
人気なスマートウォッチといえばやっぱりApple Watchだけど、価格が高いこともあって身に着けている人は少ない印象。
そこで激安すぎるMi Watchを購入してみたから、今回は使用感や機能面をレビューしていく。
世界のXiaomi製品でそれなりに信頼性もあるし機能も豊富。安いけどしっかり使えるスマートウォッチが欲しいという人におすすめだ。
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Mi Watchは破格の安さ

スマートウォッチは時計と称してはいるけど、メインは心拍数や消費カロリーを気軽に計測してくれる活動量計としての部分だ。時計はあくまでオマケの機能でしかない。
だから、ほとんどの活動量計が運動中に邪魔にならないようなリストバンド型をしていて、プライベートじゃないと使えないみたいな声も多い。

それを克服していたのがMi Watch。
レザーやステンレスのベルトが選べるApple Watchと比べると劣る部分もあるけど、ベーシックな腕時計型デザインを採用しているからぱっと見は普通の時計なんだ。
機能面もApple Watchの最上位グレードSeries7とほぼ同等で充実しまくっている。なのに価格は半額以下。これを破格と言わずなんと言う。

Mi Watchは価格や機能を含めて、最初の一本にちょうどいいスマートウォッチなんだ。
Mi Watchの詳細

Mi Watchの詳細スペックが下記。
| Mi Watch | |
| ディスプレイ | 1.39インチ(有機EL) |
| 解像度 | 454×454 |
| バッテリー | 420mAh |
| ヘルスケア | 心拍数、睡眠、血中酸素濃度、エネルギー ストレス、呼吸、歩数、カロリー、スタンディング |
| ワークアウトモード | 117種類 |
| 音声アシスタント | Amazon Alexa |
| 防水 | 5気圧 |
| 重量 | 48グラム |
| サイズ | 46×53×12mm |
| 価格 | 11,033円 |
Mi Watchの外観
Mi Watchの形状は腕時計でも1番ポピュラーなラウンドケースだから、文字盤のデザインによってはマジでちゃんとした腕時計に見える。
本体正面は1.39インチの有機ELディスプレイ。視野角も広くてすごく見やすい。

背面にはスマートウォッチならではの心拍数感知エリアと充電端子が搭載。

右側面には各種アプリを開くことができるHomeボタンとSportボタン。

左側面には何もなし。本体側面と裏側はマット加工されたアルミっぽい仕上がりで質感良き。

バックルが付いているベルト側の根元にはAlexa起動用のマイクと気圧計を備える。

ストラップは滑り止めラインが入ったウレタンベルト。丈夫でシワも付きづらく、撥水性も高いから水濡れも平気。

付属品はUSB-A端子の専用充電器のみ。残念ながらワイヤレスイヤホンのような無線充電には非対応だ。

ただ、ケーブルを差さプレートに置くだけなのは変わりがないから充電は楽。充電機にはマグネットも仕込まれているからズレて落ちる心配もない親切設計。

ちなみに重量は48グラム、Apple Watchとか比べるとちょっとだけ重くて残念。

Mi Watch 活動量計としての機能

Mi Watchには他のスマートウォッチにある機能のほとんどが搭載。特に、運動をするとき切り替えるワークアウトモードは117種類も用意されているから、もはや使い切れないレベル。
活動量計として備わっている代表的な機能が下記。
- 歩数計
- バイタルサイン測定
- 消費カロリー測定
- 血中酸素レベル測定
- ストレスレベルチェック
- 睡眠レベル測定
- ワークアウトモード(117種類)
できないことが見つからなくて逆に困る。
測定したデータはアプリと同期してグラフ化できるから長期的な体調変化も分かりやすい。


日本で正規販売しているから日本語にもしっかり対応済。すこし前まで海外スマートウォッチは、日本語化するのが手間だったんだけどMi Watchにそんな心配はご無用。

ワークアウトモード
Mi WatchはウォーキングやHIIT以外に、などのコアなスポーツを含めた合計117種類のトレーニングに対応。それぞれ専用のアルゴリズムで測定してくれるから、運動の結果をより正確にモニタリングしてくれるんだ。
Apple Watchでも最大80種類だから、ワークアウトモードが圧倒的に豊富なのはMi Watch。
ただ、全種類の項目を使う人はほとんどいないと思うから、スマホアプリを使って自分がルーティンにしている項目だけをピックアップしたり並べ替えたりして、自分の使いやすいようにカスタマイズしよう。

Mi Watch スマートウォッチとしての機能

Mi Watchはスマートウォッチだから活動量計としての機能以外にも時刻が表示できたり、スマホのメッセージ確認ができる。
スマートウォッチとして使うことができる具体的な機能が下記。
- 文字盤の着せ替え
- 時刻、日付表示
- メッセージ、着信確認
- タイマー
- スマホの音楽操作
- スマホカメラの遠隔シャッター
- スマホ探索
- Alexa連動
- ライト
- 気圧、海抜確認
これも多すぎるぐらい詰め込まれている。
気圧計みたいなほぼ私生活に必要ないものもあるんだけど、基本的には備わっていて嬉しいものばかりだ。
その中でも特に役立つ機能だけを紹介する。
文字盤の着せ替え

スマホアプリと連動させることで、文字盤を約190種類のデザインから好きなものに変更することができる。
男性が好きそうなメカメカしいものもあれば、女性が好きそうなシンプルなものや動物のイラストまで幅広いジャンルが用意されているから絶対にお気に入りが見つかるはず。


新しい文字盤が今でも追加されてるから飽きが永遠に来ることもない。
スマホの音楽操作

スマホで流している曲の音量や順番をMi Watchで操作できる。
俺はワイヤレスイヤホンのタッチ操作で事足りていたんだけど、Mi Watchなら曲名を確認しながら聞きたい曲まで一気にスキップできるのが便利に感じた。
タッチセンサーだと誤作動することもあるし、この機能は意外と頼ってしまいそう。
スマホカメラの遠隔シャッター
Mi Watchがあれば遠隔でスマホカメラの撮影ができる。

スマホ本体のタイマーがあれば問題ない気もするけど、シャッターボタンを押して慌てて撮影位置に戻るなんてことをしなくても良くなる。
写真撮影を誰かに頼めない俺みたいな人間は重宝するんだな、これが。
スマホ探索
電話をかけて見失ったスマホを探し出すみたいな機能が備わっている。

Mi Watchを使えば色んなことができるんだけど、なんだかんだ言ってこれが1番便利かもしれない。
着信じゃなくてアプリ操作だからサイレントモードでも音が出るし、音量も大きめで布団の中に埋まっていてもすぐ気付ける。
Mi Watchの良いポイントと悪いポイント
Mi Watchの良いポイントと悪いポイントをまとめると下記。
Mi Watchの良いポイント
・バッテリー持ちが超長い
・税込み12,000円とお手頃
・大画面で見やすい
・細かいヘルスモニタリング
・充実しすぎの機能
XiaomiからはMi Band 5っていう1万円以下のスマートウォッチが販売されているけど、倍のお金を出しても利便性がいいMi Watchを購入したほうが幸せになれる。
Mi Watchは24時間使い続けてバッテリー消費が10%ぐらいで、数日充電しなくても全然平気だから使い勝手がいい。時計だけじゃなくヘルスケアのことも考えればバッテリー持ちは長いほうがいいに決まっている。
他のスマートウォッチにできて、Mi Watchにできないことなんてほぼないから、迷ったらこれが正解。
Mi Watchの悪いポイント
・フォーマルなビジネスシーンには合わない
・重量42グラムはすこし重い
・電子マネーのタッチ決済は使えない
低価格なだけにApple Watchのような万能デバイスにするのはやっぱり難しい。
Apple Watchは素材にステンレススチールが使ってあったり、革ベルトが選べたりするから高級感があってフォーマルなビジネスシーンでも対応できる。

あと、コンビニでタッチ決済ができればもっと良かった。俺もスマートに会計を済ませたい、羨ましい。
気軽にヘルスケアを始められるのはMi Watch

Mi Watchはスマートウォッチ界隈でもお手頃の価格で、機能も充実しすぎなくらい盛り盛り。Xiaomiは結構な頻度で割引セールを開催しているから、タイミングが良いと1万円で購入することができる。
Apple Watchと比べると、どうしても質感は劣ってしまうんだけど、倍以上の価格差があるから当然といえば当然。むしろ、ヘルスケア機能に違いはほとんどないから、質感さえ気にならなければMi Watchのほうがコスパはいい気もする。

スマートウォッチの購入を検討している人は、Mi Watchを最初の1本にするのがおすすめ。
気軽に健康状態をモニタリングできるし、スマホライフがもっと便利になること間違いなし。