
レビュー評価:(3.5)
Razerの白系キーボード、気になったことありませんか?
この記事のまとめ
本記事では、「Razer Blackwidow Lite」を徹底レビュー。
テンキーレスで洒落たデザイン、打鍵しやすい形状、金属音だけ気になるキーボードです。
最近、キーボードの価格が平然と2万円を超える。これはおかしい、金銭感覚がバグっちゃう。
ということで、お手頃価格で買えるメカニカルキーボード「Razer Blackwidow Lite」を紹介します。

ライティングにも対応して、静音性のある独自スイッチを採用したキーボード。との売り文句。
デザインはお洒落だけど使い勝手はどうなのか、1万円で購入する価値があるのかを確かめていただきたいです。
| メリット | デメリット |
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Razer Blackwidow Liteの特徴

Blackwidow Liteは老舗ゲーミングメーカーRazerが発売しているエントリーモデル的なキーボード。
その特徴をざっくりまとめると下記。
- 日本語配列、英語配列の2パターン
- テンキーレスサイズ
- メカニカル
- 静音タイプのRazerオレンジスイッチ(茶軸系)
- ホワイトライティング対応
- 12,480円
Blackwidow Liteは茶軸系の軽いタクタイル感が特徴的。
デスクを圧迫しないテンキーレスサイズでゲーム用途にも向いているし、「Fキー」や「Fnキー」との組み合わせで普段使いもしやすいキーボードになっています。
ただし、キースイッチが1種類、ライティングが白1色だけというのはちょっと物足りないポイントかもしれません。
Razer BlackWidow Liteの外観と付属品

それでは、Blackwidow Liteの外観を見ていきましょう。
カラーは白と黒の2色展開。僕はMercury Whiteを購入。

あとキー配列も日本語と英語の2種類から選べて、今回は英語配列を紹介します。
キーボードと特殊模様の背景が描かれたシンプルな外箱。

外箱を開けた先に待つのは、さらに箱。Razreはユーザーを焦らしていくスタイル。

内箱を開けて、ようやく本体。透明なプラスチックカバーが被さっています。

金属製のプレートが重厚感を演出しつつ、四隅が丸い形状になっていてちょっと可愛いデザインになっています。

エッジ処理も滑らかで指に優しい設計。ベースプレートは光沢感をおさえたマット加工が施されていて、撫でてみるとサラッとした手触りが楽しめます。

Razerのロゴも刻印。これはカッコいい。

キーボード裏側には1段階のスタンド、正方形の滑り止めラバー4枚が備え付けられています。

キースタンドを立てたときの傾斜は約4°。フラットな状態よりも打鍵しやすくなりますが、やや低めの印象です。


インターフェースは、接続用のUSBポートのみ。端子はmicroUSB。


付属品はこんな感じ。USBケーブル、静音化リング、キープラー、説明書、ステッカー。
電子マニュアルのダウンロードじゃなくて、紙の説明書をちゃんと付けてくれています。

付属のケーブルもシルバーに近い白色で、キーボードとの統一感が最高。さりげなく端子部分をRazerカラーにする姿勢も好き。
ただし、形状はmicroUSBなので汎用性は低い。

驚いたのは、静音化リングが付属しているところ。素材は柔らかいシリコンゴム。
Blackwidow Liteは静音スイッチがそもそも採用されているので、はたして静音化処置が必要なのかは疑問です。

BlackWidow Liteのデザインは、1万円前後のキーボードでもトップクラスの印象。
ファンクションキーも独立していて、ゲームだけじゃなくパソコン作業全般で使いやすい仕様になっています。
気になるのはmicroUSB端子。とはいえ、有線キーボードだからケーブルは挿しっぱなしになるので、無線に違ってそこまで問題じゃありません。
Razer BlackWidow Liteの使用感
では、BlackWidow Liteの使用感を解説します。
キーキャップでコストダウン
キープロファイルは背の低いシリンドリカル形状で、OEMとCherryの中間ぐらいといった感じ。
素材はABS樹脂。コスト削減のため仕方ないですが、経年劣化でテカり始めないかが心配なところ。


トップが最も高いのは「Ctrlキー」や「スペースキー」の配置されている最下段なんだけど、デスク上からの高さは約3.5センチ。

パームレストがないと打鍵しづらいだろうな。そう思っていましたが、使ってみると意外とそうでもありません。
理由は横から眺めると一目瞭然。中央に向かってわずかに傾斜するスカルプチャード形状のおかげです。

中央付近のキートップが低く、指を伸ばさなくてもキーに触れるから扱いやすい形状になっています。
パームレストを設置すればさらに打鍵のしやすさは向上。


上述しましたが、キースタンドは1段階しかなくて角度もちょっとだけ低め。
長時間のゲームプレイで疲労感が気になる人には、基本的にパームレスト推奨。高さは3センチ前後が良さそう。
メカニカルな打鍵、金属音が気になる
BlackWidow Liteのキースイッチは、静音タイプの「Razerオレンジスイッチ」が採用されています。

キーキャップのグラつき防止のため、軸周辺はボックススイッチのような形状。
また、スイッチ外側の色が本体カラーによって異なり、僕が購入したホワイトは灰色、ブラックでは黒色になっています。ベースプレートとの統一感が意識されていて良き。

肝心の打鍵感は、メカニカルらしい適度なクリック感が指先に伝わります。スイッチ感は楽しみたいけど、なるべく軽いキータッチが好みという人向け。
ただし、打鍵音はまったく静音ではありません。
茶軸やタクタイルのような「カコカコ」した音で、実際の打鍵音は動画で確認してください。
また、実際にタイピングして気になったのは金属音。
打鍵した瞬間はあまり気になりませんが、指を止めると「カーン」という金属音が耳に残ります。
静音がリングを取り付けても、打鍵音や金属音にほとんど影響はなし。存在意義が謎。

付属の静音化リングは柔らかいゴム製。プラスチック素材に変更すれば、打鍵音は多少改善されるかもしれませんが、金属音はおそらくどうにもなりません。
全体的な打鍵感は好印象。でも金属音のせいでメインにはならない。というのが今のところの結論。
洗練されたライティング
本機はライティングに対応していますが、白の単色のみでRGBには非対応。
キースイッチ上部にLEDが仕込まれています。

LEDは半円みたいな変わった形状で、他のキーボードより広範囲に光が届いている気がします。


キーの隙間から漏れ出す光がめちゃくちゃお洒落。

RGB非対応なので、ライティング好きの人は好みの色に変更できないから残念かもしれませんが、僕は白単色で最高だったんじゃないかなと。
部屋を薄暗くしてこの輝きをずっと眺めていたい、そんな気分にさせてくれます。
キー設定が便利なRazer Synapse

BlackWidow Liteは「Razer Synapse」という専用ソフトウェアに対応しています。
具体的に設定できる機能は下記のとおり。
主な機能
- キーカスタマイズ
- ライティング変更
- プロファイル作成
これは任意のキーに別のキー、ショートカットを割当するために導入必須。
キー設定はかなり細かいところまでカスタマイズが可能。普段使わないようなキーも有効活用できて作業効率が向上すること間違いなし。

さらにマクロモジュールをインストールすれば、より複雑な機能に対応することができます。

ただし、Windowsキーを無効化することができません。
ゲームプレイ時に誤作動するのでなるべくオフにしたいんですが、Razer Synapseはそこまでの配慮はされていない模様。

また、BlackWidow LiteはRGB非対応のため、ライティング設定については必要最低限。
明るさの段階調整や2種類のエフェクト選択ぐらいしかできることがありません。

Razer Synapseはリンクしたゲームに限りますが、プロファイルの自動変更にも対応。
色んなゲームを遊んでいる人にはちょっと嬉しい仕様になっています。

Razer Synapseの注意点といえば、ソフトウェアの不具合報告が多いところ。
アップデートでだいぶ改善はされているようですが急に重たくなったり、起動がクソ遅いなどの不満は現在も尽きない様子。僕も初回起動時の時間は気になりました。
状況次第では別ソフトの導入を検討したほうがいいかもしれません。
Razer BlackWidow Liteのレビューまとめ

ということで、今回は「Razer BlackWidow Lite」の実際の使用感を解説しました。
デザインや打鍵感については間違いなくお値段以上。
本機より性能が良くてカッコいいキーボードは他にもあるけど、1万円以下縛りなら敵はほとんどいない状況です。
静音キーボードと称してはいけない

唯一明確な弱点があるとすれば、静音キースイッチという自称。
まさかアピールポイントが仇になるとはRazer自身も思っていなかったでしょう。
静かな打鍵音に期待したユーザーは間違いなく裏切ることになるから、この謳い文句は撤回したほうがいいかも。
打鍵音を気にしない、デザインと価格重視の人にオススメ

僕もメインに抜擢することはないんだけど、気分を変えるためのサブ機としては全然アリという感じ。
やっぱり、外観が好き。G913 TKLを所持している僕でも欲しいと思える完成度。
打鍵したときの金属音は妥協できる。お洒落なデザインとお手頃価格が魅力的な1台でした。
