円
1TB:219,800円
128GB:159,800円
256GB:174,800円
512GB:204,800円
1TB:234,800円
ドコモ128GB:116,710円
256GB:140,800円
512GB:176,660円
128GB:138,380円
256GB:158,180円
512GB:199,430円
128GB:172,810円
256GB:195,030円
512GB:232,650円
1TB:267,410円
128GB:197,230円
256GB:214,610円
512GB:248,160円
1TB:275,550円
au128GB:116,310円
256GB:133,780円
512GB:168,720円
128GB:137,295円
256GB:154,770円
512GB:189,590円
128GB:168,720円
256GB:186,070円
512GB:221,130円
1TB:256,065円
128GB:186,190円
256GB:203,660円
512GB:238,485円
1TB:273,540円
ソフトバンク128GB:116,640円
256GB:134,640円
512GB:169,920円
128GB:138,240円
256GB:155,520円
512GB:190,800円
128GB:169,920円
256GB:187,200円
512GB:222,480円
1TB:257,760円
128GB:187,200円
256GB:205,200円
512GB:240,480円
1TB:275,760円
楽天128GB:99,800円
256GB:114,800円
512GB:144,800円
128GB:117,800円
256GB:132,800円
512GB:162,800円
128GB:144,800円
256GB:159,8000円
512GB:189,800円
1TB:219,800円
128GB:159,800円
256GB:174,810円
512GB:204,800円
1TB:234,800円
メルカリ(最安値)128GB:95,000円
256GB:120,000円
512GB:146,000円
128GB:111,000円
256GB:130,000円
512GB:135,000円
128GB:145,000円
256GB:168,000円
512GB:185,000円
1TB:209,000円
128GB:198,000円
256GB:197,000円
512GB:203,000円
1TB:228,000円

ただし、キャリアで購入する場合はMNP割引などで定価より安く手に入るかもしれません。

今買いのiPhoneランキング

実際の価格相場を調べてみて、そもそも値上がりしたiPhone 13を今買う必要があるのかという疑問に直面します。

カメラ性能以外はそこまで進化していないわけだし型落ちのiPhoneでもいいんじゃないか。ということで、敢えて今買うならこのiPhoneランキングを考えてみました。

1位 iPhone 13 Pro

iPhone初の120Hzディスプレイ、大幅改善されたバッテリー持ちがやっぱり魅力的。これまでのiPhoneにはなかった体験や使い勝手が備わっています。

15万円はそう簡単に出せる金額ではありませんが、iPhoneの資産価値はスマホ界トップクラス。

値崩れが起きにくく、2年後でも10万円以上で売却できると考えれば全然悪い買い物じゃありません

2位 iPhone 13 mini

風の噂では、不人気だからiPhone 14シリーズで廃止されるなんて話も浮上しているminiモデル。

しかし、個人的には無印モデルを買うなら、価格も安くて軽量なminiモデルを買ったほうが良いと思います。

バッテリー持ちは微妙ですが無印との差は1時間ぐらいだし、1日ならなんとか耐えれるのでメリットの方が大きいと判断しました。

3位 iPhone 11

それはさすがに型落ちすぎやしないかって気持ちは分かりますが、価格の安さを重視するならiPhone 11一択。

A13 BionicでもAnTuTuベンチマーク50万点以上のスコアが出るので、今でも全然使うことができちゃいます。そこそこ綺麗な写真だって撮影可能。

なのに価格はAppleストアなら約7万円、メルカリの美品なら約6万円。iPhone 13が値上がりした今これは安い。

4位 iPhone 13

iPhone 13無印は魅力に欠けるというのが正直なところ。

miniモデルとの明確な差別化ができないし、Proモデルを諦めることで失うメリットも大きすぎる。

無印を買うならキャリアの割引を利用してminiモデルよりも安くなるタイミングを狙いましょう。

5位 iPhone 12 Pro Max

一世代前にはなりますが当時の最高グレードのため性能は折り紙付き。ネットショップだと約13万円で取引されているので性能に対してのコスパは結構高めです。

ただし、Appleストアやキャリアでの取扱いはほぼ終了しています。メルカリやネットショップでの購入になってしまうのは注意。

iPhoneは強い

今回は「iPhone 13シリーズのまとめ」について書いてきました。

iPhoneはたしかに高級品ですが、価格に見合ったブランド力を持っていることも事実。性能以外の資産価値を含めて考えると結果的にコスパの高いスマホと言わざる負えません。

しかも贖罪のように背負い続けているLightning端子や指紋認証などの分かりやすい弱点もあります。これを克服されると現状のAndroidでは厳しい戦いになるでしょう。

ということで、今迷っている方はiPhone 14の発表を待ってからでも遅くはありません。自分に最適なスマホ選びをしていきましょう。

-スマートフォン
-