Pixel 6aを購入したらPixel Buds Aがタダで貰えました。
最近のGoogleさんはiPhoneの値上げに乗じてPixel 6aを低価格で販売したり、1万円のワイヤレスイヤホンを無料で配ったりとやりたい放題。
というわけで今回は、今が攻め時といった感じで配られたイヤホンの実力をレビューしていきます。
本記事の目次（タップでジャンプ）
Pixel Buds A-Seriesはとても惜しいイヤホン
まず、Pixel Buds AはGoogle純正のワイヤレスイヤホンなだけあって音質は思った以上に良かったというのが使ってみた正直な感想です。
全体的な音のバランスを重視していて、音の広がりも結構感じることができます。タッチ操作の感度もめちゃくちゃ良くて好印象。
ただそれだけにソフトウェア完成度の低さが気になります。
ワイヤレスイヤホンは動乱の時代
今のワイヤレスイヤホン業界には強敵が多すぎて、その代表的なメーカーがAnkerやSOUNDPEATS。格安なのにANCに対応していて、幅広いタッチ操作による使い勝手のいいイヤホンが揃っています。
一応Pixel Buds Aにも専用アプリは用意されていますが、イヤホンのタッチ操作をカスタマイズできないしイコライザー機能もすこし見劣りします。
音質重視なら満足、使い勝手重視ならやや不満。そんな感じのイヤホンでした。
Pixel Buds A-Seriesの詳細なスペック比較
Pixel Buds Aの詳細なスペックが下記。参考に上位モデルのPixel Buds Proと比較します。
| Pixel Buds A-Series | Pixel Buds Pro | |
| バッテリー | イヤホン本体：5時間 ケース込み：24時間 | イヤホン本体：11時間（ANCで7時間） ケース込み：31時間（ANCで20時間） |
| 対応コーデック | SBC/AAC | SBC/AAC |
| 通信方式 | Bluetooth5.0 | Bluetooth5.0 |
| 防水防塵 | IPX4 | IPX4 |
| ANC機能 | ✕ | 〇 |
| 装着検出機能 | 〇 | 〇 |
| ワイヤレス充電 | ✕ | 〇 |
| 外音取り込み | ✕ | 〇 |
| マルチポイント | ✕ | 〇 |
| 重量 | イヤホン本体：5.1g ケース込み：52.9g | イヤホン本体：6.2g ケース込み：62.4g |
| 価格 | 11,900円 | 23,800円 |
Pixel Buds Aは廉価モデルなだけあって、ANC機能やワイヤレス充電に対応していません。
まあ半額近い価格なので機能面は仕方がないと思いますが、Proモデルはタッチ操作で音量調整することが可能。
なんだかんだPixel Buds Aも1万円以上するんだから、それぐらい付けてくれても良かった気がします。予算があるならProモデルがやっぱり魅力的。
Pixel Buds A-Seriesの外観
Pixel Buds Aのカラーは清潔感のあるホワイトと、一風変わったダークオリーブの2色が用意されています。貰ったのは後者。
イヤホンは耳にスッポリと納まるビーンズ形状で、優しい印象すら受けるオリーブの筐体にシンプルなGマークが彫り込まれています。
裏側は光沢感のあるツルツルした質感となっています。
特徴的なのは 背面後部から飛び出している固定用アーチ。結構固めの材質で、この触角のおかげで激しい運動のときも安定した装着感で音楽に集中できます。
装着検知センサーを搭載しており、イヤホンの脱着によって音楽を自動で再生停止してくれます。
Pixel Buds Aはノイズリダクションマイクを左右のイヤホンに内蔵しているから、喧噪の中でもクリアな音声で通話をすることが可能。
ケースはマット加工された白色で、卵型の可愛らしいデザインになっています。ケース本体に付いた指紋が目立ちづらいのも嬉しいポイント。
重量はイヤホンが5グラム、
ケース込みで53グラムと重さも卵1個分。
ケースサイズは63×47×25mmで縦方向にやや長いですが、その分だけ厚みを薄くしたデザインになっています。ポケットにもすんなり入ってくれるでしょう。
付属品はイヤホン、充電ケース、3種類のイヤーチップとなっています。
Pixel Buds A-Seriesの特徴や使用感
ここからはPixel Buds Aの特徴や使用感を下記のとおり紹介していきます。
- 手軽なペアリングと専用アプリ
- 超高感度のタッチセンサー
- ズレを感じない安定した装着感
- 上品だけど迫力のある音質
手軽なペアリングと専用アプリ
Pixel Buds AはGoogle純正のワイヤレスイヤホンだから、Androidスマホとの連携がめちゃくちゃ簡単です。
具体的なペアリング方法は、Bluetoothをオンにしたスマホの近くでケースの蓋を開けるだけ。それだけでイヤホンを認識してくれるので難しい操作が必要ありません。
専用アプリもペアリング時にインストールしてくれます。（Pixelシリーズは不要。）
Pixel Budsアプリはすごくシンプルな作りで分かりやすいのが特徴。
装着検知のオンオフやイコライザー設定を変更することができます。イジれる周波数は低音域のみですが、ドラムやベースの音を強すぎない程度に響かせてくれます。
ロック音楽など聴くジャンルに合わせて調整すれば、一味違った音質を感じられます。
超高感度のタッチセンサー
Pixel Buds Aはイヤホン表面にタッチセンサーが内蔵されていますが、このタッチレスポンスが超良いんです。
指で軽くタップするだけでも反応してくれるし、触れてから操作が反映されるまでのラグがほとんどないので使っていてストレスを感じることはないでしょう。
ちなみにPixel Buds Aのタップ操作でできることが下記。
| 操作 | L/R共通 |
| 再生/停止 | シングルタップ |
| 次の曲へ | ダブルタップ |
| 前の曲へ | トリプルタップ |
| 通話開始 | 着信時シングルタップ |
| 通話拒否 | 着信時ダブルタップ |
| アシスタント機能 | 長押し |
専用アプリを使ってもタップ操作のカスタマイズはできませんが、必要最低限の操作は揃っています。Pixel Buds Aのセンサー範囲が思った以上に広くて、他のイヤホンよりも操作しやすい印象でした。
また、本機はAirPodsなどにも導入されている通知読み上げや音声返信機能に対応しています。
音声返信機能はLINEでも使うことができるので、オッケーなどの短文ならスマホで入力する必要がなくなるので重宝しそう。
ズレを感じさせない安定した装着感
Pixel Buds Aはカナル型イヤホンですが、耳穴への圧迫感があまりなく、長時間装着していても耳が痛くなりません。
独特の固定用アーチがしっかり耳にフィットするので、頭を激しく振ったとしてもイヤホンが落下することは一度もありませんでした。
ただし、カナル型でも遮音性がは低く、イヤホンをしていても周囲の音はそこそこ聞こえる印象。
付属する１番大きなイヤーピースでやや小ぶりなので、遮音性を高めたい人やフィット感を向上させたい人は別途イヤーピースの購入を検討しましょう。
上品だけど迫力のある音質
Pixel Buds Aは大口径の12mmダイナミックドライバー搭載しているので、迫力のある重低音が得意なイヤホンです。
音の広がりはあまり感じられませんが、1つ1つの音はしっかりと聞き取ることができ、ナチュラルな音質を楽しむことできるでしょう。
クセが少なく、どんな人にもマッチする性能をしています。
ちなみにノイズリダクション機能はそこそこといった感じ。風切り音が多少するぐらいの環境であれば十分クリアな声を届けることができますが、喧噪の中だとちょっと聞こえにくくなるような気もしました。
Pixel Buds A-Seriesはノイズキャンセリング非対応
ここからはPixel Buds Aの惜しいポイントを下記のとおり紹介していきます。
- ANC非対応
- 無線充電非対応
- タップ操作の項目が少ない
ANC非対応
最近は1万円以下でもANC対応のイヤホンが多くなってきましたが、Pixel Buds Aは残念ながらANCを搭載していません。
そのため、雑音が多い環境で音楽の没入感に浸るのは難しいと思います。
スマホから10m以上離れても接続が途切れないぐらい通信は安定しているので、室内利用がメインの方に刺さるイヤホンです。
無線充電非対応
Pixel Buds Aは有線接続でしか充電ができないので、置くだけ充電器を使うことができません。
つまり、バッテリーが切れる度にわざわざType-Cケーブルを引っ張り出してケースと繋げる必要があります。
イヤホン単体はそこそこのバッテリー持ちですが、ケース込みで使えるのは24時間と短めなので充電頻度も多くなります。無線充電に慣れてしまった人には物足りないポイントになるでしょう。
タップ操作の項目が少ない
Pixel Buds Aのタップ操作は再生停止などの6種類しかなく、音量調整できないのがちょっと不便。
Youtubeは動画によって極端に音量が違うこともあるので、気になる度にスマホの物理ボタンを触らないといけません。タッチセンサーの感度やレスポンスが最高なだけに惜しい。
Pixel Buds A-Seriesをオススメしたい人
Pixel Buds Aは「着け心地と使い勝手が大切という人」にオススメの完全ワイヤレスイヤホン。
固定用アームがイヤホンをしっかりホールドしてくれるから激しい運動でも絶対外れない安心感があります。
ANCやタップ操作など機能面はちょっと物足りませんが、通知読み上げやLINEの音声返信はとても便利。スマホを開かなくても通知内容が確認できるのは慣れると戻れないかもしれません。
Pixel Buds Aはビジネス、プライベートに関わらず色んな生活場面でサポートしてくれるイヤホンです。
Pixel Buds A-Seriesレビューまとめ
今回はGoogle純正のワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds A-Series」についてレビューさせて頂きました。
Pixel Buds Aは絶対外れない安心感、自然なのにパワフルな音質が特徴的で、運動中でも音楽が聴きやすいイヤホンになっています。
通知読み上げなどはQOLの向上に役立つ機能も搭載。気になる方はぜひPixel Buds Aを試してください。
コスパぶっ壊れスマホPixel 6a
本機を使うキッカケになったのは同じくGoogle純正スマホのPixel 6aの購入でした。
あのGoogle Tensorを搭載していて、廉価版ながらハイエンドクラスの快適な動作が魅力。そんなスマホが5万円台、だからコスパがぶっ壊れているという話です。
Pixel 6aがどんなスマホか知りたい人は、下記の過去記事もチェックしてみて下さい。お願いします。
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【SOUNDPEATS Air4 Proレビュー】価格からは想像できないノイキャン性能。故に惜しい
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上位互換Pixel Buds Pro
その後、結局我慢できずに上位機種を購入してしまった。
やっぱりノイズキャンセリングはあると便利だし、ワイヤレス充電もできれば欲しい。バッテリー持ちも良くなるからProモデルは乗り換えるだけの価値がある。
Pixel Buds Proについての詳しいレビューは下記記事を参考にしてほしい。
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【Pixel Buds Proレビュー】Googleの本気を感じるANC搭載完全ワイヤレスイヤホン
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