広告 スマートフォン

【Redmi Note11】コスパ最強スマホの新作が正式発表

2022年1月30日

XiaomiからあのRedmi Noteシリーズの最新作(グローバル版)が1月26日に発表された。

旧モデルのRedmi Note 10 Proが売れた理由はひとつ、圧倒的なコスパの良さだ。価格はエントリーなのに性能はミドルレンジ以上。一般人ならこれでいいわって言えるレベルだったわけ。

そんなスマホから今年も期待の新人がでるってことで気にはなっていたんだけど、グローバル版の内容はちょっと微妙だったからその理由も合わせてRedmi Note 11シリーズを紹介する。

Redmi Note 11は全部で4機種

発表されたRedmi Note 11シリーズは全部で4機種。

  • Redmi Note 11
  • Redmi Note 11s
  • Redmi Note 11Pro
  • Redmi Note 11Pro 5G

Redmi Note 11と11sは販売ショップに楽天があったから日本でも発売されるとは思うけど、Proの2つに関しては不明。たぶん個人輸入するしかない。

というわけで各機種のスペックが下記のとおり。

Redmi Note 11 / 11sRedmi Note 11Pro / 11Pro 5G
CPUSnapdragon680(11)
Helio G96(11s)
Helio G96 (11Pro)
Snapdragon695 (11Pro 5G)
メモリ4/6 GB6/8 GB
ストレージ64/128 GB64/128 GB
バッテリー・充電5000mAh(急速33W)5000mAh(急速67W)
ディスプレイ6.43インチ有機EL
FHD+(2400×1080)
6.67インチ有機EL
FHD+(2400×1080)
カメラクアッド(11、最高5000万画素)
クアッド(11s、最高1億800万画素)
クアッド(11Pro、最高1億800万画素)
トリプル(11Pro 5G、最高1億800万画素)
認証指紋、顔指紋、顔
SIMスロットデュアルSIM対応
microSDカード対応
デュアルSIM対応
microSDカード対応
重量179g202g
価格約21,000円~(11)
約29,000円~(11s)
約35,000円~(11Pro)
約38,000円~(11Pro 5G)

機能としては廉価モデルとProモデルでほぼ違いがなくて、純粋な処理能力パワーで差別化をしているかんじ。どれもライトユーザーなら数年使えるスペックでという印象だ。

MIUI13がプリインストール

Xiaomiスマホの新OS「MIUI13」もグローバル版発表会で同時告知された。ソフトウェア完成度が高いことで評判なんだけど、その新作がRedmi Note 11でリリースされる。

OSのアップデートでデータの読み書き効率が最大60%向上したり、バッテリー持ちが10%伸びたりするらしい。

そのなかでも新機能のスライドバーが個人的にはとても気になる。

今までは別のアプリを開くためにホーム画面に戻ってからアプリを起動していたんだけど、その操作が簡略化。

たとえばChromeを見ているときに電卓をすぐ開けたりできる。スライドバーは自分で配置などを変更できるらしいから使い勝手はすごく良さそうだ。

廉価モデルとProモデルの違い

Redmi Note 11は廉価モデルとProモデルの価格差が約17,000円。

格安スマホならもう1台買えてしまうわけだけど、機能や性能にそれだけの差があるのかここで簡単に違いをまとめたのが下記。

  • 処理能力
  • 充電速度
  • 本体サイズ
  • 深度カメラの有無
  • 重量
  • 5G対応モデル(Pro5Gのみ)

処理能力の差

処理能力の違いは後述するけど、廉価とProでのAntutuのベンチマーク差は約14万点。

これはProモデルがミドルレンジスマホで優秀なだけで、廉価モデルが特別悪いわけじゃないからそこは安心してほしい。

ただ、これが17,000円のパワーかって感じを見せつけてはくれる。

充電速度の差

廉価モデルは37W、Proモデルは67Wでの充電ができて、どちらも急速充電に分類される。

37Wでも十分早いレベルで、67Wとかもう怪物。ちょっとトイレ行ってる最中に半日分の充電を済ませてしまうから充電っていう概念が壊れる。

一応公式では15分で50%の充電が可能と宣伝。

本体サイズ

画面は廉価モデルが標準的な6.4インチ、Proモデルがスマホ業界最大の6.7インチ。

持ちやすさや使い勝手は6.4インチのほうが優秀で、情報量の多さや動画の迫力は6.7インチのほうが圧倒的っていう印象。

手が小さめの日本人にとって6.7インチは片手操作しづらい。

深度カメラの差

これは1番グレードの高いPro 5Gにのみ付いていないという珍しい形。

Snapdragon695に変更したからのか、価格設定が高くなるからのなのか理由は不明。

深度カメラは疑似ポートレート写真を撮影するときに使われれるんだけど、ボケ感が不自然だったりであんまり評判は良くないことが多いから賛否がわかれるとこ。

重量の差

廉価とProの重量差は約30g。ブラックサンダー1個分です。

誤差といえば誤差ではあるけど、自転車は100g軽くするのに1万円かけたりするらしいから、価値観は人それぞれ理論をここでも使う。

個人的にはスマホ依存症の現代人は軽ければ軽いほうがいいと思う。

11Pro 5Gだけ5G対応

5Gが普及しますよって言われて数年、まだまだサービスエリアは狭いのが現状。

一応Docomoが5Gや6Gの通信エリア拡大用アンテナを開発しているらしいから、今後は一気に利用率が高まるかもしれない。

ただ、5Gはまだまだ実用的じゃないから無理をして5G対応スマホにする必要はない。

Redmi Note 11のCPU

Redmi Note 11はCPUにSnapdragon680・695とHelio G96の3種類があるけど、調べてみたベンチマークテストの結果が以下。

AntutuGeekbench
Snapdragon680262,614シングル 379 / マルチ 1,592
Snapdragon695399,134シングル 669 / マルチ 1,864
Helio G96339,313シングル 536 / マルチ 1,869

価格帯から考えてもCPU性能は及第点。最上位機種Pro 5Gに搭載されているSnapdragon695は40万点付近でミドルレンジスマホの中でも優秀な印象だ。

正直これ以上を求めるならハイエンドになってくるのでこれぐらいが妥当なのかもしれない。

ゲームは不向き

重い3Dゲームを快適にプレイするにはAntutuベンチマーク 50万点以上のスマホが推奨。

その目安を考えると最高グレードのRedmi Note 11Pro 5Gでも不安。たぶん無理。

Webブラウジングや動画を見たりするにはまったく問題ないけど、ゲーム目的で購入するにはあんまりおすすめできない。iPhoneとかZenFoneにしておこう。

バッテリー量は5000mAh

Xiaomiのスマホとしては標準になっている5000mAhのバッテリー。

旧作のRedmi Note 10Proも同容量だったから、電池容量に関しての向上はストップ。

ただしCPUを変更することでバッテリー持ちや寿命が改善されていて、さらに長時間の連続使用が可能になっているはず。公式は2日以上の駆動ができるって言ってたけど旧作を触っている僕からすると真偽は微妙なとこ。

90Hz・120Hzのぬるサクディスプレイ

Proは最大120Hz、無印でも90Hzという高いリフレッシュレートを搭載したRedmi Note 11。

2万円を切る価格のスマホでこの滑らかな動きを体感できるようになったのは好印象。90・120Hzの操作感に慣れてしまうともう戻れないから、60Hzしか知らない人は店頭でその進化を知るべきだ。

120Hzで稼働させるとどうしてもバッテリー消費が大きくはなるんだけど、上でも書いたようにCPUの変更で省電力性能が上がっているからそこはXiaomiに期待。

カメラの最高画素数 1億800万画素

Xiaomiのスマホはソフトウェアの完成度が高くて、僕みたいな素人でも綺麗な写真が撮影できるのが特徴。

ハードウェアに関しても2021年頃から中国スマホは高画素センサーを搭載するのが流行りなのか、その例にもれずRedmi Note 11の上位3機種のメインカメラ画素数は1億800万画素。

小学生が考える僕の最強スペックみたいなインパクトがある。

高画素の罠

中国スマホはやたらと高画素押しだけど、現状スマホカメラのセンサーサイズには過剰。

画素数が増えることでセンサーの分割面が増えるから暗所に弱くなったり、ピンずれやAF性能も悪くなる原因になる。

あの鬼カメラ性能のiPhone13でも1,200万画素しかないのがいい例だ。画素数と実用上のバランスを重視したAppleらしい判断ともいえる。つまりLightningもいいかげん変えてくれって話。

Xiomiの+α機能は健在

Xiaomiは付けられる機能は全部付けとけっていう精神がどっかにあるんだけど、Redmi Note 11も痒いところに手が届く+α機能が詰め込まれてる。

  • 急速充電
  • デュアルSIM
  • ツインアプリ
  • セカンドスペース
  • microSD対応
  • 物理指紋認証、顔認証
  • サイドバー

スマホでこれほどの機能があるのはたぶんXaiomi製品だけ。

ツインアプリやセカンドスペースは一般人にはあんまり関係ないけど、プライベートと仕事用で2台以上のスマホを使うビジネスマンの悩みはこれ1台で解決する。

そこに新機能サイドバーも増えたことでXiaomiスマホ全体の価値はまた上がった。

ただ無線充電やお財布機能は非対応

Redmi Note 11シリーズはお得意の急速充電はできるんだけど無線充電に非対応。

Xiaomiのミドルレンジスマホはこれが残念なポイント。ワイヤレス充電はまだ価格の壁があるのかもしれない。

またお財布機能も販売ページでは確認できていないから今回も付いていない。

Redmi Note 11は相対的に高い

さあここまで絶賛するようなことばっかり書いていたけど、最大の弱点は価格。

5G対応モデルのRedmi Note 11 Pro 5Gは約4万円で、ミドルレンジ中国スマホとしては現状すこし高額な印象。

たしかにCPU変更や充電速度などのおかげで性能が向上したことは間違いない。ただそれでも旧作のRedmi Note 11Proから大幅に進化したわけでもないから、そこには強敵がいるわけだ。

Mi 11 Lite 5Gが強すぎ

すべては去年の7月に販売されたMi 11 Lite 5Gが悪い。こいつが怪物すぎる。

Redmi Note 11と機能はほぼ変わらないのに、上位グレードのCPUを搭載したりお財布機能も搭載している。カメラ性能はRedmi Note 11のほうが優秀だけどMi 11 Lite 5Gもバランスはいい。

そしてなによりも価格。OCNモバイルなどで2万円以下のときも珍しくないから、Redmi Note 11の最安モデル以下の価格で購入することが可能。完全なる市場バランスブレイカー。

Redmi Note 11はXiaomi初心者におすすめ

総評としてはRedmi Note 11はXiaomi製品を今まで使ったことがない人におすすめ。

僕みたいにRedmi Note 10Proを使っていたり、他のハイエンドスマホを現在使っている人には買い替えるメリットが少ない。

デュアルSIMやツインアプリなどの+α機能が魅力的だから、それ目的での購入が鍵になる。

旧作か待機が無難

とはいえ、性能に対して価格が高いことに変わりないから発売直後の今は買い時じゃない。

新古のRedmi Note 10Proならメルカリや価格.comで2万円付近で買えるからそれも有りだし、値下がりしてからの購入検討でもいい。

今後もコロナのせいで物価が高騰しているから判断に悩む日々が続くな。

-スマートフォン
-