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【G-Wolves Hati-S Plus 4Kレビュー】かぶせ持ちが向いてる軽量無線マウス

2023年2月4日

レビュー評価:(4)

この記事のまとめ

本記事では、「Hati-S Plus 4K」について徹底レビューします。

小型軽量なのにかぶせ持ちもできる万能マウス。無線、サイドボタン、豊富すぎる付属品と付加価値も満載。

Ninjutso Soraっていう超軽量マウスを購入してからしばらく経つんだけど、かぶせ持ちメインの僕にはちょっと扱いづらい印象が目立ってきた。

指先のフィット感が良くて、利便性も高い製品が理想ってことで見つけたのがG-Wolves Hati-S+シリーズ。

そのなかでも最上位の4Kモデルを買ってからSoraとの違いとかも含めてレビューしていく。

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メリットデメリット
  • 左右対称マウス
  • 超軽量(48グラム)
  • サイドボタン有
  • かぶせ持ち向き
  • 付属品が豊富
  • 1年間保証付き
  • チルトホイール非対応
  • 専用ソフトの造りが簡素

Hati-S Plus 4Kの特徴

Hati-S+4Kの特徴は下記のとおり。

  • 左右対称
  • 無線モデル
  • 47グラム
  • サイドボタン有
  • 約2万円

まず驚くべき点はその重量。Soraと遜色ない重さで世界最軽量といっても過言じゃないレベル。

無線モデルだから機動力も高いし、バッテリー持ちもそこそこ。

ただ、ゲーミングマウスのなかでも高額なところが欠点になる。これよりも安い製品は山ほどあるし、あえてHati-S+4Kを選ぶかは難しいところ。どこまで軽さを追求するかによる。

Hati-S Plus 4Kの外観と付属品

まずはHati-S+4Kの外観を確認していく。

ちなみにカラーバリエーションは3種類あってホワイト、ピンク、グレーでの展開。

内容物はこんな感じ。

  • マウス本体
  • USBケーブル×2
  • microUSB to Type-C変換アダプタ×2
  • USBレシーバー
  • グリップテープ
  • 交換用ソール
  • 簡易説明書

付属品が充実しすぎてて凄い。

マウストップはこんな感じで、マウス先端のデザインがちょっと独特。

メインボタン中央の溝にロゴを刻印。このさりげない感じは結構好き。

底面は中央にセンサー、その下に電源スイッチを配置。

ソールがフロント側に2枚とリア側に1枚貼り付けられていて、軽快な滑り具合を実感できる。

あと軽量化のためのハニカム構造を採用。

埃の侵入口になるからあんまり好きじゃないんだけど付属品のシールとかで蓋は一応できる。

フロント側には充電端子を配置。形状がmicroUSBなのは残念なポイント。

そしてここも部分的に肉抜きを施している。

リア側は特に装飾などもなく、雪見だいふくのような後ろ姿。

左サイドにはボタンを2つ配置。

形状は左右対称だけどサイドボタンを活用するなら右手専用になる。

右サイドには何もなし。

サイズは縦120.8ミリ、横64.5ミリ、厚み37.3ミリとギリギリ小型マウスに分類される大きさ。

重量は公称値だと49±2グラムで、実測値はジャスト48グラムだった。

最軽量無線ゲーミングマウスSoraとの差はわずか2グラムでもう誤差でしかないレベル。

次に付属品を紹介していく。

まず交換用のソール。材質はPTFEで、幅や形状の違うソールが2セットずつ同封されている。

他にもオリジナルのガラスソールが付属。無駄にデザインが凝っていて高品質。

充電ケーブルは合計2本付いてくる。素材は灰色がビニール、水色が柔らかめの布ケーブル。

形状はType A to microUSB、規格はUSB2.0。実用上は問題ないけどちょっと時代遅れ。

USBレシーバーは一般的なドングルではなく結構珍しいタイプ。

遅延対策のためにこんな設計にしたと思うんだけど、デスクを綺麗にしておきたい人は邪魔かもしれない。

パソコンとかに直接取り付けることはできず、USBケーブルを介しての接続になる。当然ながら形状はmicroUSB。

あとプラスチック製の綿棒みたいなやつは電源のオンオフに使う。

Hati-S+4Kの電源スイッチは超簡略化されていて基板上を直接操作しないといけない。電源のオンオフはだいぶ面倒だからここはケチって欲しくなかった。

あと専用のグリップシートまで付けてくれている。マウスをしっかりと掴んでおきたい人は買い足さなくてもいいから嬉しいポイント。

ビルドクオリティは高く、余計なものが一切ないシンプルな外観はめちゃくちゃ好み。

付属品の充実さでも他メーカーを圧倒していて、拘りが強い人にも満足できる内容だと思う。

Hati-S Plus 4Kと他社製品のスペック比較

続いて、Soraの詳細なスペックを確認しましょう。参考にロジクール「G PRO X SUPERLIGHT」とRezer「Viper V2 Pro」と比較します。

 Hati-S+4KSoraG PRO X SUPERLIGHT
接続無線無線無線
センサーPMW3399センサーPAW3395センサーHERO 25K
マウススイッチZippy製Huano Pink Dot-
ボタン数665
解像度400~20,000dpi50~25,600dpi100~25,600dpi
ポーリングレート4000Hz125/500/1000Hz125/250/500/1000Hz
最大速度650IPS650IPS400IPS
最大加速度50G50G40G
ケーブル/長さビニール/
パラコード/
パラコードビニール/1.8m
オンボードメモリ〇(最大5つ)〇(最大5つ)
ライティング
サイズL117×W61×H40mmL121×W59×H37mmL125×W64×H40mm
重量48g47g63g
カラーリング○ ホワイト
グレー
ピンク
ブラック
○ ホワイト
ブラック
○ ホワイト
レッド
ピンク
価格約20,000円12,900円18,810円

搭載センサーは最新のPAW3395と比べると解像度やバッテリー持ちがやや見劣りするけど、あのRazerデバイスにも使われた実績もあるし実力は折り紙付きだ。

最大ポーリングレート4000Hzは現状オーバースペックだから気にしないでOK。

その他カタログスペックはSoraとほぼ同等で、あとは7,000円の価格差をどう捉えるか。豊富な付属品はたしかに魅力的だけど、それだけじゃちょっと弱いかなとは正直思う。

Hati-S Plus 4Kの各持ち方評価

ここからはHati-S Plus 4Kを実際に持ってみた感じを解説していく。

つまみ持ち

まずは「つまみ持ち」。

48グラムという軽さのおかげで指先だけでも操作自体は結構スムーズ。

ただ、指先が最も厚みのあるメインボタン根元に近づくから、人差し指とかがちょっと窮屈に感じる。

あとサイドの窪みの深さや位置との相性が悪いのか、親指と薬指で強めに固定していると手首に対してマウスがだんだん斜めになりやすい。

つかみ持ち

次に「つかみ持ち」。

うん、悪くない。悪くないけど、どちらかといえば「かぶせ持ち」に寄りやすい印象。

Hati-S Plus 4Kは全長が短くて、薬指の先で固定しようとすると第二関節あたりを結構曲げることになるからちょっと疲れる。

薬指は第一関節でグリップするのが良さげ。

かぶせ持ち

最後に「かぶせ持ち」。

小型マウスはかぶせ持ちに向いてないって結構言われるんだけど、Hati-S Plus 4Kは全然そんなことない。

むしろ一番しっくりくる持ち方な気がする。

卵型のトップシェルが手のひらにフィットしやすく、両サイドのそこそこ深い窪みに親指・薬指が程よくかかるからマウス操作が安定しやすい印象。

持ち方総評

Hati-S Plus 4Kを代表的な3つの持ち方で試してみた結果をまとめてみると下記。

持ち方総評

つまみ持ち:(3.0)
つかみ持ち:(3.5)
かぶせ持ち:(4.0)

小型マウスだけど厚みがあるおかげで「つかみ持ち」「かぶせ持ち」との相性がよく、指や手のひら全体を使った操作の安定性が抜群。

ただ、「つまみ持ち」も全然できないわけじゃない。

Hati-S Plus 4Kはどんな持ち方にも対応できる万能な形をしたマウスだと思う。

Hati-S Plus 4Kの使用感

クリック感

Hati-S Plus 4Kの搭載スイッチはZippy製で、最低でも60万回のクリック動作に耐えることができる。

メインボタンのクリック音は鈍く、静音とまではいかないがゲーミングマウスのなかでは小さい部類。

押し心地も軽めでいいんだけど、ボタンの遊びが人によっては気になるかも。

次は、丸みのある太い帯状のサイドボタン。

押し心地はメインボタンよりも柔らかいで、先端側はカチカチという高いクリック音が目立つ。

マウスホイールの表面には点字ブロックみたいな凹凸加工が施されていて、しっかりと指にひっかかる感じが好き。

回転音は弾くように回さないかぎりほぼ聞こえないぐらい静か。

チルトホイールには非対応だからFPSとか多ボタンを必要としないゲームには向いている感じ。

普段使いならマウスジェスチャーとの併用で全然快適に使える。

センサー

繰り返しになるけど、搭載しているセンサーはPixArt社のPMW3399とやや旧型。

センサー位置はフロント側から45ミリ、リア側から55ミリだから中央よりも10ミリほど先端側にオフセットされている。

Mouse Testerを使ってセンサー精度を検証した結果が下記。

(マウスパッドはVarmilo EC Mechanical Switch Mousepad XLを使用。)

マウスが移動しているときのポイントは波形に綺麗に沿ってるし、最高速地点に到達したときの傾向もほぼ同じ。

旧型とはいえ、激しいマウス操作を求められるFPSゲームでも問題なく通用する性能だ。

専用ソフトウェア

G-Wolvesは各マウスに専用のソフトウェアが用意してあって、DPIやポーリングレートとかの細かい設定を変更できる。

Hati-S Plus 4Kのソフトは下記の公式販売ページからダウンロード可能。

Hati-S Plus 4K 公式ページ

ソフト自体は最低限の機能がまとまってる感じで、良くいえば分かりやすく、悪くいえば簡素な作り。

具体的な機能は下記のとおり。

  • ボタン設定
  • ポーリングレート
  • デバウンス遅延
  • LoD
  • 直線補正機能
  • トラッキング同期
  • バッテリー状態
  • DPI設定

ポーリングレートからDPIまで結構細かく設定できるんだけど、ボタン設定はソフト側で用意してあるものしか選べないしマクロ機能にも対応していないのが残念。

とはいえ、マウスジェスチャーがあれば補完できる部分だからそこまでのデメリットでもない。

持ち方を選ばない万能軽量マウス

Soraを持ったときの違和感がどうしても慣れなかったから同等レベルに軽いマウスを探してて、今回は偶然Hati-S Plus 4Kを買ったんだけど結果的には大当たりだった。

microUSB端子とか残念な部分もないわけじゃないだけど、軽量マウスでかぶせ持ちを諦めていた人はこのフィット感をぜひ一度体験してみてほしい。

とりあえず普段使いはG502X、外出先ではPebble M350、ゲームをするときはHati-S Plusみたいな運用をしばらくする予定。

追記.推しマウスが変わりました

気が付けば、Hati-Sをメインマウスにしてから半年が経過。

この記事を執筆してからも新作のゲーミングマウスをたまに購入してるんだけど、推しマウスが変わりつつあるから下記にリンクを貼っておく。

Hati-Sに負けず劣らずの魅力的なマウスだから、ぜひともチェックしてほしい。

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