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【解説】LINEMOのプラン料金やメリット・デメリットをレビュー

2022年4月29日

先日発表されたMMD研究所の調査で、新規・MNP契約者数が最も少ないモバイル回線がソフトバンクのLINEMOであることが判明した。

たしかに俺の周りでもLINEMOを契約している人を見たことがない。

どうしてLINEMOはahamoやpovoに比べて人気がでないのか?そのあたりも含めて本記事では、LINEMOのプラン特徴やデメリット、契約するべき人などを解説していく。

本記事の目次(タップでジャンプ)

LINEMOの特徴

まず、LINEMOなんだけど、そのブランド名から分かるとおりLINEユーザーをターゲットにしたプラン内容になっているんだ。

LINEは圧倒的シェアを獲得したメッセージアプリだから、ほとんどの人がメリットを受けられる。

ahamoやpovoと同じオンライン専用の契約プランだったり、ソフトバンクの本プランに見劣りしない安定した通信回線なのも特徴。

LINEMOのプラン内容

LINEMOの具体的なプラン内容が下記。

 ミニプランスマホプラン
月額料金990円2,728円
データ容量3GB20GB
制限速度300kbps1Mbps
通話オプション

5分無料:550円
かけ放題:1,650円

5分無料:550円
かけ放題:1,650円
ギガフリー対応対応
eSIM対応対応
対応回線

4G、5G

4G、5G
国際ローミング対応対応
通話サービス留守番電話:✕
着信転送:✕
留守番電話:✕
着信転送:✕
メッセージサービスキャリアメール:✕
+メッセージ:〇
キャリアメール:✕
+メッセージ:〇

LINEMOのプランは2種類あって、毎月のデータ使用量が少ない人にもおすすめできる。

ミニプランとスマホプランの違いは、月額料金・データ通信容量・制限速度ぐらいで他のオプションやサービスはまったく同じ。

1番の推しポイントであるLINEギガフリーはどちらも対応。

LINEギガフリー

LINEMOにしかないメリットは、LINEでトークや通話をしてもデータ消費量がカウントされないLINEギガフリーという仕組みがあること。

これのおかげでWi-Fiのない環境でも通信量を気にすることなく長時間のビデオ通話ができるようになる。気軽なWeb会議にLINEを使うことも多いから、現代のニーズを捉えている。

ちなみにLINEで音声通話やビデオ通話をしたときのデータ消費量目安が下記。

ビデオ通話を毎日1時間以上することなんてほぼないと思うけど、LINEギガフリーがあればデータ消費を節約できるのは間違いない。

あと、毎月のデータ容量を使い切っても、LINEアプリの通信は制限速度にならないから大きいサイズの画像や動画転送も快適にできるのがメリット。

スマホプランはLINEスタンププレミアムが無料

対象のLINEスタンプが使い放題になるLINEのサブスク制度「LINEスタンプ プレミアム」。

LINEMOのスマホプラン限定にはなるんだけど、このサブスクに登録していると期間中は毎月LINEポイントが240円分プレゼントされる。

LINEスタンププレミアム(ベーシックコース)は月額240円で利用できるから、実質無料っていう話。

便利なスタンプや絵文字を最低限の出費で使いまくりたい人におすすめ。

回線品質は本ブランドと同じ

LINEMOは格安SIMと違ってソフトバンクが提供しているブランド。

だから、ソフトバンクの自社回線を利用していて、いつでも安定した高速通信を利用できる。

対人ゲームを遅延なくプレイしたい人やライブ配信をリアルタイムで楽しみたい人もこれで安心。

LINEMOは毎月のデータ容量が上限を超えても、最大1Mbpsの制限速度で通信できるからブラウジングやYoutubeくらいなら意外と不満なく楽しめる。

キャンペーンが多い

LINEMOはモバイル回線のなかでもキャンペーンが豊富で、新規契約・MNP乗換をするだけでも結構お得。

2022年3月現在でおこなっているキャンペーンが下記。

  • Paypayボーナス還元祭(2022年4月4日まで)
  • Paypayボーナスあげちゃう(終了日未定)
  • LINE MUSIC6ヶ月無料(終了日未定)
  • 通話オプション割引(終了日未定)
  • LINEスタンプ プレミア ポイントバック(終了日未定)

LINEMOはPaypayも味方にできるところが強味。Paypayボーナスは利用期限がないから似たような配布形式の楽天ポイントより使い勝手がよくて嬉しい。

ただしPaypayボーナス関連のキャンペーンは、ミニプランが対象外になるので注意。

LINEMOのデメリット

LINEMOは、LINEやPaypayを日常的に使う人には結構魅力的なプランになっているんだけど、その一方でLINEMOのデメリットが下記。

  • サブブランドと違って店頭サポートがなし
  • 端末販売をしていない
  • キャリアメールが無料で使えない
  • 国際ローミングはデータフリーにならない
  • 追加オプションはほぼなし

デメリットとは言っても、他のオンライン専用プランも似たり寄ったりの問題を抱えているから、そこまで深刻でもない。

店頭サポートなどの救済措置はなし

LINEMOは格安で利用できる代わりに、店頭での契約サポートなどが皆無。

既存プランやY!mobileのようにショップで相談を受けてくれないから、基本的にはオンラインチャットを使ってトラブルを解決する必要がある。

電話で手続きしてくれるのは、盗難や紛失で回線を停止したいみたいな緊急事態のときだけ。

端末販売をしていない

LINEMOは端末販売をしていないから、所持しているスマホをそのまま使うか新しいスマホの準備が必須。

このとき注意しないといけないのは、他キャリアから乗り換える人だ.。ソフトバンクユーザーなら問題ないけど、そうじゃないときは手持ちの端末がソフトバンク回線に対応しているかなどを確認しないといけない。

心配な人はiPhoneにしておけば万事解決。iPhoneシリーズは全キャリアの周波数帯に対応しているからSIMロックさえ掛かっていなければどこの回線でも使える。

Androidを使っている人は、LINEMO公式サイトの動作確認端ページでで確認をしてほしい。

周波数帯について詳しく知りたい人は、過去にまとめた記事を書いてあるから良ければそっちを見てくれ。

【機種変・乗換に気をつけること】スマホやキャリアの周波数帯をチェック

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キャリアメールが無料で使えない

ahamoやpovoと同じように、LINEMOではキャリアメールが使えなくなる。

一応、ソフトバンクにもメール継続サービスの「メールアドレス持ち運び」があるけど月額330円と有料になってしまう。

キャリアメールじゃないと不安っていう人は利用すべきだと思うけど、余程の理由がないならGmailやYahooメールに切り替えるのがおすすめ。

国際ローミングはデータフリーにならない

LINEMOは海外に行っても、SIMカードを交換せずにデータ通信が可能。

ただ、使った分だけ料金が発生する従量課金制なことに注意。たとえ毎月の使えるデータ容量が残っていても、それとは別に利用料金が請求されるんだ。

具体的な請求額が下記。

「海外パケットし放題」を設定していれば1日最大2,980円で済むけど長期滞在には不向き。なるべくWi-Fiスポットを利用してLINEMOでのデータ通信はしないほうがいい。

また、音声通話やSMSは「海外パケットし放題」の対象外だから、30秒ごと・1通ごとに利用料金が発生。

追加オプションはほぼなし

LINEMOで利用できるオプションは、通話と海外パケットのみ。

そのおかげでプラン内容はめちゃめちゃシンプルなんだけど、エンタメサービスなどをお得に使いたい場合は物足りないかもしれない。

端末故障などは購入ショップが用意している保障サービスの利用が必須。

LINEMOの利用で注意するべきこと

LINEMOの利用料金は毎月定額で使い勝手のいいプランになっている。

だけど、そんなLINEMOにも大きな注意点があって、それが混雑時の速度制限。

これは毎月のデータ使用量が上限を超えたときの制限速度とは別で、普段から適用される制度なんだ。

通信品質やネット利用の公平性を確保するのにソフトバンク全体の回線で行っているみたいで、必要と判断されたら自動的に速度制限がかかるらしい。

LINEMOを利用するときは、意図して速度制御されることがあると理解しておこう。

LINEMOに乗り換えるべき人

LINEMOに乗り換えるべき人は下記のようなかんじ。

・シンプルで分かりやすいプランがいい人
・毎月のデータ使用量が3GB程度の人
・LINEで長時間の通話やビデオ会議をする人
・LINEスタンプを使いまくりたい人
・キャリアと同じ回線品質が欲しい人

LINEMOは2種類のプランだけで分かりやすいし、無駄なオプションもほぼなし。

毎月のデータ使用量が少ない人にもちょうどいい3GBプランがあるから、回線品質はそのままで基本料金だけ下げることもできる。

あと、LINEが使いたい放題になるのが最大の特徴。LINEヘビーユーザーはとりあえずLINEMOを契約しておけば間違いない。

LINEMOに乗り換えるべきじゃない人

一方で、LINEMOに乗り換えるべきじゃない人は下記のようなかんじ。

店頭でのサポートが必須の人
長期間の海外旅行に行く人
エンタメアプリを安く使いたい人
無料でキャリアメールを使いたい人
充実したオプションが欲しい人

LINEMOは店頭サポートが完全非対応だから、オンラインのやり取りに抵抗感がない人じゃないと正直おすすめできない。

トラブルが起きたときにまずショップへ駆け込む人は、既存プランやY!mobileを選ぶほうが無難。

また、アニメやスポーツを日常的に楽しみたい人はLINEMOよりもahamoやpovoのほうがオプションが充実していてお得な場合がある。

最もシンプルなオンライン専用プラン

今回はLINEMOの料金プランの特徴やメリット・デメリットを紹介した。

LINEMOは毎月のデータ使用量が決まった定額の料金プランで、オプションの数も少ないから契約内容がめちゃめちゃシンプル。

無駄なものはなるべく付けたくない、提示されている料金のままスマホ運用したい人にとってこれ以上のプランは現状存在しない。

格安SIMよりも安定した回線で、LINEが使いたい放題という人はLINEMOにすぐ乗り換えよし。

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