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【楽天UN-LIMIT Ⅶ発表】楽天のプラン見直しで改悪⁉

2022年5月16日

サービス開始から約1年が経過した楽天un-limitに、ついにプランの見直しが入ることとなりました。

今回の改定における最大のポイントは、誰もが予想できていたとは思うけど、1ギガまでなら0円という神プランの消滅。

本記事では、楽天un-limitⅥからⅦへの変更点を解説していきます。

本記事の目次(タップでジャンプ)

楽天は低品質のオンラインプラン

楽天UN-LIMIT Ⅵの契約数が大手キャリアのオンラインプランに比べて圧倒的な伸びを見せていたのは、最安0円という釣り餌があったから。

データ通信は格安SIMに任せて、楽天では音声通話だけを利用していた人も多いはず。

しかし、今回の見直しによってその運用は不可能となりました。

楽天UN-LIMIT ⅥとⅦの違いを比較すると下記。

 楽天UN-LIMIT Ⅵ楽天UN-LIMIT Ⅶ
月額料金0~1GB:0円
1~3GB:980円
3~20GB:1,980円
20GB~:2980円
0~3GB:980円
3~20GB:1,980円
20GB~:2980円
データ容量楽天回線エリア内:無制限
楽天回線エリア外:5GB
楽天回線エリア内:無制限
楽天回線エリア外:5GB
制限速度楽天エリア内:3Mbps
楽天エリア外:1Mbps
楽天エリア内:不明
楽天エリア外:1Mbps
通話オプション10分無料:1,100円
かけ放題:指定アプリで0円
15分無料:1,100円
かけ放題:指定アプリで0円
対応回線4G、5G4G、5G
国際ローミング対応(2GBまで無料)対応(2GBまで無料)
通話サービス留守番電話:〇
着信転送:〇割込通話:〇
留守番電話:〇
着信転送:〇割込通話:〇
メッセージサービスキャリアメール:✕
+メッセージ:✕
キャリアメール:〇
+メッセージ:✕

改善点としては楽天UN-LIMIT Ⅶになることで、キャリアメール無料実装とかけ放題オプションが強化されます。

キャリアメール必須の人やビジネスで長電話をよく利用する人は嬉しいかもしれません。

とはいえ、楽天のプラン料金はpovoやLINEMOとほぼ同額で、0円という最大の魅力を失ってしまいました。

20ギガ以上使っても楽天回線エリア内なら制限速度にならないというメリットも一応ありますが、肝心の楽天エリアがまだまだ狭く使い勝手はあまり良くありません。

結果、楽天UN-LIMITはただの低品質なオンライン専用プランに落ち着きました。

プラン以外の改善点

楽天UN-LIMIT Ⅶでキャリアメールが実装されるなど以外にも、

  • 楽天市場のポイントアップ強化
  • 楽天エンタメサービスの割引や還元強化

という2つの改善点があります。

楽天市場のポイントアップ強化

楽天モバイル回線を契約していると、楽天市場で買い物をしたときに貰えるポイントが+1倍になっていたけど、ダイヤモンド会員であればSPUにプラスしてさらにポイントが付与されるようになります。

特典を最大限受け取るためには、キャンペーンのエントリーや楽天カードでの支払いなどが必要であることに注意。、

楽天エンタメサービスの割引や還元強化

楽天UN-LIMIT Ⅶを契約すると、NBAが鑑賞できるベーシックパスやパ・リーグ公式戦見放題のパ・リーグSpecialなどで料金割引やポイント還元を受けられるようになります。

現在、発表されているのは下記の5種類。

 無料期間期間以降の特典
ベーシックパス3か月月額料金が44%OFF(550円)
パ・リーグSpecail3か月月額料金の50%相当のポイントを毎月還元
Rakuten music90日間月額料金が20%OFF(780円)
Rakuten MAGAZINE31日間月額料金の30%相当のポイントを毎月還元
Youtube Premium(Andorid限定)3か月

野球やバスケ好きの人は通常よりも安くサービスを楽しめるから嬉しい特典が追加された感じです。

楽天UN-LIMIT Ⅶは7月1日からスタート

楽天UN-LIMIT ⅥからⅦへ切り替わる時期は2022年7月1日からになります。

既存ユーザーも強制的に変更されるので、もし0円運用をしている人は事前にMNPや解約の準備をしておきましょう。

また、楽天UN-LIMIT Ⅶに変更されても、7月1日から8月31日までは楽天UN-LIMIT Ⅵの料金のまま、9月1日から10月1日までは通信量が1ギガ未満ならポイント還元で実質0円となるキャンペーンが開催されます。

詳しくは下記。

7月1日~8月31日1GBまで0円
9月1日~9月30日1GBまでなら、1081円相当の楽天ポイント(期間限定)還元
10月1日~10月31日1GBまでなら、1080円相当の楽天ポイント(期間限定)還元

プランは7月より変更されますが、1ギガ未満で有料となるのは11月からになります。一応の救済措置期間みたいな感じですね。

楽天の命綱はデータ通信無制限

楽天UN-LIMIT Ⅶへ移行しても、楽天回線エリア内であれば月額2,980円で無制限プランは継続。

今後は5G導入が進み、毎月のデータ通信量が膨大になると予想されます。そのときに初めて楽天UN-LIMITは猛威を振るうことでしょう。

ただし、エリア範囲と通信品質が大手キャリアよりも弱いため、メインとして使えるかは微妙な感じです。

0円ユーザーはMNP・解約が無難

生活圏が楽天回線エリア内で、毎月1ギガ以上のデータ通信を利用している人は特にデメリットもなく、プラン見直しによるメリットを受けられるので継続で問題ありません。

一方で、0円運用しているユーザーは格安SIMへ乗り換えるか、解約するのが無難かも。

乗り換えの場合は、月額ほぼ0円のpovo、最安プラン500円のOCNモバイルやIIJmioがおすすめです。

povoについては解説記事があるので、良ければそちらを見てください。

【解説】povoのプラン料金やメリット・デメリットをレビュー

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楽天UN-LIMIT Ⅶは赤字回収への舵取り

auとのパートナー回線解除も進行しているところに、今回の楽天UN-LIMIT Ⅶ発表。

楽天のモバイル事業は設備投資で毎年赤字が続いていましたが、今後はユーザー確保から徐々に収益化へシフトチェンジするようです。

そもそも楽天側にメリットがほぼない0円運用が消滅するのは当たり前だと思いますが、ふるいに掛けるには少々時期が早い印象。

0円だからとりあえず契約していた人も多いでしょうから、楽天UN-LIMIT Ⅶ移行で楽天のキャリアとしての需要がハッキリとしそうです。

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