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【iPhone SE 発表】第3世代はサブ機運用がベスト

2022年3月10日

スマホが大型化することで、利き手の疲労感が異常な今日この頃。

Youtubeの動画が見やすくなったりメリットはたくさんあるけど、画面端まで親指が届かないから文字入力にちょっとしたストレスを感じる。

だからiPhone SEの小型サイズはサブ機運用するのにちょうどいい。

今回はAppleが3月9日に新型iPhone SEを発表したから、第3世代で進化したポイントをおさえて購入すべきかどうかを検討していく。

iPhone SE 第2/3世代の比較

iPhone SEシリーズは他のナンバリングiPhoneと違ってラインナップが1種類しかないから、スペックが分かりやすくて比較が楽。

第2世代と第3世代の詳細なスペックが下記。

iPhone SE(第2世代)iPhone SE(第3世代)
SoCA13 BionicA15 Bionic
メモリ3GB4GB(?)
ストレージ64/128GB64/128/256GB
ディスプレイ4.7インチ液晶4.7インチ液晶
解像度1,334×7501,334×750
カメラ広角:1200万画素
フロント:700万画素
広角:1200万画素
フロント:700万画素
バッテリー・充電容量非公開
ビデオ再生最大13時間
容量非公開
ビデオ再生最大15時間
認証指紋指紋
SIMスロットデュアル
nano-SIM
e-SIM
デュアル
nano-SIM
e-SIM
お財布
防水IP67IP67
重量148g144g
サイズ138.4×67.3×7.3 mm138.4×67.3×7.3 mm
価格49,800円~57,800円~

この表はマジで左右の間違い探し。ほぼ第2世代からのコピペで済んでしまった。

1番衝撃的だったのは価格。噂ではさらに安くなるんじゃないかなんて話も聞いたけどその逆で約8,000円の値上げ。これを見るとスマホの価格高騰はまだ続きそうだ。

外観はまったく同じ

第3世代も第2世代と同じくiPhone8をベースにしているので外観に変化はなし。iPhone8の製造ラインはまだ酷使され続ける。

ディスプレイ、ボタン、カメラどこを見ても第2世代と見分けがつかない。一応同じ黒色でも色味とか濃淡が違うらしいけど並べえて判別できるかどうか怪しいレベル。

めちゃめちゃポジティブに捉えると、第2世代で使っていたアクセサリーがそのまま使える。(笑)

iPhone SE(第3世代)の進化点

SEシリーズはiPhoneの中では1番安いんだけど格安スマホと比べるとやっぱり高い印象。

そこでiPhone SE(第3世代)にコンパクト以外の買う価値があるかを判断するためには前世代からの進化点を把握しておかないといけない。

第2世代から第3世代になったことで変更されたのが下記。

  • SoCがA15 Bionicに変更
  • 電池持ちが約2時間改善

以上だ。冗談でもなんでもなく、マジの真剣にこれだけしか変わっていない。

A15チップに変更

iPhone SE(第3世代)のSoCは、iPhone 13に搭載されている最新のA15チップに変更。

構成も6コアCPUと4コアGPU、16コアのNeural Engineで高性能が約束されている。

ネットで調べてみたとA13とA15チップの各ベンチマークスコアが下記。なおiPhone SE(第3世代)はまだ発売前だから同SoC搭載のiPhone 13無印モデルから引用。

A13チップ(iPhone 第2世代)A15チップ(iPhone 13)
AnTuTu Benchmark スコア約60万点約75万点
Geekbench シングルスコア約1,300点約1,700点
Geekbench マルチスコア約3,200点約4,600点

計測した処理能力の差は歴然。AnTuTu 20万点以上の差はさすがに無視できない。

進化点はこれだけなのに数字上のインパクトが絶大すぎ。

電池持ちが改善

バッテリー容量は相変わらず非公開だが、ビデオ再生可能の最大時間が2時間長くなっている。

これはSoC変更によって省電力性が向上したのか、バッテリー容量がわずかに増加したのか。個人的には前者のような気がするけど、真偽は発売されてから明かされるはず。

5G対応

SoCの変更で受けられる恩恵がもうひとつ、第3世代では5Gを使うことができるようになるところ。

周波数帯はSub6のみでミリ波には非対応。ただ5G必須のサービスがない現状では、ミリ波に対応してなくても問題ないからマイナスポイントにならない。

今後5Gが商用導入されたときにすぐ利用できるのはメリット。

カメラは広角レンズだけ

スマホ界最強のカメラ性能を誇るiPhoneシリーズだけどiPhone SEにそこまでの性能はない。

画素数はiPhone13と同じ1200万画素もあるから画質は悪くないと思う。ただカメラ構成が広角の1種類しかないのがネック。

iPhone SEでは広大な風景や犯罪ギリギリの盗撮ができない。綺麗な写真は撮れるけど画角が限定的だからイメージどおりの撮影をするのは困難。他のiPhoneと比べると写真を撮る楽しさは半減する。

画像処理に変化

カメラ構成は同じなんだけど、iPhone SE(第3世代)になることで追加されたのがDeep Fusionだ。

これは同じシーンの写真を複数合成することで、細部まで綺麗な写真を作ってくれる画像処理。この技術のおかげで一概に同じカメラとは言えなくなった。

より写真を拘りたいなら第2世代よりも第3世代。

負の遺産Lightning端子は現役

ガジェオタから忌み嫌われるLightning端子はまだまだ現役。

EUのType-C法案でLightning端子はいずれ淘汰される運命がほぼ決定しているのに。とはいえ、法案はまだ成立していないし2年間の猶予期間もある。

だからiPhone SE(第3世代)で端子変更はしないし、まだLightningで頑張るというAppleの意志を感じる。いや、いい加減にしてくれ。可及的速やかにType-Cに移行しなさい。

物理ボタンはいらなくなる可能性

技術革新が進んだ2022年には珍しい物理ホームボタンがiPhone SEには搭載されている。

少し前まではiPhoneで唯一の指紋センサーだったからそこまで悪口を言えなかったんだけど、最近のOSアップデートでマスクをしたままロックを突破できるようになったから存在意義が正直薄れた。

Face IDの利便性が向上したことで、ディスプレイサイズが小さくなるなら物理ボタンはいらないという意見も今後は多くなるだろう。もはや邪魔者扱いを受けても不思議じゃない。

iPhone SE(第3世代)は優秀なサブ機

iPhone SE(第3世代)はSoCがA15チップになることで処理能力が約20%強化される。

同じSoCを搭載するiPhone11の実績を見るとAntutuベンチマークは50万点以上になるはずだから十分すぎ。グラフィック性能も高いから重たいゲームもヌルサクでプレイできる安心感は強い。

市場で唯一のコンパクトスマホとして圧倒的な存在感を持つiPhone SEは悪くないスマホ。

ただ、大画面が流行る現代ではサブ機運用の運命から逃げられないと思う。

情報力とカメラが弱点

大画面スマホなら1ページで表示できる情報を何度もスライドしないと見れないのはストレスになる。

あとカメラ画質はいいんだけど、レンズが広角のみだから撮影できる写真に限りがある点。

カメラ性能いらない人なら全然OKなんだけど、そんな人は少数派。だからスマホ1台持ちの人はおとなしく大画面にするべきだし、2台持ちの人にとってiPhone SEはメインになりえない。

第2世代から第3世代へはOK

もしiPhone SE(第2世代)をすでに持っている人はiPhone SE(第3世代)への乗換はおすすめ。

というのもiPhone SEの市場価値は意外と高いんだ。メルカリで最低約2万円からの取引だから、今のiPhoneを軍資金にすることでより性能が高い新型iPhone SEを低予算で使うことができる。

iPhone SE(第2世代)の中古在庫は今後も増え続けるから、相場が下がる前にさっさと売却すべき。

投げ売りの第2世代も有力

2022年は家電量販店やキャリアショップがiPhone SE(第2世代)やiPhone 12を1円で投げ売りしていて市場がバグってる。

第2世代でも処理能力はハイエンドクラスだから、小型軽量と指紋認証が命って考えなら新たに1円でiPhone SEを購入してもいい。それ以外の人は良く考えてから機種を選んだほうがいい。

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