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【IIJmio編】端末割引だけじゃない【スマホプラン解説】

定価では絶対買わないと誓ったiPhone SEを安く手に入れたい。それだけの理由で契約したIIJmio。

これが実際使ってみるとahamoメインユーザーの僕からしてもそんなに悪くない。

ネットで名前だけは耳にするけど他の格安SIMとどこがどう違うんだいって人に向けて、今回はIIJmioのプラン内容や回線品質を解説していく。

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IIJmioのプラン料金

まずは肝心のプラン料金について。これが最も重要だし、なんだったらこれ以外に興味ないまである。

月間データ容量2GB4GB8GB15GB20GB
データ音声プラン850円990円1,500円1,800円2,000円
SMSプラン820円970円1,470円1,800円1,980円
データプラン740円900円1,400円1,730円1,950円
データeSIMプラン440円660円1,100円1,430円1,650円
追加データ料金220円/1GB(月間20GBまで追加可能)

IIJmioのデータ料金バランスは格安SIM全体だと中上級レベルといった感じ。

特にデータ専用のeSIMプランなら固定費をさらに下げられるから、通話はLINEだけだしSMSも使ったことがないって人には超向いてる。

あとは回線品質さえ満足できれば乗り換え先の筆頭候補にしても全然いい気がしてきた。

2023年4月から一部データ増量

じつは2023年4月から一部のプラン内容がいい方向に変更される予定があって詳しくは下記。

  • 4GBプラン⇒毎月のデータ容量が5GBに変更
  • 8GBプラン⇒毎月のデータ容量が10GBに変更

昨今のモバイルデータ使用量に合わせて、IIJmioは中容量データプランをちょっとだけ増量する方針に移った。ただし価格は据え置き。嬉しい。

対象のプランを今現在契約してる人も4月からは自動で切替わるから安心してほしい。

IIJmioの通信回線

プラン料金が他より安かったとしてもまともに使えないような回線なら意味がないってことで、IIJmio(ドコモ回線)の通信速度を実際に使って計測してみた。

IIJmioの回線についてまとめたのが下記のとおり。

回線品質ダウンロード速度アップロード速度Ping値
公称値1,288Mbps131Mbps-
実測値(00:00)58.3Mbps7.7Mbps41ms
実測値(06:00)40.1Mbps6.1Mbps41ms
実測値(12:00)19.5Mbps4.6Mbps42ms
実測値(18:00)68.3Mbps17.1Mbps41ms
制限速度(低速モード)0.25Mbps0.22Mbps45ms

キャリア本ブランドの回線品質と比較するとちょっとだけ低速だけどそんなに悪くない。実際使ってみても違いはあんまり感じれないと思う。

ただ、やっぱり回線が込み合う時間帯とかは速度低下が確認できた。

あと制限速度の状態だとブラウジングや動画再生は結構厳しい。

制限速度になる条件

ちなみにIIJmioで制限速度になる条件は下記のとおり。

  • 毎月のデータ容量を超過した場合。
  • 低速モードで3日間あたりのデータ使用量が366MBを超えた場合

IIJmioの音声サービス

次にスマホを携帯電話たらしめる通話に関してまとめたのが下記のとおり。

音声サービス料金
通常11円/30秒
ファミ割8.8円/30秒
通話定額5分+500円/月
通話定額10分+700円/月
通話かけ放題+1,400円/月
留守番電話330円/月
割込着信220円/月

通常の通話料金はキャリアと比較して半額ぐらいの価格設定。

オプションも5分無料とかけ放題だけじゃなく10分無料まで揃えてちょっとだけ割安。MVNOらしい差別化努力が随所で感じられる。

割引キャンペーンも実施中

IIJmioはデータ増量だけじゃなく音声オプションも割引キャンペーンを実施していて、現在の割引内容は下記のとおり。

 通常料金キャンペーン料金
通話定額5分+500円/月90円/月
通話定額10分+700円/月290円/月
通話かけ放題+1,400円/月990円/月
割引期間利用開始から6ヶ月
キャンペーン期間2023年3月1日~3月31日まで

キャンペーン期間中に通話オプションを申し込みだけで適用されるから新規MNPも関係なし。

仕事で長電話をする人はぜひお得なキャンペーンを活用してほしい。

IIJmioのSMSサービス

SMSサービスに関してまとめたのが下記のとおり。

ただ、SMSなんてワンタイムパスワードの受信以外にほぼ使ってないだろうから無視してもOK。

国内SMSサービス料金
受信無料
送信(1~70文字)3.3円
送信(71~134文字)6.6円
送信(135~201文字)9.9円
送信(202~268文字)13.2円
送信(269~335文字)16.5円
送信(336~402文字)19.8円
送信(403~469文字)23.1円
送信(470~536文字)26.4円
送信(537~603文字)29.7円
送信(604~670文字)33円

IIJmioはドコモかauの回線を選べられるんだけど、国内に向けて送信するならどちらも価格は同じ。

ただ、送信先が海外だとちょっと事情が異なって同じ文字数でもドコモ回線なら半額で送信することが可能。そんな需要はない気がするけどそれも考慮して回線を選んだほうがいい。かもしれない。

IIJmioの手数料

ガイドライン改正のおかげでMNP転出手数料とかはもう廃止になっているんだけど、他の各種手数料についてまとめたのが下記のとおり。

 料金
初期費用3,300円
SIMカード初期発行ドコモ回線:433円
au回線:447円
SIMカード再発行2,200円
eSIMプロファイル発行220円
eSIMプロファイル再発行220円
MNP転出無料

仕方がないとはいえ、初期費用やSIMカード手数料は大手キャリアの格安プランと違ってしっかり発生する。

再発行も意外とバカにならないからなるべくお世話にならないほうがいい。

タイミングがよければ初期費用割引

契約するタイミングがよければ初期費用が割引されるキャンペーンが開催されていて、

 通常料金キャンペーン料金
初期費用3,300円1,650円
キャンペーン期間2023年2月20日~3月31日まで

実質半額ぐらいになるから契約前にチェックするのをオススメする。

IIJmioの付加価値

MVNO各社は群雄割拠の格安SIM市場を生き抜くために色んな策を練っていてIIJmioの誇る付加価値は下記のとおり。

国際ローミング△(音声通話・SMSのみ。データ通信は非対応)
データ容量繰り越し
データ容量シェア
データ容量プレゼント
テザリング機能
5Gオプション△(5Gに切替可能、au回線は回数制限あり)
キャリアメール
支払い方法△(クレカ決済のみ)
低速通信モード〇(アプリで切替可能)
端末割引〇(MNP乗り換えで割引)

まずIIJmioはデータ容量繰り越しに対応しているのが嬉しいポイント。それにmioID(契約者)が同じなら余っているデータ容量を複数回線でシェア・プレゼントすることもできて、毎月のデータ利用量がギリギリってときに役立つかもしれない。

ただしキャリアメールにはもちろん非対応だし、海外でデータ通信が使えないのも難点。

そうなると渡航前にトラベルSIMを別途契約するか、現地でプリペイドSIMを購入しないといけないんだけど、どれも割高だから海外旅行によく行く人にIIJmioはあんまりオススメできない。

端末割引は格安SIMで最強

あとIIJmio最大のメリットであるMNP乗り換えを使った端末割引を忘れちゃいけない。

iPhone、Galaxy、Pixelの最新モデルこそ取り扱っていないものの、Nothing Phoneとかのミドルハイエンド機種をお得に購入できてしまうんだ。

OCNモバイルも端末割引で同じぐらい知名度があるんだけど最近は割引額・ラインアップともにIIJmioが優勢な印象。

サブ回線の第一候補

というのがIIJmioという格安SIM全体の解説になる。

ahamoをメインにしている僕からするとプラン料金の安さはたしかに魅力的で、月のデータ容量はそのまま固定費だけ削減できるし通常の回線品質もすごく悪いわけじゃない。

ただ、結局は細かいところが気になってahamo続投の結論に至った。

キャリアの格安プランが強敵

これはIIJmioだけじゃなくてMVNO全体の壁なんだけど、ahamoを始めとした各キャリアの格安プランの完成度が強すぎるんだ。

ahamoは5分通話無料が標準装備で海外データ通信にも対応してるし、povoはデータ料金のバランスが怪物レベル。LINEMOだって今や国民的アプリのLINEとPaypayを引き連れていて弱いわけがない。

そりゃあ数百円程度の価格差なら回線品質がいいキャリアの格安プランを選ぶ。

MVNOに残された戦場は低容量と独自路線

となると、MVNOはさらに価格の安い低容量プランか端末割引のような独自戦略が肝になる。

もし毎月のデータ利用量が10ギガ未満ならIIJmioは検討の余地あり。

一方でSNS全盛期を過ごす若者に手放しでオススメできるのは間違いなくahamo、povo、楽天UN-LIMITだから別記事を参考にしてほしい。これで自分にとって最適なプランに出会えれば幸い。

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