
安いけど高性能なスマホを探しているアナタに最適なスマホがようやく登場。
あのPixelシリーズからついに廉価モデルが発売されました。しかも、今回のPixel 6aにはProモデルにも搭載されているあのGoogle Tensorが標準装備。
それなのにお値段は5万円ちょっと。というわけで、今回はそんなコスパ抜群のPixel 6aをレビューしていきます。
本記事の目次(タップでジャンプ)
Google Pixel 6aの特徴

今回発売されたPixel 6aの特徴をまとめると下記。
- 6.1インチ有機ELディスプレイ(60Hz駆動)
- Google Tensor
- デュアルカメラ(広角、超広角)
- デュアルSIM対応(nanoSIM、eSIM)
- おサイフ対応
- IP68防水防塵
- 音声文字起こし機能
- リアルタイム翻訳機能
- 定価53,900円~
繰り返しになりますが、Pixel 6a最大の強みは5万円でハイエンドクラスの処理能力を搭載しているところ。処理能力だけならコスパが崩壊しているスマホです。
大型スマホに慣れた人はちょっと物足りないかもしれませんが、重量サイズともに軽量コンパクトになっているので持ち運びしやすくい端末に変更。手が大きくない人でも扱いやすいのは嬉しいポイントです。
また、音声文字起こし機能やリアルタイム翻訳もちゃんと備わっているのは有能。
Google Pixel 6aの詳細なスペック

Pixel 6aの詳細なスペックが下記。参考に上位グレードのGoogle Pixel 6Proと比較していきます。
| Google Pixel 6a | Google Pixel 6Pro | |
| CPU | Google Tensor | Google Tensor |
| メモリ | 6GB | 12GB |
| ストレージ | 128GB | 128/256GB |
| ディスプレイ | 6.1インチ(60Hz有機EL) | 6.7インチ(120Hz有機EL) |
| 解像度 | FHD+(2,400 x 1,080) | QHD+(3,120 x 1,440) |
| カメラ | 広角カメラ(12MP) 超広角カメラ(12MP) フロントカメラ(8MP) | 広角カメラ(50MP) 超広角カメラ(12MP) 望遠カメラ(48MP) フロントカメラ(11MP) |
| バッテリー・充電 | 4,410mAh(18W) | 5,003mAh(30W) |
| 認証 | 指紋認証 | 指紋認証 |
| SIMスロット | nanoSIM | nanoSIM |
| eSIM | 〇 | 〇 |
| おサイフ | 〇 | 〇 |
| ワイヤレス充電 | ✕ | 〇 |
| 防水・防塵 | IP67 | IP68 |
| サイズ | 152.2×71.8×8.9 mm | 163.9×75.9×8.9 mm |
| 重量 | 178g | 210g |
| 価格 | 53,900円~ | 99,800円 |
Proモデルとの決定的な違いはメモリ容量、ディスプレイ、望遠カメラの有無、無線充電となります。
最高グレードと比較すると流石に見劣りしてしまいますが、重量は40グラムほど軽くて、なにより価格の安さが魅力。写真はたまに撮影するぐらい、有線充電派の人にとって文句なしの性能を持つスマホです。
Google Tensor

Pixel 6aはGoogle初の独自CPUであるGoogle Tensorとメモリ6ギガを搭載。
基本的な処理能力はProモデルと遜色がなく、AnTuTu Benchmarkスコアは約75万点。Geekbench5ではシングル1,001点、マルチ2,455点という結果。僕が過去に計測したスマホとAnTuTu Benchmarkスコアを比較するとこんなかんじです。
- POCO F4 GT(Snapdragon 8Gen1):988,836
- Google Pixel 6a(Google Tensor):746,562
- Xperia 10Ⅳ(Snapdragon 695 5G):392,567
- OPPO Reno7 A(Snapdragon 695 5G):380,669
- Redmi Note 11 Pro 5G(Snapdragon 695 5G):364,419
- Redmi Note 10 Pro(Snapdragon732G):339,728
- Redmi Note 11(Snapdragon680):235,149
5万円でこの処理能力は圧巻の一言。この価格帯のAndroidスマホはSnapdragon 695 5G搭載機種が多いですが、AnTuTu Benchmarkスコアは高くても40万点。その差30万点以上。強すぎる。
ただし、ハイエンドCPUなだけあって発熱は強め。ベンチマークアプリ計測中に本体温度がどんどん上昇しました。高負荷状態での平均温度は40℃前後、最高で43℃付近になります。
また、連続でベンチマークを試すと2回目以降は著しくスコアが減少する傾向が見られました。とはいえ、それでも50万点は超えているので動作に不満を感じることはないでしょう。
4,410mAh/約14時間の電池持ち

バッテリー計測のためにいつも使っているアプリでは計測がうまく実行されなかったので、今回はYoutube動画を再生し続けて計測しました。
15時49分から21時49分まで動画を連続再生した後のバッテリー残量がそれぞれ下記。(測定条件:明るさ50%、音量50%、6時間連続再生)
- POCO F4 GT:48%
- Pixel 6a:62%

POCO F4 GTの場合、PC Mark for Andoridの計測結果は10時間18分でした。
このデータを使ってPixel 6aの電池持ちを計算すると、100%から20%になるまでの時間は13時間31分。僕が過去に計測したスマホと比較するとこんなかんじ。
- Xperia 10Ⅳ(60Hz):20時間52分
- Redmi Note 11(90Hz):18時間7分
- OPPO Reno7 A(90Hz):15時間41分
- Pixel 6a(60Hz):13時間31分
- Redmi Note 11 Pro 5G(120Hz):12時間30分
- Redmi Note 10 Pro(120Hz):12時間5分
- POCO F4 GT(120Hz):10時間18分
廉価版のためバッテリー容量が少なくなっていますが、それでも丸一日は余裕で使うことができます。ハイエンドCPUとしてはだいぶ燃費がいい印象。
Google Pixel 6aは好みが分かれる外観

Pixel 6aは廉価モデルですが純粋なGoogle Pixelシリーズのためデザインはそのまま。
ただし、無印やProモデルの背面にはゴリラガラスが使われていましたが、Pixel 6aの背面は高温成形3D素材に変更されています。質感的にはガラスに寄せたプラスチックといった感じ。指紋が付きにくいコーティングがされているらしいですがベッタベタに残ります。

背面中央にはGマークが刻印。

Felicaのマークはありませんが、Gマークとカメラユニットの間に搭載されている様子。

背面上部にはPixel 6独特の帯状カメラユニット。これは賛否の分かれるデザインをしていますが、個人的には絶妙なダサさだと思います。カメラは左から広角、超広角という構成。

側面はPixel 6と同じテクスチャ加工が施された合金フレーム素材。形状は全体的に丸みを帯びているので手に持ったときも握りやすく、机の上に置いていても掴みやすい印象です。

インターフェースは上面左からノイズキャンセリングマイク。

下面は左からノイズキャンセリングマイク、USB Type-C端子、スピーカー。

右側面には電源ボタンと音量ボタン。

多くのAndroidスマホは音量ボタンが上、電源ボタンが下に配置されていますがGoogle Pixelシリーズは逆になっています。何度もボタンを押し間違えるので慣れが必要。これはちょっと気になります。

左側面にSIMスロットを搭載。

Pixel 6aはeSIMとのデュアルSIM仕様のため、SIMスロットはnanoSIMのシングル仕様。microSDカードには非対応となっています。

正面は6.1インチの60Hz有機ELディスプレイ。画面に使われている強化ガラスはゴリラガラス3のため、最新のゴリラガラスVictusに比べると耐久性が劣ります。低価格化のためには致し方ないポイント。

Pixel 6aは指紋センサーがディスプレイ内蔵。側面指紋センサーと違って、机の上でもロック解除できるのはメリットです。

ディスプレイ上部には受話口兼フロントスピーカー、パンチホールフロントカメラを搭載。

デュアルスピーカーなので音質はそこそこ。5万円という価格なら十分に感じます。

サイズ感を比較したのがこれ。左から6.0インチXperia 10Ⅳ、6.1インチPixel 6a、6.67インチPOCO F4 GT。

横幅はXperia 10Ⅳよりも長く、POCO F4 GTよりベゼル3つ分短い感じです。

ディスプレイの色味はデフォルトで褐色に設定されていて、基本色にしても暖色気味に感じます。といっても、慣れてしまえば気にならなくなる程度なので十分綺麗なディスプレイです。

重量は約170グラム。本体材質やバッテリー容量を変更したことで無印モデルよりも軽量。

Google Pixel 6aのゲーム性能

上でも書いたように、Pixel 6aの処理能力はベンチマークアプで計測したところ約75万点。熱を持つことでスコアは低下しますが、処理速度に影響にするような感じでもありません。
ここからはPixel 6aで人気のスマホゲームを実際にプレイしてみて動作の確認をしていきます。
今回プレイしたゲームは下記のとおり。
- どうぶつの森ポケット
- ポケモンユナイト
- ウマ娘
- 荒野行動
- 原神
また、検証した動作は下記の5段階で評価していきます。
- ストレスなく快適に遊べる
- 快適に遊べる
- 普通に遊べる
- それなりに遊べる
- 動作が重くて遊ぶのは厳しい
それでは、Pixel 6aでプレイしたゲームの動作結果をチェックしましょう。
どうぶつの森ポケット

Pixel 6aでどうぶつの森ポケットの動作を試したところ、結果は『ストレスなく快適に遊べる』ことが分かりました。
全動作を試して問題なく遊ぶことができました。どうぶつの森ポケットは軽めの3DゲームなのでGoogle Tensorの敵ではありません。
ポケモンユナイト

Pixel 6aでポケモンユナイトの動作を試したところ、結果は『ストレスなく快適に遊べる』ことが分かりました。
マッチング、ポケモンの移動、スキル発動などの動作はどれも問題がありませんでした。30分程度プレイしましたがプレイ途中で重くなることなどの現象もなかったので十分楽しめると思います。
ウマ娘

Pixel 6aでウマ娘の動作を試したところ、結果は『ストレスなく快適に遊べる』ことが分かりました。
アプリは問題なく起動。練習メニュー、レースシーン、ライブシーンでも動作遅延を感じることなく遊ぶことが可能。長時間遊んでいると発熱を感じますが、プレイに支障が出ることはありません。
一部のミドルレンジスマホではガチャ画面でアプリが落ちる現象を確認していますが、Pixel 6aでは特に問題はありませんでした。
荒野行動

Pixel 6aで荒野行動の動作を試したところ、結果は『快適に遊べる』ことが分かりました。
移動、銃撃戦、武器交換、視点切替、クインテッドプレイ、全動作でカクつきを感じることなくプレイすることができます。
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画質レベルはHD、遠距離描写は最高、フレーム数120の高負荷設定でもアプリ落ちなどは発生しませんでした。ただし、長時間プレイすると発熱を感じます。
原神

Pixel 6aで原神の動作を試したところ、結果は『快適に遊べる』ことが分かりました。
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デフォルトの設定は画質「中」、フレームレート「30」。画質設定「最高」、フレームレート「60」でも全然遊ぶことができる印象。ただし、長時間プレイすると本体が爆熱状態になってやや重く感じることもありました。
画質設定をカスタマイズすることで快適に遊ぶことができるでしょう。
Google Pixel 6aのカメラ性能

ここからはPixel 6aのカメラ画質をチェックしていきます。
結論から話をさせてもらうと、無印やProモデルの画質には及びませんが、スマホの画面で見比べても違いがほぼ分からないぐらい優秀なカメラになっています。
Pixel 6aのカメラ構成は下記の通り。
- 1,200万画素 広角カメラ(1/2.5型センサー)
- 1,200万画素 超広角カメラ(1/2.5型センサー)
画質はPOCO F4 GTと比較。カメラアプリはプリインストールしているもので、AI補正オンのオート撮影でJPEG撮って出し。夜景はどちらもナイトモードを使用。
標準カメラ比較
まずは標準カメラで撮影した写真を比較していきます。
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色補正はほぼ同じでPOCO F4 GTの方が明るい印象。POCO F4 GTは若々しく、Pixel 6aは見たままの印象の写真に仕上げてくれます。ただし、Pixel 6aはやや画角が狭い。
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この写真でも似た傾向。自然な色味のPixel 6aに対して、POCO F4 GTは建物に青色が着色されているのが気になります。
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明暗さが激しい環境での撮影。どちらも白飛びせずに空の青さをしっかり捉えることができています。Pixel 6aは暗めの印象だけど実際の明るさもこれぐらい。また、この写真ではPixel 6aの方が空の青さがちょっとだけ濃い気がします。
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こうして見ると、POCO F4 GTの写真は違和感を感じます。Pixel 6aは不自然にならない程度の色補正なのが好印象。コントラスト高めシャープ強めが好きな人はPOCO F4 GT、見たままを綺麗に切り取りたい人はPixel 6a。
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夜景撮影。正直これが5万円なのかというレベルの美しさ。露出はどちらも完璧だけど、Pixel 6aの方がより細部が鮮明な印象。POCO F4 GTはノイズ処理が関係しているのかのっぺりとしています。
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Pixel 6aは照明のゴーストやフレアが目立ちます。これは無印やProモデルでも同じ傾向なのでPixelシリーズの課題。光量が多いLED看板は白飛びするかもしれません。
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超低照度環境での撮影。好みが分かれるかもしれないけど、個人的にはPixel 6aの完全勝利。フレアは少し気になりますが、超暗いとこでも明るくノイズも少ない写真にしてくれます。
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Pixel 6aは無印やProモデルとは違ってセンサーサイズが小型化していますが、ソフトウェアの完成度が高いからこのレベルの写真が撮影できます。ただし、夜間はちょっと手ブレしやすいのに注意。
超広角カメラ
続いて、超広角カメラの比較をしていきます。
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超広角カメラでも色合いなどの傾向は同じ。POCO F4 GTは映えるコントラスト高めの写真で、Pixel 6aはあくまで自然。画角もPOCO F4 GTのほうが広い。
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POCO F4 GTが四隅がやや流れているのに、Pixel 6aはしっかりと捉えることができている印象。ただ、左上の屋根にひび割れみたいな謎のノイズが発生しているのが気になります。
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Pixel 6aは明るい空に露出を合わせて、POCO F4 GTは暗い地面や建物の影に露出を合わせる傾向。
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超広角カメラはPixel 6aの方が鮮明。葉っぱや芝生が緑色で潰れることなく、細部のラインもしっかりと残っています。POCO F4 GTのスッキリとした色味が結構好きだから、どちらを取るか難しいところ。
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夜景になるとよりPixel 6aのカメラの良さが明確になります。POCO F4 GTは地面が黒潰れしているのに、Pixel 6aは広角カメラと変わらない画質。
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明るめの場所でもPixel 6aは建物のタイル1枚1枚がしっかり分かるぐらいに綺麗。
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超低照度撮影はやっぱりPixel 6aが強かったです。超広角カメラでも圧倒的に明るくて鮮明な写真にしてくれます。良い意味で実際の夜景と違いがありすぎ。フレアやゴーストは気になりますが、ここまでの画質で撮影できるなら全然我慢できるレベル。
また、今回比較に使ったPOCO F4 GTはハイコスパなゲーミングスマホです。気になる方は過去記事をチェックして下さい。
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【POCO F4 GT レビュー】価格重視のゲーミングスマホ【価格・メリット・デメリットを解説】
続きを見る
Google Pixel 6aの動画撮影は手ブレ良し、ノイズ多め
Pixel 6aで撮影できる動画設定は下記。
| 8K撮影 | ✕ |
| 4K撮影 | 30/60fps対応 |
| 1080p撮影 | 30/60fps対応 |
| 720p撮影 | 30fps |
| スローモーション撮影 | 対応 |
Pixel 6aは最大で4K/60fpsの動画撮影が可能。手振れ補正は思っていた以上に優秀で、歩行ブレはほとんど気にならないと思います。
しかし、カメラを振るとフリッカーのようなノイズが発生しやすく映像にチラつきを感じました。また、夜景撮影でははISO感度を上げ過ぎてノイズが目立つようになるので画質には期待ができません。
動画性能については写真と違って価格相応という印象。
Google Pixel 6aのカメラ評価

まとめると、Pixel 6aのカメラは廉価モデルとは思えない性能を持っています。昼間は自然な色味のまま綺麗に仕上げくれるし、なにより低照度環境でもハイレベルの写真を撮影することができるのはが強味。
気になるところを挙げるなら、画角が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが逆にそれぐらいしかありません。望遠カメラも5万円という価格のためなら仕方がないと納得。
写真だけならPixel 6a、動画も撮影したいなら無印モデル以上って線引きでいいんじゃないでしょうか。
Google Pixel 6aのメリット

Pixel 6aを実際に触ってみて感じたメリットをまとめてみると下記になります。
● どんな3Dゲームも遊べる処理能力。これで無理なら諦めて。
● 軽くて持ちやすいボディ。普段使いに最適。
● 真っ暗なところでも明るい写真が撮影できるカメラ。
● ディスプレイ内蔵型の指紋認証。机に置いたままロック解除できちゃいます。
● おサイフ対応。この1台あれば現金はもういらない。
● eSIMとの併用でデュアルSIM対応。プライベートと仕事で電話番号を別管理。
● 音声文字起こし機能。ボイスレコーダーとして仕事で使えちゃう。
● 定価が安すぎる5万円台。Android最強コスパスマホはこれ。
ここからいくつかのポイントをピックアップして紹介していきます。
どんな3Dゲームも遊べる処理能力。これで無理なら諦めて。

Pixel 6aはハイエンドクラスCPUの「Google Tensor」を搭載しているので、ブラウジングやゲームに関わらずサクサクの動作を楽しむことができます。
本体温度が上昇すると処理能力に制限がかかるようですが、重たい3Dゲームをしなければそこまで気になりませんし、発熱しても極端にパフォーマンスが落ちるわけでもないので問題なし。
Snapdragon 8Gen1には及びませんが、普段使いで困ることはないはずです。
真っ暗なところでも明るい写真が撮影できるカメラ。

Pixel 6aは大型イメージセンサーから従来の1/2.5型センサーにダウングレードされましたが、暗所でも明るく綺麗な写真が撮影できます。正直、カメラ性能には期待していなかったのでこれは意外。
さすがに最高ランクの画質とは言えませんが、同価格帯にPixel 6aの敵はいないでしょう。完全無双状態。

一方で、動画性能は価格なりって感じです。カメラを振ったときにノイズが発生しやすく、手ブレ補正はそこそこ見れるぐらいの効き。動画を撮影したい人は無印モデルを選ぶべきでしょう。
音声文字起こし機能。ボイスレコーダーとして仕事で使えちゃう。

これがPixel 6が発売されたときからこれは一度使ってみたかった機能で、実際に使ってみるとこれが予想以上に使いやすくて便利。
文字起こしアプリは他にも色々とリリースされていますが、どれも音声認識が甘くて文字起こしせず録音しかできてない場合がほとんど。しかし、Pixel 6aは違う。一言一句の漏れを許さず、文字変換の精度も高い。
Pixel 6aがあればボイスレコーダーみたいな音しか取れないデバイスはもう必要ありません。会議の議事録作成もこれ1台でほぼ完結できるので仕事効率の爆上がり間違いなし。
Google Pixel 6aのデメリット
一方で、Pixel 6aを実際に触ってみて感じたデメリットをまとめてみると下記になります。
● インターフェースが微妙。電源ボタンの配置が気になる。
● ピュアAndroidが使いづらい。設定画面のアクセスが悪い。
● 指紋認証の速度が遅い。GalaxyやOPPOの精度には及ばず。
● 夜間の動画撮影は不向き。ノイズが目立ちすぎな印象。
● 無線充電やmicroSDに非対応。容量不足が懸念。
● 充電速度が遅い。最大18Wはちょっと力不足。
ここからいくつかのポイントをピックアップして紹介していきます。
インターフェースが微妙。電源ボタンの配置が気になる。

些細な話かもしれませんが、個人的には電源ボタンと音量ボタンがやっぱり気になります。
数日使っていますが、スリープ状態にするために中指を伸ばさないといけないが手間。操作する頻度を考えれば、押しやすい位置にどちらのボタンを配置するべきかは明確だと思います。
Googleさん、Pixel 7のハードウェアはここだけでもいいから改善して欲しい。それぐらい嫌。
ピュアAndroidが使いづらい。設定画面のアクセスが悪い。

各所で言われていますが、Pixelシリーズは真っ新なAndroidスマホだからOSが非常にシンプルです。
それゆえに使いづらいというのが正直な感想。Pixel 6aはプルダウンメニーの項目が少ないし、明るさ調整バーや設定ボタンを表示させるために2回スライドさせないといけません。
また、XiaomiやOPPOは左側でスライドすると通知メニュー、右側でスライドするとiPhoneに似たコントロールセンターを開くことができて操作性が抜群。これに慣れているとAndroid12が微妙に感じます。
指紋認証の速度が遅い。GalaxyやOPPOの精度には及ばず。

ディスプレイ内指紋センサーは便利ですが、Pixel 6aの認証速度は他のAndroidと比べてもだいぶ遅い印象。
GalaxyやOPPOのスマホは画面に軽く触れるだけでもロック解除できますが、Pixel 6aの場合は1秒ぐらい押し続けないと解除されません。また、保護フィルムを貼り付けると精度もイマイチになる様子。
無印やProモデルの発売後、クレームが殺到していたので改善を期待していましたが残念ながら兆しは見られませんでした。Pixel 7で爆速化もしくは顔認証と併用できるようにして欲しいところ。
Google Pixel 6aのレビューまとめ

Pixel 6aの登場で今までのミドルレンジは立場を失うことになるでしょう。ハイエンドクラスの処理能力、暗所でも使えるカメラ、文字起こしなどの付加価値が揃ってお値段なんと5万円台。
また、デュアルSIMで電話番号を2つ管理できるし、バッテリー持ちも悪くなく、おサイフケータイやIP67防水防塵にも対応しています。

特に拘りがないならiPhone SEよりも断然Pixel 6aがおすすめ。そう断言できるくらいコスパが高いです。
廉価モデルなのでリフレッシュレート60Hzや18W充電など削られた機能もありますが、普段使いに必要なものはすべて揃っています。望遠カメラや無線充電が欲しいという人は上位グレードを選びましょう。
いずれにしても迷っているなら買ってしまっても大丈夫。Pixel 6aはアナタの期待に応えてくれるスマホです。気になる人は店頭で実際にPixel 6aに触れてみて下さい。
Google Pixel Buds A-Seriesが貰えた

Pixel 6aを購入したときに数量限定でGoogle純正のワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds A-Series」が貰えました。
ANCや無線充電にこそ対応していませんが、自然な音質と安定した着け心地が魅力のイヤホンです。
気になる方はレビュー記事を上げていますのでチェックして下さい。
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【Pixel Buds A-Seriesレビュー】音質やスペックを解説
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