
パソコンやスマホのストレージ残量が気になったことはないでしょうか。
僕は普段からパソコンにデータを保管しているんですが、ブログを始めてからストレージを圧迫するスピードが思った以上に早い。原因は間違いなくミラーレス一眼で撮影した写真や動画。
皆さんも、保存できる容量が少なくなったから、スマホの写真を消した経験がありませんか。本記事では、そんな思い出達を残すために購入したLogitec 1BAY HDDケースをレビューしていきます。
本記事の目次(タップでジャンプ)
スマホやパソコンのストレージ問題

スマホのストレージ容量が64から128ギガへ移行したように、ここ最近はデータサイズの巨大化が進行しています。
一眼カメラは当たり前ですが、スマホで撮影した写真も高画質化で一枚当たりのデータ容量が増加。Xiaomiの1億万画素カメラで撮影した画像なんてヤンデレ並みに重たくて引くレベルでした。
それでも、思い出を残すために機会があればバシバシ写真を撮り、その度にパソコンへデータを移行。気が付けばパソコン側のストレージがなくなっている、現状はそんな感じです。
クラウドストレージは高い
スマホの普及と一緒にクラウドストレージの利用も一般化してきて、Google OneやらiCloudの存在ぐらいは皆知っていると思います。
しかし、ほとんどの人は一時的な保管ぐらいで、また別の媒体に移すという整理をしているんじゃないでしょうか。
その理由は二つ。無料で使える容量が少ない、有料プランはサブスク制で高い。そこで、代表的なクラウドストレージサービスの料金をまとめたのが下記になります。
| Google One | 15GB/無料 | 100GB/250円 | 200GB/380円 | 2TB/1,300円 |
| iCloud | 5GB/無料 | 50GB/130円 | 200GB/400円 | 2TB/1,300円 |
| Dropbox | 2GB/無料 | ー | ー | 2TB/1,500円 |
| OneDrive | 5GB/無料 | 100GB/224円 | ー | 1TB/1,082円 |
| box | 10GB/無料 | 100GB/1,200円 | ー | ー |
無料で使うなら現状はGoogle一択。使える容量が大きいし、Androidスマホを使っていれば無駄なアカウントを増やさなくていいのもメリットです。
法人向けなら無制限プランもありますが、最低3人以上での契約などハードルが高いから個人契約するのはおすすめできません。
そして、残念ながらオンラインストレージは月額課金制度。大容量プランは年間の固定費が1万円以上増えます。データ保管のためだけにこの費用は高すぎる。ということで、大人しくパソコンのストレージを増設することにしました。
内蔵ハードディスクは安い
ストレージの代表格といえば誰でも一度は使ったことがあるUSBメモリ。ただ、あれは持ち運びに特化していて保存容量がちょっと物足りないかんじ。耐久性にも不安があるので長期的なデータ保存にはあまり向いていません。
そうなると、次に候補となるのは外付けHDD。テレビ番組の録画用に使う人も多いと思うけど、保存容量に対して価格がちょっと割高なのが難点。安い商品だと読み書き速度も遅いし。
本体価格、保存できる容量、汎用性を考えて選んだのが内蔵HDDというわけです。
Logitec 1BAY HDDケースの外観

Logitec 1BAY HDDケースは内蔵HDDとパソコンをUSBを使って簡単に外付けすることができます。
本体スペックは下記の通り。
| 製品名 | Logitec 1BAY HDDケース(LHR-L1BSTWUCD) |
| 挿し込みドライブ | 3.5 / 2.5インチHDD、2.5インチSSD |
| 最大対応容量 | 3.5インチHDD:16TB 2.5インチHDD:5TB 2.5インチSSD:2TB |
| USB規格 | USB3.2 Gen2 |
| コネクタ形状 | USB Type-C |
| サイズ | 140×56×77.4mm |
| 重量 | 168g |
ケース以外の付属品はAC電源アダプタ、Type-Cケーブルとなっています。

派手な装飾などはなく、正面にはメーカーのロゴと仕様が分かりやすくプリントされているのみ。

左右側面は何もなし。

背面には左から接続のType-C、AC電源ポート、電源スイッチとなります。

USB3.2 Gen2に対応していてデータの高速転送が可能。

上面から内蔵ストレージを挿し込んで使うタイプ。挿し込み口にはホコリ防止のカバーが付いているので、接触不良のリスクを最低限にしてくれています。

カバーは2.5インチ、3.5インチ用の二つが用意されていて2.5インチを挿し込んだときは、小さいカバーのみ開口。
HDDだけじゃなくSSDにも対応。USB3.2 Gen2と合わせることで高速データ転送が可能となります。ただ、2.5インチSSDはクッソ高いので僕の選択は内蔵HDD。悔しい。
Logitec 1BAY HDDケースの導入手順
パソコンと繋げてHDDを挿すだけっていうものだから、使い方なんてって話だけど一応解説していきます。
まずは、Type-Cケーブルでパソコンと繋げます。付属ケーブルの長さは1メートルしかないから、本体とパソコンの距離はわりと近めにしておかないと届かないかもしれません。

AC端子も挿し込んで、

コンセントから電源を供給。ACアダプタがちょっと邪魔で、USB PDに対応していれば尚良という感じ。

HDDのSATAコネクタを下向きにしてLogitec 1BAY HDDに挿し込みます。

ちなみに今回購入したHDDはSeagateのBarraCudaなんだけど、価格.comのレビューを確認していると耐久性に不安があるらしいです。今更になって高耐久のIronWolfにしておけば良かったと後悔。

装着したら電源をオン。基本的にHDDの抜き差しをするときは電源を切った状態でやりましょう。

電源を入れた正面のランプが緑色に点灯します。これで接続は完了。続いて、接続したHDDをストレージとして使う初期設定をしていきます。
内蔵HDDのフォーマット
初めてパソコンと接続したHDDはドライブとして認識されていないから、パソコン側でHDDのフォーマットをする必要があります。
手順は簡単で、まずはWindowsのスタートボタンを右クリックして「ディスク管理」を開きます。

フォーマットしていないHDDを接続していると「ディスクの初期化」が表示されます。選択されているのがフォーマットしたいHDDか分からない場合ときはキャンセルを押しましょう。

ディスク管理の下側で初期化したいHDDを見つけたら、右クリックしてディスクの初期化を行います。ディスク詳細のところに「不明」や「初期化されていません」と表示されているのが今回フォーマットしたいHDDです。

パーティションスタイルはGPTを選択。

ディスク管理の下側で、「初期化されていません」と表示されていた部分が「オンライン」に切り替わっています。次に「未割り当て」の上で右クリックをして、「新しいシンプルボリューム」を設定します。

新しいシンプルボリュームウィザードの開始が表示されるので、次へをクリック。

ボリュームサイズは自分でも指定できますが、分からなければデフォルトのまま。

Cドライブみたいなドライブ文字を指定できますが、文字が重複すると誤認識するかもしれないのでこれもデフォルトのまま。

フォーマット設定も基本的にはデフォルトで大丈夫ですが、Macとも接続したい人はシステムを「exFAT」に変更。ユニットサイズやボリュームラベルも任意で変更可能。

新しいシンプルボリュームウィザードの完了を実行すると、フォーマットが開始されます。

ディスク管理の下側で「未割り当て」になっていた部分が変更されていれば初期設定は完了。

エクスプローラー上でもフォーマットしたHDDが表示されるようになっているはず。あとは、バックアップしたい写真や動画ファイルをHDDヘ移せばOKです。
転送速度はそこそこ速い
これで内蔵HDDにいつでもデータをバックアップできるようになりました。
手間は毎回HDDをパソコンに接続しないといけないところ。デスクトップパソコンでストレージ増設ができるならその問題も解決します。

実際にデータを転送してみたところ、転送速度の平均は秒間100メガぐらい。

普段使っているパソコンのHDDと、Logitec 1BAY HDDケースで接続したHDDの転送速度をCrystalDiskで計測すると、違いは全然ありませんでした。(HDDはどちらもSeagateの4テラ。)
USB接続でも転送速度にそこまで影響はなく、外付けで十分なスピードです。
内蔵HDDの保管
内蔵HDDはパソコンの中に組み込むことを前提にしているパーツだから、わりと電子部品がむき出し。
専用の収納ケースがあれば安心だけど、意外とこれが高いしデカい。そこで全裸のHDDを比較的安全で、お金のかからない保管方法を紹介しようと思います。
まずは、念のために静電気防止用の中にHDDを投入。PCショップなら一枚50円ぐらい。

次に100均のハガキケースを用意する。今回はセリアで購入したけどダイソーとかでもOK。

これが中々のフィット感で、ケースを揺らしても全然HDDが暴れないぐらいにピッタリ。除湿用のシリカゲルを一緒に入れておけばさらに安全。
内蔵HDDを持ち運ぶ人なんて滅多にいないと思うけど、これなら鞄の中に入れても大丈夫です。
Logitec 1BAY HDDケースを買うべき人
Logitec 1BAY HDDケースは「気軽に、写真や動画データをバックアップしたい人」におすすめのガジェットです。
外付けHDDのように持ち運びすることはできませんが、大容量でも1万円以下で購入できる内蔵HDDがUSB接続するだけで簡単に扱えるのはメリット。
パソコンを分解してストレージを増設する自信がない人もこれなら安心。
Logitec 1BAY HDDケース レビューまとめ

本記事では「Logitec 1BAY HDDケース」についてレビューをしました。
最近はスマホで写真や動画撮影する機会も増えて、ストレージ容量に不安を感じることも多かったのではないでしょうか。
Logitec 1BAY HDDケースはそんな人のために存在しています。安く、そしてなによりも簡単に、思い出を記録としてしっかり残すことができるようになります。