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【POCO F4 GT レビュー】価格重視のゲーミングスマホ【価格・メリット・デメリットを解説】

2022年7月5日

安いのにゲームが快適にできるハイエンドスマホをお探しじゃないですか?

今回紹介するのは、コスパの概念を覆すことで有名なゲーミングスマホPOCOシリーズ。トップクラスの処理能力なのに価格は7万円。気軽にハイエンドスマホの凄さを体験することができる1台が、先日Xiaomiから発売されました。

本記事では、POCO F4 GTを実際に触って感じたこと、本体性能やメリット・デメリットを含めてレビューしていきます。

本記事の目次(タップでジャンプ)

POCO F4 GTの特徴

今回発売されたPOCO F4 GTの特徴をまとめると下記。

  • 6.67インチ有機ELディスプレイ(120Hz駆動)
  • Snapdragon 8Gen1
  • トリプルカメラ(広角、超広角、マクロ)
  • 120W急速充電
  • 高品質クアッドスピーカー
  • ポップアップトリガー
  • デュアルSIM対応
  • 5G対応
  • 定価74,800円

POCO F4 GT最大の魅力は、値段が安いのに処理能力が高いところ。Android最強CPUのSnapdragon 8Gen1を搭載していて7万円。

その代わりとして望遠カメラや無線充電、おサイフ機能には非対応と、ハイエンドスマホであれば当たり前のように備わっている付加価値が削られています。

良くも悪くも、値段と性能にステータスを全振りしたのがPOCO F4 GT。

POCO F4 GTの詳細なスペック

POCO F4 GTの詳細なスペックが下記。参考に同じCPUを搭載しているGalaxy S22と比較していきます。

 POCO F4 GTGalaxy S22
CPUSnapdragon 8Gen1Snapdragon 8Gen1
メモリ8/12GB8GB
ストレージ128/256GB256GB
ディスプレイ6.67インチ(120Hz有機EL)6.1インチ(120Hz有機EL)
解像度FHD+(2,400 x 1,080)FHD+(2,340 x 1,080)
カメラ広角カメラ(64MP)
超広角カメラ(8MP)
マクロカメラ(2MP)
フロントカメラ(20MP)
広角カメラ(50MP)
超広角カメラ(12MP)
望遠カメラ(10MP)
フロントカメラ(10MP)
バッテリー・充電4,700mAh(120W)3,700mAh(25W)
認証側面指紋センサー
AI顔認証
側面指紋センサー
AI顔認証
SIMスロットnanoSIM×2nanoSIM
eSIM
おサイフ
ワイヤレス充電
防水・防塵IP53IP68
サイズ162.5×76.7×8.5 mm146×70.6×7.6 mm
重量210g168g
価格74,800円102,800円

付加価値を盛り込んだGalaxy S22に対して、POCO F4 GTは必須機能以外を排除することによりハイエンドスマホの低価格化を実現しています。

大きな違いは赤い太文字の部分なんだけど、最も差があるのはバッテリー容量と充電速度。

POCO F4 GTは専用充電器が付属していて最大120Wの超高速充電が可能です。100%チャージにかかる時間はわずか17分で充電速度はマジで怪物級。

Snapdragon 8Gen1

POCO F4 GTの処理能力は間違いなくAndroidスマホの中でもトップクラス。

AnTuTu Benchmarkスコアは約94万点、Geekbench5ではシングル1,208点、マルチ3,499点という結果。僕が過去に計測したスマホとAnTuTu Benchmarkスコアを比較するとこんなかんじです。

  • POCO F4 GT(Snapdragon 8Gen1):988,836
  • OPPO Reno7 A(Snapdragon 695 5G):380,669
  • Redmi Note 11 Pro 5G(Snapdragon 695 5G):364,419
  • Redmi Note 10 Pro(Snapdragon732G):339,728
  • Redmi Note 11(Snapdragon680):235,149

恥ずかしながら、僕の人生初ハイエンドスマホはPOCO F4 GTと相成りました。このベンチマークスコアを超えるスマホはほぼ存在しておらず、あのiPhone 13 Proすらも上回る結果に。処理能力については紛れもなく歴代最強スマホです。

ただ正直なところ、ここまでのハイスコアが本当に必要かは疑問。ミドルレンジスマホでも重たいゲームはなんとかプレイできるし、一般人がAnTuTu94万点のスマホを活かしきれる気がしません。

そこそこの処理能力があれば、あとは電池持ちなどにステータスを振るほうがいいと思います。

4,700mAh/約10時間の電池持ち

POCO F4 GTのバッテリー容量は4,700mAhと、最近のスマホとしては標準サイズ。

実際にバッテリー計測アプリで試してみると、120Hz駆動では100%から20%になるまで約10時間しかバッテリーが持ちませんでした。(測定条件:明るさ50%、音量50%、120Hz駆動)

僕が過去に計測したスマホと比較するとこんなかんじ。

  • Redmi Note 11(90Hz):18時間7分
  • OPPO Reno7 A(90Hz):15時間41分
  • Redmi Note 11 Pro 5G(120Hz):12時間30分
  • Redmi Note 10 Pro(120Hz):12時間5分
  • POCO F4 GT(120Hz):10時間18分

Snapdragon 8Gen1が大食いという話は聞いていたけど、ここまでとは思っていませんでした。

節約していれば1日はなんとか使うことができるレベルで、完全にハイスペックSoCが仇となっています。5G電波に繋がってしまったら目も当てられないことになる予感。

しかし、それをカバーするように120Wの急速充電に対応。休憩時間にちょっとだけ充電するだけでも、この電池持ちの不安を解消できます。ありがとうXiaomi。

POCO F4 GTは未来を感じさせる外観

POCO F4 GTはゲーミングスマホなだけあって、未来都市を連想させるデザインとして登場しました。

背面にプリントされているボディラインもスマートでかっこいい。

背面左上にはカメラユニットを配置。上からマクロ、超広角、広角レンズという構成。フラッシュライトは雷マークというXIaomi独特のセンス。

実は充電中や着信時にユニット部分をライトアップさせることができます。最近のゲーミングPCは意味もなく虹色に発光させるのが通例ですが、Xiaomiもその流れを踏襲しました。これでこそゲーミング。

背面左下にはPOCOの文字と5G対応マーク。

サイドフレームはラウンド形を採用。背面側をより湾曲させているので持ちやすい印象です。

インターフェースは上面左から、家電リモコン用の赤外線センサー、ノイズキャンセリングマイク、スピーカーを配置。

下面は左から順番にスピーカー、USB Type-C端子、ノイズキャンセリングマイク。

POCO F4 GTのスピーカーは、高音担当のツイーターと低音担当のウーファーが左右に配置されたクアッドスピーカー仕様。音にも並々ならぬ拘りを感じます。

右側面には電源ボタンと左右のマグネット式ポップアップトリガー。

電源ボタンには指紋センサーが内臓されていて、爆速でロック画面を解除できます。

ポップアップトリガーはスイッチ切替でボタンが飛び出す仕組み。ゲーム起動中にL/Rボタンとして、ゲーム以外ではジェスチャーショートカットを割り当てて使うことができます。

左側面にマイク、音量ボタン、SIMスロットを備えています。

SIMスロットは裏表式のデュアルSIM仕様。残念ながらmicroSDには対応していません。

正面はリフレッシュレート120Hzの6.67インチ有機ELディスプレイ。タッチサンプリングレート480Hzと超解像度のタッチ感度にも対応しているゲーミングディスプレイになっています。

ディスプレイ上部にはパンチホール型のフロントカメラと受話口をセンターに配置。

Xiaomiはどの機種にも保護フィルムをしっかり貼り付けてくれるから嬉しいですね。

Redmi Note 11 Pro 5Gを横に並べてみるとこんなかんじ。

Redmi Note 11 Pro 5Gとディスプレイサイズは同じだから、しっかりと大きくて片手だと画面上部の操作は困難。ただ、個人的にはPOCO F4 GTのほうが持ちやすいと思います。

同じ有機ELディスプレイだから違いはないと思っていたけど、視野角の広さについては意外とそうでもなかった。画像では分かりづらいですが、POCO F4 GTは本体を傾けると青緑っぽく変色します。

とはいえ、正面から見れば気にならない。他機種と比較して変わりやすい程度のこと。

重量はしっかりと重めの210g。漫画一冊分がこのサイズに押し込められています。

ちなみに付属のスマホケースを付けた状態での重量は226g。

POCO F4 GTのゲーム性能

POCO F4 GTは、ベンチマークアプリで計測したとおり現状発売されているスマホの中でもトップクラスの性能を誇ります。

このハイスペックスマホで快適にプレイできないゲームなんて存在しないでしょう。そこで人気のスマホゲームを実際にプレイしてみて動作を確認してみました。

今回プレイしたゲームは下記のとおり。

  • ポケモンGO
  • どうぶつの森ポケット
  • ウマ娘
  • 荒野行動
  • 原神

また、検証した動作は下記の5段階で評価していきます。

  • ストレスなく快適に遊べる
  • 快適に遊べる
  • 普通に遊べる
  • それなりに遊べる
  • 動作が重くて遊ぶのは厳しい

それでは、POCO F4 GTでプレイしたゲームの動作結果をチェックしましょう。

ポケモンGO

POCO F4 GTでポケモンGOをプレイところ、結果は『ストレスなく快適に遊べる』ことが分かりました。

ポケモンの捕獲からオンライン対戦まで、すべての動作において不満は一切ありません。GPS感度もよく、ポケモンの出現も問題なし。

どうぶつの森ポケット

POCO F4 GTでどうぶつの森ポケットをプレイところ、結果は『ストレスなく快適に遊べる』ことが分かりました。

どうぶつの森ポケットはポケモンGO同様に、負荷の少ない3Dゲームのためサクサクプレイすることが可能。キャラクター移動や家具配置もスムーズの一言に尽きます。

ウマ娘

POCO F4 GTでウマ娘の動作を試したところ、結果は『ストレスなく快適に遊べる』ことが分かりました。

ミドルレンジスマホだと練習メニュー選択時に動作遅延やカクつきを感じることがありましたが、POCO F4 GTには見られず非常に滑らかなプレイングを楽しめます。レースやライブシーン、ガチャ演出も問題はありませんでした。

荒野行動

POCO F4 GTで荒野行動の動作を試したところ、結果は『快適に遊べる』ことが分かりました。

待機ルームや戦闘中にラグが発生することもなく、武器交換や視点切替もスムーズです。やはりFPSゲームを遊ぶならこれぐらいのスペックがあると安心。

画質レベルやフレーム数設定は最大まで選択することができます。その状態で1時間ほどプレイしましたが、アプリが落ちることもなく動作にも影響はありませんでした。

原神

POCO F4 GTで原神の動作を試したところ、結果は『快適に遊べる』ことが分かりました。

スムーズ状態は画質設定「中」、フレームレート「30」にするのが条件ですがデバイス負荷を上げても問題なくプレイすることができます。具体的には画質設定「カスタム」、フレームレート「60」にしてもゲームが落ちることはありません。

その分、消費電力や本体温度もしっかり上昇。冷却しながらプレイできれば理想的です。

POCO F4 GTのカメラ性能

ここからはPOCO F4 GTのカメラ画質をチェックしていきます。結論から話をさせてもらうと、POCO F4 GTのカメラ性能はハイエンドスマホとしては及第点といったかんじ。

POCO F4 GTのカメラ構成は下記の通り。

  • 6,400万画素 広角カメラ
  • 800万画素 超広角カメラ
  • 200万画素 マクロカメラ

本機種は望遠カメラを搭載していないので望遠はすべてデジタルズームとなります。

カメラ画質はRedmi Note 11 Pro 5Gと比較。カメラアプリはプリインストールしているもので、撮影設定はAI補正オンのオート撮影でJPEG撮って出し。

標準カメラ比較

まずは標準カメラで撮影した写真を比較していきます。

POCO F4 GTは緑や影をより濃く表現する傾向です。空の青さも奥から手間にかけてグラデーションがあり好印象。ただ、画角はRedmi Note 11 Pro 5Gの方が横に広い。

反逆光条件で撮影したとき、POCO F4 GTは白飛びしない程度に暗所を持ち上げてくれるのでバランスのいい写真に仕上げてくれます。

日陰からの撮影。変わらずPOCO F4 GTの緑が濃くて輪郭がハッキリしている。この条件での空の青みはRedmi Note 11 Pro 5Gの方が綺麗でした。

スタジアムの写真も同じ傾向。Xiaomiはソフトウェアの完成度が毎年向上しています。

接写した花の写真に差はない。どちらも色濃く映えます。

夜景撮影をしてみると、POCO F4 GTの方が全体的に明るくて好印象。

POCO F4 GTは光量の多い看板の白飛びもしっかり抑えてくれて鮮明さが残ります。

露出のバランスはどちらも完璧なんだけど、Redmi Note 11 Pro 5Gは左側のフレアが気になります。思ったよりPOCO F4 GTのカメラがいい感じ。

この写真はノイズも少なくいPOCO F4 GTの圧勝。肉眼ではほぼ真っ暗な状況でも、葉っぱの枚数が数えられる写真が撮れる。あえて気になるところを上げると、空がすこし緑がかっているところ。周囲の色に引っ張られているのかもしれません。

超広角カメラ

続いて、超広角カメラの比較をしていきます。

超広角カメラになると色補正の効きがより顕著。映える写真しか撮らせる気がないようです。画角はRedmi Note 11 Pro 5Gの方がやっぱり広い。

POCO F4 GTは影部分のノイズも少なくて全体的に良いかんじですが、左側がちょっと白飛びしかけている印象。空に露出が合っていれば良かったのかも。

この写真は露出のバランスが完璧。光が反射している建物も白飛びせずに細部がしっかり残っています。

個人的に色の表現はPOCO F4 GTが好み。昼間の撮影なら文句の付けようがありません。

超広角カメラでもPOCO F4 GTの写真は鮮明でノイズが少ない。Redmi Note 11 Pro 5Gは超広角カメラで夜景モードが使えないから暗所でノイズが目立つようになります。

肉眼でほぼ何も見えない状況でもPOCO F4 GTの明るさは健在。夜景モードが使えないRedmi Note 11 Pro 5Gは何が写っているかも分からない。ミドルレンジとハイエンドスマホの実力差を感じます。

望遠カメラ

ここからは望遠側の写真を比較します。

ただ、POCO F4 GTもRedmi Note 11 Pro 5Gも望遠レンズは搭載されていないので2倍デジタルズーム撮影になります。最大10倍ズームもできますが粗さしかないので撮影はしませんでした。参考程度に。

どちらも2倍ズームまでならそこそこ綺麗。POCO F4 GTは線がハッキリとしているので細部をちゃんと捉えることができます。

Redmi Note 11 Pro 5Gが白飛びをしていて、POCO F4 GTはまだなんとか耐えているかんじ。

暗所ではデジタルズームの粗さを感じやすくなります。夜景モードで撮影してもカバーしきれない。

POCO F4 GTは、Redmi Note 11 Pro 5Gよりもソフトウェアが安定して上手に撮れる場合があります。とはいえ、望遠カメラを備えているわけじゃないからオマケ程度と思ったほうがいいです。

また、今回比較に使ったRedmi Note 11 Pro 5Gはハイコスパなゲーミングスマホです。気になる方は過去記事をチェックして下さい。

【Redmi Note 11Pro 5Gレビュー】待望のおサイフ対応ミドルレンジスマホ

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POCO F4 GTはマクロやポートレート撮影に対応

POCO F4 GTはマクロ撮影やポートレート撮影にも対応。ピントが合うところまで接写をすれば、肉眼でも見づらい葉の産毛や蜘蛛の糸まで撮影が可能。撮影することはあまりないと思いますが写真の楽しみが一つ増えた感じです。

ただ、2枚目の写真中央が花の色に引っ張られて滲んでいるのは気になります。

ポートレート撮影も疑似ではありますが、しっかりとした背景ボケと持ち前のコントラストの高さで映える写真に仕上がります。

POCO F4 GTの動画性能は並み

POCO F4 GTで撮影できる動画設定は下記。

8K撮影
4K撮影30/60fps対応
1080p撮影30/60fps対応
720p撮影30fps対応
スローモーション撮影対応

POCO F4 GTでは最大4K/60fpsの動画撮影が可能となります。

昼間の撮影は手ブレ補正の効きもよく、普通に歩きながらの撮影であれば不満は特にないレベルです。しかし、暗所や激しい動きが加わると映像のブレやにじみが気になります。

また、ノイズが発生することもあるので動画性能はiPhoneに軍配が上がります。

POCO F4 GTのカメラ評価

POCO F4 GTは昼夜関係なく、加工なしでも映える綺麗な写真が撮影できます。難しい設定をすることなく簡単に好印象な写真が撮れるから初心者にも優しい仕様。

気になる部分を上げるなら望遠カメラがない、動画性能が弱いところ。

この2つを含めて考えると、ハイエンドスマホの代表格Pixel、iPhoneのレベルにはまだ到達していない感じがします。7万円という価格を考えれば妥当なのかもしれませんが、カメラ性能は一歩劣る印象。

POCO F4 GTのメリット

POCO F4 GTを実際に触ってみて感じたメリットをまとめてみると下記になります。

● Android最強のCPU
● 120Wの超高速充電
● 豊富すぎる割当機能
● 秘密を守るセカンドスペース
● 便利なサイドバー機能

付加価値を含めて、ここからいくつかのポイントをピックアップして紹介していきます。

120Wの超高速充電

POCO F4 GTは120Wの高速充電に対応していて、0%から満充電するまでにかかる時間はたったの20分。

ちょっと目を離している間に充電が終わっているから、バッテリー持ちは多少悪くても気にならないレベルです。トイレ休憩中に充電器と接続するだけで不安は解決。

ちなみにamazonとかで120W対応の充電器を買おうとすると7,000円以上します。そんな充電器を最初から付属してくれているXiaomiは神。メーカー各社はこの姿勢を見習ってほしい。

豊富すぎる割当機能

Xiaomiの十八番といえば、ジェスチャーショットカットによる機能割当。POCO F4 GTも音量ボタン、電源ボタン、ポップアップトリガーにカメラ起動などの役割を仕込むことができます。

今までのXiaomi製品ならそこまででしたが、本機種はさらに一味違います。ボタンだけでなく、なんと本体背面のタップにも機能割当をすることができちゃうんです。

つまり、POCO F4 GTが使えるショートカットは合計9個。多ボタンマウスに匹敵する充実さを備えていて、ゲーミング愛好家には大好物のスマホとなっています。

便利なサイドバー機能

POCO F4 GTのOSはMIUI13だから、本機種にもサイドバー機能がちゃんと備わっています。ホーム画面に戻らなくてもアプリを起動できるのはやっぱり便利。

ただし、完成度は断然OPPOの方が上です。

登録アプリが2列で見やすいし、順番が好きに変更可能。位置も指の届きやすいところに移動できて融通が利きやすかった。それに比べるとXiaomi製のサイドバーはまだ作り込みが甘い印象です。アップデートに期待。

OPPO Reno7 Aの詳細は過去記事からどうぞ。

【OPPO Reno7 A レビュー】悪くはないけど、時期が悪い【価格・メリット・デメリットを解説】

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POCO F4 GTのデメリット

一方で、POCO F4 GTを実際に触ってみて感じたデメリットをまとめてみると下記になります。

● 望遠カメラが備わっていない
● Felica/おサイフ機能に対応していない
● 無線充電に対応していない
● POCO Launcherが使いづらい
● バッテリー持ちが悪い
● 両側インターフェースで操作しづらい

ここからいくつかのポイントをピックアップして紹介していきます。

Felica/おサイフ機能に対応していない

POCO F4 GTは国内版として正式発売されるから、Felica/おサイフ機能に対応するかと期待しましたが海外版同様に非対応。

モバイルSuicaや楽天Edyを利用することができないので注意が必要です。

7万円で最強CPUを搭載しているからあまり文句は言えませんが、Redmi Note 11 Pro 5Gなどのミドルレンジスマホがおサイフ対応しているだけに残念。また、Suicaカードを背面に忍ばせる日々が始まる。

無線充電に対応していない

おサイフ機能に対応していなければ、当たり前のように無線充電にも対応していません。

同価格で昨年発売されたGoogle Pixel6は、おサイフにも無線充電にも対応しているので間違いなく競合相手。それに、もう少しすれば廉価版のGoogle Pixel 6aが発売されてしまう。

POCO F4 GTのような処理能力は現状オーバースペックだから、次はカメラや付加価値を重視してもらいたい。Xiaomiさんお願いします。

POCO Launcherが使いづらい

POCO F4 GTにデフォルトで設定されているランチャーはオリジナルのPOCO Launcherなんだけど、これが想像以上に使いにくかった。

具体的に気になったのはボタンナビゲーションとアプリドロワー。

ボタンナビゲーションなんだけど一昔前のAndroidでよく見かけた画面下部のホームや戻るボタンのアレです。僕はiPhoneのようなジェスチャー操作に慣れてしまったからボタン操作の違和感が凄すぎ。

設定画面やamazonアプリで、前の画面に戻るためにボタンに指を伸ばさないといけなくて面倒。それなのに、Chromeなどのブラウザアプリではスワイプで戻れる謎仕様です。

アプリ格納ドロワーも、実際使ってみるとアプリを探すのが手間。

POCO F4 GTの評価まとめ

POCO F4 GTを実際にレビューしてみると、良くも悪くも前評判通りのゲームに特化したスマホといった感じでした。

トップクラスの処理能力、怪物級の高速充電、最高の音を奏でるクアッドスピーカー、ゲームでも使えるポップアップトリガー搭載。ゲーム好きには魅力的な機能が詰まった端末が7万円台。これは安すぎ。

しかし、その一方でハイエンドスマホなら搭載している付加価値が軒並み削られているのも事実。正直なところ、Snapdragon 8Gen1のような圧倒的パワーが必要な場面は少ない。むしろ、そこばかりカメラ性能などにも気を配ってほしい。

すると価格、性能、付加価値のバランスがいいiPhoneやPixelを買うほうがが無難な気もします。

CPUパワーや価格に拘るならあり

とはいっても、iPhoneは無印モデルでも10万円するし、Pixel 6はバグの報告が目立ちます。なので、一概にPOCO F4 GTよりもいいかと言われるとそうでもない。

カメラ性能やおサイフ機能を捨ててでも、処理能力を優先したい人、120Wの高速充電が欲しい人、そして価格の安さに拘る人はPOCO F4 GTがおすすめ。

ゲームするなら間違いなくPOCO F4 GTで決まりです。僕はしばらくメイン機の予定。

POCO F4 GTをお得に購入できる方法

そんなPOCO F4 GTですが、楽天市場で先行特典セール中です。

7月11日までの期間限定となりますが、定価から5,000円割引された69,800円で販売。また、7月15日まで数量限定の5,000円クーポンが配布されています。

つまり、セールとクーポンを合わせて、POCO F4 GTが64,800円という超お買い得価格で買えちゃいます。POCO F4 GTを購入予定の方は、ぜひ楽天を確認しましょう。

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