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【花粉症】春に訪れる天敵【対策レビュー】

春といえば花粉、花粉のせいで嫌いになった季節が春。

というわけでそんな春がやってきた。僕は小学生の頃から慢性の鼻炎体質なんだけど、この時期は花粉症まで猛威を振るい始めるからマジで地獄。外出先にまでボックスティッシュを持ち運ぶ始末だ。

ただ、僕も今年で30回目の春を迎えるわけでこれまで色んな花粉症対策を試してきた。今回は実践してきた花粉症対策の所見を述べつつ、新たなチャレンジも試してきたからその知識を共有したい。

20年間の花粉症対策

まずは花粉症を自覚してからの20年間でやってきた花粉症対策について紹介する。とはいえ、たぶん花粉症の人はだいたい経験してることだから読み飛ばしてもらっても全然OK。

下記が僕の試してきた花粉症対策の一覧。

  • マスク
  • 鼻うがい
  • IHADA アレルスクリーン
  • 内服薬および外服薬
  • レーザー治療
  • ノイロトロピン注射

マスク

まず候補に挙がるのが安くてどこでも手に入るマスク。

たしかにフィルター代わりにすることで花粉の吸入量は3分の1ぐらいまで減少するらしいんだけど、結局ゼロにはならないから発症するときはする。

付ければちょっと症状が軽くなるかもねぐらいの感じがちょうどよくて、花粉に特化してますみたいな割高マスクは買わなくていい。絶対に。

鼻うがい

花粉が付着するなら洗い流せばいいじゃないってことで古来より伝わる鼻うがい。

市販の洗浄グッズで誰でも簡単に始められるところは良いんだけど、絵面のインパクトが凄すぎて自分の部屋以外でできないのが最大の課題。

しかも鼻うがいをしたところで得られる効果はちょっとスッキリするだけ。鼻水が止まるわけじゃないし持続性も皆無だからこの対策はあんまりオススメしない。

IHADA アレルスクリーン

「花粉症 対策」で調べると結構人気なのがIHADAのアレルスクリーン。

発想としては花粉とかやウイルスみたいな微粒子を引き寄せる静電気を抑えようって技術らしくて一応特許も取ってるんだ。口コミでは一定の効果を感じてる人が多いみたいで僕もその一人。IHADAを使い始めてから鼻のムズムズ回数が減った。

とはいえ、本当にコレのおかげなのか真偽は不明。ないよりはマシって認識で今も使ってる。

内服薬および外服薬

言わずと知れた花粉諸の超ド定番対策。

耳鼻科に行ったらとりあえずコレやっとけって感じで処方された薬を飲み続けて辛い春を乗り越えるのが毎年の恒例行事。

薬局で買えるアレジオンとかでもいいんだけど、基本的には安いし安全な処方薬がオススメ。

レーザー治療

数年前に鼻の粘膜をレーザーで焼いて粘膜自体の質を変える治療法を試してみたんだけど、僕には全然効果がなくて術後すぐに花粉症が再発した。

それに効果があったとしても1年後にはどうせ粘膜が復活するから毎年治療は受けないといけない。

1回の金額も高いし、根本的な解決にもならないから内服薬でいい気がする。

ノイロトロピン注射

去年試してみた花粉症対策がこれ。注射でアレルギー反応を抑制する方法なんだけど、明らかに鼻水の量とかが減ったからこれは悪くなかった。

保険適用で受けれるし内服薬とも併用可能。ただし欠点が1つ。

約2ヶ月間、1週間に1回注射を打たないといけなくて通院が面倒なんだ。あとこれもレーザー治療と同じで花粉シーズンの度に打たないといけないから今後も地獄は続く。

お手軽なのはIHADA、マスク、内服薬

というのが僕のこれまでやってきた花粉症対策の全てだけど、今のところはIHADA・マスク・内服薬の併用って答えに落ち着いている。

なぜなら全工程が1分で完結できるから。付けるだけ、飲むだけ、噴射するだけ。これに尽きる。

ノイロトロピン注射も効果としては悪くなかったんだけど、仕事終わりに通院するのがダル過ぎて結局はお手軽な方法に戻ってしまったという感じだ。

最後の砦、舌下免疫療法を試す

ただ、現状は症状を軽くしているだけで相変わらず花粉症に頭を悩ませていることそのものに変わりはない。春先に薬を処方してもらっては飲み続ける毎日がこれからも続く。

いや、もう少しなんとかできません?とは以前から思っていて、ついに今年から花粉症との闘いに終止符を打つ舌下免疫療法を受診することにした。

舌下免疫療法

初めて聞いたって人のために省略して説明すると、花粉症みたいなアレルギーの原因になる物質を普段から摂取して強い身体を作りましょうって治療法なんだ。

毒をもって毒を制すとはまさにこのこと。

舌下免疫療法はわりと最近始まった方法で、ずっと花粉症で悩んでいた人こそ知らないかもしれない。かくいう僕も職場の先輩から教えてもらうまで名前すら聞いたことがなかった。

舌下免疫療法のメリット

他の花粉症対策となにが違うんだいってところが気になると思うから、舌下免疫療法のメリットを紹介しておく。詳しくは下記のとおり。

  • 根本的な治療が期待できる
  • 自宅で治療薬を飲むだけ
  • 8割の人が症状改善
  • ダニアレルギーも治療できる
  • 医療費控除の対象

根本的な治療が期待できる

舌下免疫療法のメリットは花粉症対策のなかでも数少ない根本治療が期待できるところなんだ。

うまくいけば毎年注射を打ちにいかなくてもいいし、シーズン中に鼻炎の薬を飲み続けなくもよくなる。かもしれない。

効果そのものには個人差があるんだけど試してみる価値は十分あるはず。

自宅で治療薬を飲むだけ

それに治療方法が薬を舌下あたりで1分間溶かしてから飲みこむだけという超お手軽仕様。定期健診以外は自宅で完結できてししまうところも魅力のひとつだったりする。

ほぼ同じような治療法で皮下免疫療法っていうのもあるんだけど、これは注射を毎週打たないといけないのがネックだったんだ。そう思うと医学の進歩には感謝しかない。

8割の人が症状改善

ただ、舌下免疫療法で花粉症が完治する割合は全体の2割程度ぐらいと思ったよりも低い。まあ試した人全員が治ってるならもっと有名になってるはずだから妥当な数字。

つまり過度の期待は禁物ということだけは覚えておいて欲しい。

とはいえ、完治まではいかずとも6割以上の人は症状が改善されるらしいから、ほとんどの人は今よりも花粉症が楽になるはずだ。賭けとしてもそんなに悪くない。

ダニ(ハウスダスト)アレルギーも治療できる

あとダニ(ハウスダスト)が原因の鼻炎持ちでもこの治療法が使えるんだ。

しかも両方の治療薬を同時服用してもOK。ただし治療の開始時期はずらさないといけないから注意。

医療費控除の対象

そして舌下免疫療法は医療費控除の対象になるから、ちょっとした節税効果もあったりする。

ただし、これだけでは医療費控除の一定額を超えないから、医療費控除を活用するならレーシックや歯列矯正など他の治療と合わせるのがオススメだ。

舌下免疫療法の相場については後述。

舌下免疫療法の欠点

舌下免疫療法はローリスクハイリターンな治療ではあるんだけど、治療期間が超ロングスパンになってしまうことが最大の欠点なんだ。

一般的な治療期間は3~5年

どうやら治療を始めてから効果を実感できるまで最短でも3年かかるのが一般的らしくて、最長で5年治療するのも珍しくないらしい。ちょっと長すぎ。

しかも治療薬の服用頻度は1日1回、月1回の定期受診も必須ときた。

覚悟と自己管理能力が試される

つまり舌下免疫療法は自宅でもできるお手軽さの代償に、3年間治療を続けるだけの覚悟と自己管理能力が求められるんだ。

まあ1日ぐらいサボっても別に問題はないんだろうけど、投薬を習慣付けるのが大変なのは事実。

サボり癖というバッドステータスを宿している僕としては先行きが不安でしかない。

対象アレルギーは2種類のみ

あと舌下免疫療法の対象になるアレルギーはスギ花粉とダニの2種類だけ。

他にも花粉症で有名なのがヒノキ、イネ、ブタクサとかがあるけど治療薬がまだ完成してないからこの方法は諦めて今までどおり内服薬に頼るしかない。残念。

舌下免疫療法の治療費は扱いづらい

メリットのところでもちょっと解説したけど、舌下免疫療法だけでは金額的に医療費控除を受けるのが難しいんだ。

じゃあ具体的な治療費がどれぐらいかというと下記のとおり。

  • 初回検査:約5,000円
  • 定期受診(1ヶ月):約1,000円
  • 薬代(1ヶ月):約2,000円
  • 年間費用:約36,000円

だいたいの相場がこれぐらい。僕がお世話になってる耳鼻科も同じくらいの金額だった。

それで肝心の医療費控除なんだけど医療費が年間10万円を超えてないとそもそも使えないから、舌下免疫療法だけじゃ金額が全然足らないんだ。

かといって、ただの医療費にするにはちょっと惜しい。できれば他の治療と併用するのがベスト。

今年から3年間の拷問が始まる

そんな感じで僕は今年から舌下免疫療法を試すことに決めた。とはいっても治療時期は花粉シーズンを避けたほうがいいらしくて6月頃から開始する予定。

これで花粉症の悩みから解放されるなら、僕もようやく春を好きになれるかもしれない。失った青春の香りをすこしでも取り戻せるかもしれないんだ。

はたして最低3年間の投薬地獄を送る価値があるのか。自分自身で確かめて結果報告します。

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